ヤクルト1-2DeNA
今のヤクルトは強くない。チーム状態を冷静に考えれば弱いかもしれない。それでも勝てるゲームはある。おそらく今日はそういったゲーム展開だったと思う。しかし結果は負けである。これで4連敗ということで、流れ的にもよろしくない状況になっている。
今シーズンここまで勝ちには恵まれないものの安定して試合を作っている小澤は、今日もしっかり試合を作ってみせた。ボールのキレ、威力という部分でも今シーズンの中では、良い部類に入る投球内容だったのではないか?それだけに「終わってみれば。」という注釈は必要なのだが、4回に浴びた筒香の2ランホームランがもったいなかった。この回は、1アウトから佐野にヒットで出塁されてしまい、1アウト1塁という場面で筒香に打席に回ったのだが、カウント2-2からインコースに狙ったボールがシュート回転し、甘く入ってしまった。そのボールを筒香にきっちり捉えられてしまった。昔の言葉を使うといわゆる「ホームランボール」と言われてしまいそうな失投だった。今シーズンの小澤は、毎試合、5~6イニングを2失点以内で投げ続けており、先発投手としてある程度合格点を与えられるような投球を披露してくれているのだが、勝ち運に見放されており、今日も勝ち投手になれないどころか、負け投手となってしまった。防御率は2.77という数字が残っているのだが、勝敗という意味では、0勝5敗という数字が残ってしまっている。もちろん勝ち負けに関しては、運の要素もあるため、投手の実力を測る指標として最重要視する必要はないのだが、それでも先発投手は、自身の勝ち負けは気になるものだと思う。それだけに小澤には、白星を付けてもらいたい。5,6回で球数が100球近くなってしまうことは課題と言えば課題なのだが、私は、球数が増えてもアウトカウントを重ねること、失点を抑えることを考えて投げている小澤の投球を評価している。小澤が崩れてしまう前に何とか白星を付けてあげたいものである。先程も書いた通り、今日の筒香のホームランは「終わってみれば」失投だし、もったいなかったのだが、6イニング全体を見渡してみれば、決して悪い投球ではなかったと思う。
リリーフ陣も7回から田口ー丸山翔ー星と無失点で凌いでみせた。それだけに勝ちたいゲームだったのだが…
打線は、状態が心配された丸山和が1番センターで起用され、1番丸山、2番武岡、3番オスナ、4番村上、5番サンタナ、6番長岡、7番濱田、8番中村、9番小澤というオーダーとなった。DeNA先発のジャクソンは、パワータイプの先発投手であり、球速自体は、昨日先発のケイより速いのだが、決して難攻不落の印象はなく、今日もチャンス自体は作れていたのだが、そのチャンスを活かすことが出来なかった。
2回の0アウト2,3塁のチャンスでは、何とか長岡、濱田に先制打を打ってもらいたかったのだが、1点を奪うことも出来ず、7回の1アウト3塁のチャンスでも代打川端、山田というカードを切ったのだが、一本出すことが出来なかった。どちらの場面も最低でも1点は欲しい場面だったのだが、その最低の願いすら叶わなかった。4回は、相手のまずい守備も絡んで作ったチャンスでサンタナのセカンドゴロの間に1点を返したのだが、結局この1点のみに終わってしまった。
4連敗中の各試合の得点は、0点、2点、0点、1点となっている。もっと言えば、その前から得点力が低下しており、チーム全体として泥沼にハマりつつある。塩見が離脱し、山田もスタメンで出場できないような状態にある中で、高津監督をはじめとした首脳陣も試行錯誤している様子が伺えるのだが、攻撃パターンが確立できないだけに、1試合単位でもがき苦しんでしまっている。そしてそのもがきが結果に繋がっていないため、翌日以降のゲームにも響いてきてしまっている。今日はチャンスで一本出なかったということでシンプルに力負けにも映った。
どうすれば得点力がアップするか分からないのだが、開幕当初の積極的な走塁意識だけは忘れないで貰いたい。これだけ上手くいかないと、安全にプレーしたくなると思うのだが、こういう時だからこそ積極性を失わないでもらいたい。
P.S 丸山和の状態は心配ですね。先日の甲子園のゲームでのプレーは「危ない。」と感じるプレーだったのですが、今日のプレーに関しては、映像を見る限りでは、フェンスとの距離も確認しながら上手く処理したように見えたのだが、本人のイメージと少しズレがあったのか、予期せぬ形で頭を打ってしまったのかもしれない。場所が場所だけに心配である。
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コメント
小澤の勝敗の数字はちょっと気の毒になりますね。
接戦に競り負ける試合ばかりなのももどかしいです。
超匿名さんへ
そうですね。小澤の成績はちょっと気の毒に感じてしまいますよね。