奮闘する元パ・リーガー2

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昨日、今日とオールスターゲームが行われていたのだが、私は、久々に元パ・リーガーのヤクルト選手について触れていきたいと思う。ちなみに2017年にも当時の元パ・リーガーについて触れる記事を書いている。今シーズンはその時以上に元パ・リーガーがヤクルトに在籍している。
過去記事はこちらから→「奮闘する元パ・リーガー達 | ヤクルトファンの日記 (ysfan-nikki.com)

以前の記事でも書いたのだが、「パ・リーガー」という言葉は、基本的には存在していないと思われる。関東を代表する漫才師の一組だった磁石がネタの小ボケで「セ・リーガー、パ・リーガー」というワードを使っていたのだが、そのワードが私の中でしっくり来たので「パ・リーガー」という言葉を使わせてもらっている。それでは、今現在ヤクルトに在籍している「元パ・リーガー」について触れていきたい。

投手

高梨 裕稔 元日本ハム トレードによりヤクルトに移籍
・過去記事→秋吉、谷内⇔高梨、太田のトレード成立 | ヤクルトファンの日記 (ysfan-nikki.com)
・2019年シーズンからヤクルトに在籍する高梨については、私は、どちらかというと辛口で記事を書くことが多かったように記憶している。どうしてもコントロールにバラつきがあるため、安定して活躍をすることが出来ないイメージがある。それでもリーグ優勝を果たした2021年、22年シーズンは、先発として貴重な勝ち星を上げてくれている。ストレート、縦のカーブ、フォークを軸にした投球スタイルは、現代の野球界においては、貴重な存在になっている。一昔、二昔前のオールドタイプの本格派投手のようなスタイルである。ベテランになってもそれ程、大きく投球スタイルを変えずに、ここまで投げ続けていることは、興味深い。昨シーズン、今シーズンと中々結果が残せず、今シーズンは未だ1軍で登板出来ていないのだが、ここから巻き返すことは出来るのだろうか?

山本 大貴 元ロッテ トレードによりヤクルトに移籍
・過去記事→「坂本光士郎⇔山本大貴 | ヤクルトファンの日記 (ysfan-nikki.com)
・山本は、ヤクルトに移籍して以降、ストレートの威力が増し、それに伴い、ツーシームとスライダーのキレも良くなり、今やヤクルトリリーフ陣に欠かせない存在になっている。ここまでリリーバーとしての能力を開花させるとは思わなかった。トレードで獲得した当時は、その手元を隠すような投球フォームもあり、のらりくらりと試合を作る先発投手としても面白いかな?などと思ったのだが、今の山本の姿は、リリーバーそのものの姿である。すでに首脳陣とファンからの信頼を勝ち取っている。

小澤 怜史 元ソフトバンク ソフトバンクを戦力外となりヤクルトに移籍
・過去記事→「近藤弘樹、小澤怜史と育成契約 | ヤクルトファンの日記 (ysfan-nikki.com)」、「小澤怜史と支配下契約 | ヤクルトファンの日記 (ysfan-nikki.com)
・日大三島高校時代から下半身を中心に身体が出来上がっており、パワータイプの投手として期待されていたのだが、ソフトバンクではほぼ結果を残すことが出来ず、育成枠でヤクルトに移籍してきた経緯がある。その後フォームを大きく改造し、今現在のサイドスローになってから支配下契約を勝ち取り、先発にリリーフにとヤクルト投手陣の便利屋として結果を残してくれている。ソフトバンクにドラフト指名された直後のことを考えると、サイドスローに転向して活躍するとは思ってもみなかったのだが、小澤自身、自分の投球と向き合いながら今のフォームを習得したのだろう。サイドスローから投げ込まれるフォークは、打者からすると厄介な球種なのではないだろうか?

