巨人は強い。でも… そんな開幕戦

2025試合結果


ヤクルト5-6x巨人(延長10回)

本来であれば奥川が粘りの投球を披露したこと、打線が積極的なアプローチで戸郷を打ち崩したこと、高津監督の覚悟が伝わる采配、チームが同じ方向を向いて戦っていることが勝利に繋がったというブログ記事を書きたかったのだが、それは叶わなかった。
終わってみれば、巨人の強さを感じる開幕戦となってしまった。その反面、実力差があったとしても1試合単位であれば、十分戦えることも示してくれたと思っている。その「1試合単位」の戦いを繰り返していく他ないのではないだろうか?ヤクルトにとっては非常に厳しい開幕戦となってしまったのだが、それでも戦いは続いていく。前を向いて戦っていくしかないだろう。

今日の段階でのヤクルトと巨人の実力は明確に巨人に分があったと思っている。それだけに初回に重要になってくると思っていたのだが、その初回は西川、岩田、長岡と僅か6球で抑え込まれてしまった。その裏に奥川が若林、キャベッジに連打を浴び、0アウト2,3塁となった時点で、一方的な展開もあり得ると覚悟したのだが、ここから奥川が踏ん張ってみせた。続く、吉川、岡本、エルナンデスを何とか抑えきり、無失点で切り抜けると、2回も甲斐、門脇、戸郷という下位打線に3連打を浴び、1アウト満塁のピンチを招いてしまったのだが、ここも初回にヒットを浴びていた若林、キャベッジを抑え、巨人に得点は許さなかった。3回、4回は立ち直り、三者凡退で抑えると、味方打線が5回に4点を先制し、ゲームの主導権を握ってみせた。
ここからの奥川もヒットでランナーを許しながらも6回まで無失点で投げ抜いてみせた。6回で90球を投げ、被安打7、無四球の無失点という数字は、開幕投手として十分合格点を与えられるものである。
序盤のピンチを無失点で切り抜け、6回まで投げ切った所は、奥川の投手としてのセンスの高さを示していると思うし、昨シーズンに比べてストレートの球速も出ているように感じた。元々得意としていたスライダーも多用し、奥川らしい巧みなピッチングを見せてくれたのではないだろうか?そして何より高津監督が6回90球まで奥川に任せたことに驚いた。正直5回、6回は制球に多少の乱れもあり、奥川自身苦しい部分もあったと予想するのだが、高津監督は他の投手に任せることなく、6回までは開幕投手に抜擢した奥川に託す選択をした。奥川を「エース」として扱っていく覚悟を感じるような采配だった。

打線は4回まで巨人の開幕投手戸郷の前にパーフェクトに抑え込まれてしまった。今日の序盤戦の戸郷は投げミスがなく、中々捉えることが出来なかったのだが、それでもヤクルト打線は好球必打の積極性で戸郷と対峙し、5回に先頭のサンタナがチーム初ヒットで出塁したところから、一気に戸郷を崩してみせた。続くオスナが限りなくヒットに近い強烈な打球で岡本和のエラーを誘い、0アウト2,3塁のチャンスを作ると、今日6番セカンドでスタメンとなった赤羽がレフトへ先制タイムリーヒットを放ってみせた。キャンプ、オープン戦とアピールを続けてきた赤羽が首脳陣の期待に見事に応えてみせた。その後中村、西川にもタイムリーヒットが飛び出し、この回一挙に4点を奪い、戸郷をマウンドから下ろすことに成功した。抑え込まれてしまうと淡白に映る攻撃だったかもしれないが、おそらくチームとして積極的に打っていくことを徹底して巨人バッテリーにプレッシャーを掛けることに成功していたのではないだろうか?非常に良い攻撃を見ることが出来た。
5回にはサンタナに特大の一発も飛び出し、この時点で一旦は完全に流れを掴んだと思ったのだが…

5点のリードがあっても気が抜けないと思ってはいたのだが、7回を石山がきっちり無失点で切り抜けたこと、8回に山本がキャベッジに2ランホームランを浴びながらも、代わった木澤が坂本をダブルプレーに打ち取り、ピンチを凌いだことから、少しずつ勝利が近付いてきていると思っていた。
9回を任された田口に関しても昨シーズンの開幕戦に比べれば、しっかり調整が出来ている印象であり、巨人の打線も下位打線となっていたため、しっかり試合を締め括ってくれることを期待していた。甲斐のヒットはコースヒットという部分もあったし、門脇からしっかり三振を奪ってアウトを1つ取ったため、何とか残り2つのアウトを奪って欲しかったのだが、ここから巨人打線に掴まってしまった。代打長野にヒットを許し、ピンチが広がると若林にはライト前にタイムリーを浴び、2点差に迫られる。今日好調のキャベッジには死球を与えてしまい、ピンチが広がると、ここで吉川に2点タイムリーヒットを浴び、あっという間に同点に追い付かれてしまった。その後のピンチは何とか凌いだのだが、田口がしっかり打ち込まれてしまったショックは大きい。
開幕前に守護神候補のバウマンが故障で離脱してしまい、クローザー不在のままシーズン開幕を迎えてしまった。個人的には、今日のメンバーであれば9回は田口に任せたいと思っていたので、継投には何の文句もないのだが、田口の投球に躍動感がないことが気になった。まるで昨年の開幕戦を見ているような出来に感じた。明日以降も心配である。
そして10回を任された清水も若林にサヨナラタイムリーを浴びることになってしまった。若林に打たれてしまったボールに関しては、インローの良いコースに投げ込めていたと思うのだが、そのボールを左中間にきっちり運ばれてしまったことが気になった。田口にしろ清水にしろ昨シーズンよりはしっかり調整出来ているのでは?と思っていたのだが、その2人が打ち込まれてしまったことで、明日以降のリリーフ陣の起用法が更に難しくなった印象である。リリーバーが開幕直後に打たれてしまうと防御率も大きな数字となり、見栄えが悪くなる。プロ野球選手と言えども、メンタル的にも厳しい部分があるという話は聞いたことがある。田口や清水は実績があるだけに乗り越えてもらいたいのだが、開幕戦からいきなりチームの課題が浮き彫りになってしまった。

今日の開幕戦1試合を見ただけで、巨人の強さは感じることが出来た。試合展開的には一旦は完全にヤクルトペースになったのだが、それでも勝ち筋を探し出すことが出来るのが、今の巨人の強さである。ヤクルトに比べて勝ち筋の幅が広いということが言えるだろう。しかし、冒頭にも書いた通り、1試合単位であれば、今日のように十分勝機を見出せるのが野球というスポーツである。チームとして同じ方向を向いて試合に臨むということだけは忘れずに明日以降のゲームも戦ってもらいたい。ヤクルトの良さも感じることが出来るゲームであったことに違いはない。

P.S 5回のオスナの一塁強襲の打球は、ヒットに訂正されませんかね?それくらい強烈な打球だと感じたのですが…。私が記録員だったヒットにしますね。




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