小澤4被弾、塩見負傷交代

2023試合結果


ヤクルト3-9DeNA

小澤の5回8失点、塩見の負傷交代は想定外だった。今シーズンは、最後の最後まで苦しいシーズンになってしまうのだろうか?4連勝の後の4連敗ということで、中々浮上できない状況が続いている。

今日の小澤は、5回で121球を投げ、被安打11(被本塁打4)、無四球の8失点という数字が残った。初回~5回まで毎回失点してしまい、4本のホームランを浴びてしまった。先発に転向してからの小澤は、ここまで毎試合きっちり試合を作ってくれていたため、こういった打たれ方をしてしまうのは想定外である。初回は宮崎、2回は伊藤、3回は佐野、5回はソトにホームランを浴び、その他にも複数のタイムリーヒットを浴びてしまい、合計8失点という結果が残ってしまった。正直ハイライトと一球速報を追うだけでは、これまでの小澤と何が違っていたのか判別することは出来なかった。点の獲られ方という部分でも予想外だった。私が嫌うのは無駄な与四死球やエラーが絡んだ中でビッグイニングを作ってしまうことなのだが、今日は毎回DeNA打線に捉えられてしまった。小澤が浴びた4本のホームランの内、3本はソロホームランであり、個人的にはしっかり勝負した中での結果であれば、ある程度は仕方ないと割り切りやすい失点なのだが、これだけ打たれてしまうと当然擁護することは難しくなってしまう。無四球、6奪三振というスタッツも残っており、特別調子が悪かったようにも見えなかったし、いつも通り、内外角、緩急を使いながら投球出来ているように感じたのだが、多少ボールが甘くなった部分があったり、相手チームから研究されてしまった部分があっただろうか?次回の登板が小澤にとって大切な登板になりそうである。図らずも先発として121球という球数を投げることが出来たことがプラスに働くことを期待したい。

打線は、毎回小澤が失点を重ねてしまったことで、DeNA先発のバウアーの前に余裕を持って投げられてしまったのだが、初回の山田の3ベース、2回のサンタナ、オスナの連打を得点に結びつけられなかったのも痛かった。ここで1点でも得点することが出来ていれば、もう少し試合展開が変わった可能性もあるだろう。しかしその1点を与えなかったバウアーを褒めた方が良いのかもしれない。3回以降は、大怪我しない投球を披露し、ヤクルト打線がようやく得点を奪えたのは、0-8と大量リードされてからのことだった。7回には武岡にプロ初ホームランとなるソロホームランが飛び出すなど、多少なりとも見せ場も作ってくれたのだが、試合全体を見渡せば残念なゲームとなってしまった。
その中でも心配なのが、塩見の状態である。今シーズンは、怪我での離脱を繰り返していたのだが、7月末に復帰して以降、徐々に状態を上げてきており、先週は素晴らしいプレーを見せてくれていたのだが、今日のゲームでは、3回の第2打席でショートゴロを打ち、一塁へ走っている最中に腰を抑え、一塁上に座り込む形となってしまった。そのまま担架に座り込んで退場する形になってしまい、見た限りでは軽傷では済まない状況に映った。塩見はプロ入り直後からコンディション不良に苦しむ時期がたびたびある選手であり、そのこともあって、プロ3年目までは才能を開花させることが出来なかったという事実がある。21年シーズン、22年シーズンはレギュラーを掴み、リーグ優勝、日本一に貢献してくれたのだが、今シーズンは怪我での離脱が目立っている。まだ6年目の選手であるのだが、大学、社会人を経てプロ入りしているため、年齢的には山田の1つ下の30歳である。若手という年齢ではないため、腰の故障ということであればかなり心配である。腰痛と言えば、現在代打屋として働き場所を得た川端のことが頭をよぎってしまう。川端も本来であれば、不動のレギュラーとして活躍してもらいたかった30歳頃に腰痛で長期離脱を余儀なくされ、その後はスタメンでの出場が難しくなってしまった過去がある。塩見の場合は、川端以上に走塁面や守備面でチームに貢献できる選手だけにこれまで同様のプレーが出来る状況で戻ってきてもらいたいのだが、実際にはどうなるだろうか?とにかくまた躍動感のあるプレーを見られることを願いたい。




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コメント

  1. 超匿名 より:

     塩見の故障離脱の多さは頭の痛い問題ですね。運動量が多くて体の負担も大きい外野からのコンバートを視野に入れた方が良いのかもしれません。
     武岡の初アーチは飛距離に驚きました。

    • fiys より:

      超匿名さんへ

      塩見の怪我との闘いは今後も続きそうですよね。

      武岡のホームランは見事な一撃でしたよね。

  2. sabo より:

    塩見も30歳か。どれほどの怪我か心配ですね。今後に響くのか。
    山田と塩見のセンターラインのコンディションを常に気を付けながらというのは監督や編成も中々難しそうですね
    武岡のホームランは素晴らしいスイングスピードでした。武岡長岡がもっと打てるようになれば面白いんですけどね

    • fiys より:

      saboさんへ

      そうですね。センターラインに常にコンディション不良の不安が付きまとうというものは監督を始めとする首脳陣の悩みも深くなりそうですよね。

      長岡、武岡ともにもう少し打率を上げたいですよね。

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