嘉弥真 新也 元ソフトバンク ソフトバンクを戦力外となりヤクルトに移籍
・過去記事→「嘉弥真新也、増田珠を獲得 | ヤクルトファンの日記 (ysfan-nikki.com)
・ソフトバンクの「左殺し」の職人が、昨シーズン後に戦力外となり、ヤクルトに移籍してきたのだが、今の所結果を残せていない。ボールのキレ、コントロールともに、全盛期の状態からは、まだ遠いのかもしれない。左バッターが分かっていても打てないスライダーが嘉弥真の一番の武器だと思うのだが、まだ左打者が嫌がるボールが投げられていない。もう一度輝きを取り戻すことが出来るだろうか?

長谷川 宙輝 元ソフトバンク ソフトバンクを自由契約となりヤクルトに移籍
・過去記事→「長谷川宙輝を獲得 | ヤクルトファンの日記 (ysfan-nikki.com)
・元パ・リーガーかと言うと、ソフトバンク時代は、3年間ずっと育成契約だったため、正式にはパ・リーガーとは言えないのかもしれないが、そんな長谷川をヤクルトは、2019年シーズンオフに支配下契約で獲得している。高津監督の秘蔵っ子と言えば高橋奎二の名前が挙がると思うのだが、この長谷川も高津監督の秘蔵っ子の一人なのかもしれない。2020年シーズンは、開幕戦からリリーフとしてマウンドに上がり、一番の武器であるストレートを軸にした投球で相手打者に立ち向かってみせた。左右の違いはあるのだが、我武者羅に腕を振る姿は、若き日の五十嵐亮太を彷彿とさせた。
その後怪我に苦しみ、投げられない期間も長かったのだが、今シーズンは、厳しい場面も任されるようになり、2020年に比べて大人びた投球も披露してくれた。今現在2軍に落ちているのだが、結果を残せば、再度1軍に戻って来れるはずである。

宮川 哲 元西武 トレードによりヤクルトに移籍
・過去記事→「元山飛優⇔宮川哲 | ヤクルトファンの日記 (ysfan-nikki.com)
・19年の西武ドラ1である。基本的にはパワータイプなのだが、特徴的なカーブが印象的な投手である。トレード直後は、チームとしては、先発としての起用も考えているとの報道もあったのだが、今の所リリーフとして起用されている。まだ1軍で結果を残せていないのだが、元々の実力は、こんなものではないはずである。個人的には、パワータイプのリリーバーとしてチームに欠かせない存在になってもらいたいと思っている。

今野 龍太 元楽天 楽天を戦力外となりヤクルトに移籍
・過去記事→「今野龍太を獲得 | ヤクルトファンの日記 (ysfan-nikki.com)
・私は、楽天にドラフトで指名された時から、今野のことは気になっていた。浮き上がるような球質のストレートがとにかく気になる球種だった。そんな今野は、ヤクルト移籍後、その実力が開花した。21年シーズン、22年シーズンのリリーフとしての活躍ぶりは素晴らしいものがあった。当時に比べるとストレートの質が落ちていると思うのだが、それでも投手としての総合力も高い投手であるため、もう一度1軍で結果を残せるだけのものは、持っていると思う。足掻いてもらいたい。

近藤 弘樹 元楽天 楽天を戦力外となりヤクルトに移籍
・過去記事→「近藤弘樹と支配下契約 | ヤクルトファンの日記 (ysfan-nikki.com)
・2021年の開幕前に支配下契約を勝ち取った近藤は、崖っぷちに追い込まれた男の強さを見せてくれた。ヤクルトでの登板は、21年シーズンの22試合だけなのだが、後先を気にせず、目一杯腕を振る姿が強烈な印象として残っている。右肩の故障で長期離脱となってしまっているが、21年シーズンの活躍は、リーグ優勝に大いに貢献してくれている。もしかすると伊藤智仁のルーキーイヤーに似たインパクトを残してくれたのかもしれない。何とか復活してもらいたいのだが、今シーズンもここまで2軍でも登板がままならない状況である。もう一度1軍の舞台に戻ってきてもらいたいのだが…。

野手

西川 遥輝 元日本ハム、楽天 楽天を戦力外となりヤクルトに移籍
・過去記事→「西川遥輝を獲得へ | ヤクルトファンの日記 (ysfan-nikki.com)
・西川に関しては、智辯和歌山高校時代から「陽」の雰囲気を持った選手である。「天才」、「スピードスター」という異名がピッタリである。ここ数年数字を落としてしまっていたことは、気になっていたのだが、ヤクルトでは、他の選手と併用という形ではあるのだが、存在感を示してくれている。打席での落ち着きは、経験値の高さを感じさせてくれるし、スピードもまだまだ高いレベルにある。すでにヤクルトに欠かせない選手になってくれている。

太田 賢吾 元日本ハム トレードによりヤクルトに移籍
・高梨と共にヤクルトに移籍してきた太田は、ヤクルトで試行錯誤を続けている。特に打撃面に関しては、打撃フォームを変えながら、自分のスタイルを掴もうとしているのだが、ここ数年結果を残せておらず、存在感が薄れている。移籍当初は守備面も評価されていたと思うのだが、ショート、サードで結果を残せず、後は、打撃で生き残りをかけるほかない状況である。とにかく今の太田には、打撃に活路を見出してもらいたい。

増田 珠 元ソフトバンク ソフトバンクを戦力外となりヤクルトへ移籍
・嘉弥真とともにソフトバンクを戦力外となり、ヤクルトに移籍してきたのだが、元気なキャラクターは、ヤクルトにピッタリである。横浜高校時代から「野球小僧」と表現したくなる大好きな選手だった。元々パンチ力のある打撃にも特徴があった選手である。もっともっと数字を残せる選手だと思っている。

三ツ俣 大樹 元オリックス 中日を戦力外となりヤクルトへ移籍
・過去記事→「三ツ俣大樹を獲得 | ヤクルトファンの日記 (ysfan-nikki.com)
・大きな活躍は出来ていないが、1軍、2軍問わずチームに必要な存在にはなっている。「西の山田、東の三ツ俣」と言わてることもあった修徳高校時代を思えば、多少寂しさも感じるのだが、堅実に守れて、真面目に野球に取り組める姿は、若手の見本になると思う。チームにとって必要な部分を埋める存在になってもらいたい。

中川 拓真 元オリックス 火の国サラマンダーズからヤクルトへ移籍
・過去記事→「中川拓真を支配下で獲得へ | ヤクルトファンの日記 (ysfan-nikki.com)
・まだNPBでの実績はないのだが、22歳という若さがある。私自身まだプレーしている姿を見ていないのだが、捕手として必要なスキルは兼ね備えているタイプだと見る。同学年の天才内山の背中を追いかけてもらいたい。今後が楽しみな選手である。

フェリペ 元オリックス 福島レッドホープスからヤクルトへ移籍
・過去記事→「木須フェリペと育成契約 | ヤクルトファンの日記 (ysfan-nikki.com)
・長谷川同様、パリーグで支配下契約を勝ち取っていないため、「元パ・リーガー」とは言えないのかもしれないが、ヤクルトで支配下契約を目指してもらいたい。2軍の補充的な意味合いも含めて獲得した選手という印象はあるのだが、それでも強い気持ちで下克上を狙ってもらいたい。任されたポジションで我武者羅にプレーしてもらいたい。

今現在14名の元パ・リーガーがヤクルトに在籍している(落としがあったらすみません。)。こういった選手を戦力に仕立て上げるのもヤクルトというチームの特徴なのかもしれない。




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コメント

  1. 超匿名 より:

     野村監督時代の吉井や田畑に始まり、ヤクルトの歴史においてパリーグ出身の選手が多く活躍していますね。移籍者が全員成功する訳ではありませんが、近年はパリーグ出身者が戦力化されるケースが多くなっていると感じます。

    • fiys より:

      超匿名さんへ

      現役ドラフトも始まったので、今後もパ・リーグから移籍して活躍する選手は出てきそうですよね。

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