拾えんなあ~

2024試合結果


ヤクルト1-2広島

今シーズンのヤクルトは、とにかく競り合いに弱い。今日も見方によっては、よく粘ってロースコアの展開に持ち込んだとも言えるのだが、こういったゲームの勝率が上がってこないため、「内容は悪くなかったのだが。」という見方が出来なくなっている。今日の敗戦で、今シーズンの19敗目を喫してしまったのだが、そのうちの10試合が1点差ゲームでの敗戦となっている。投手が踏ん張れば、打線が援護できず。打線が援護すれば、投手陣が粘り切れず。というゲームが非常に多い。ただでさえリリーフ陣を固定出来ずに戦っているというマイナス要素があるのだが、それにしても噛み合わない。勝ちを拾えないことが多く、ファンも思わず「拾えんなあ~。」と呟いてしまっているのではないだろうか?

先発の小澤は、5回0/3で90球を投げ、被安打9、無四球の2失点で負け投手となってしまった。これで今シーズンの勝敗は0勝4敗となってしまった。防御率は、2.73と中々良い数字が残っており、登板した6試合は、いずれのゲームでも5イニングもしくは6イニングを投げ、失点は2点以内に収めている。どうしても球数が多くなり、長いイニングを投げられないという課題は出てきているのだが、コンスタントに5イニング以上を投げ、球数も100球近く投げるゲームが続いている部分に小澤の先発投手としての成長を感じることが出来る。1つのアウトを取るのに多くの球数がかかってしまうことは、課題と言えば課題なのだが、個人的には、今の小澤の力の中で相手打線を抑えるために丁寧な投球を行っているという評価をしている。勝敗については、多少なりとも運の要素がある数字であるため、あまり気にしなくても良いと思っている。0勝4敗という数字は、小澤だけに責任を押し付ける数字ではないと思っている。おそらく全く同じ投球内容で、勝敗が4勝0敗だった場合は、ファンの評価も全く違うものになっているのではないだろうか?私自身は、今シーズンの小澤の丁寧で粘り強い投球を買っている。
今日に関しても、4回と6回に1点ずつ失ってしまったのだが、投球内容自体は悪くはなかったと思う。4回はサンタナの不味い守備も重ねって1点を失い、6回は4連打を浴び、1アウトも取ることが出来ず降板となってしまったのだが、6回の4連打は、広島打線に上手く繋がれてしまった印象である。それでも私は小澤に期待したい。これまでのようにQS近辺の数字を残していれば、いつか勝ちは付いてくるはずである。
リリーフ陣では、6回の0アウト満塁の場面で小澤の後を受けた、長谷川が中村健を三振、矢野をファーストゴロダブルプレーに抑え、わずか6球で0アウト満塁のピンチを脱してみせた。ここの所僅差のビハインドゲームで厳しい場面を任されているのだが、結果を出し始めている。右バッター、左バッター関係なくインコースを攻められるようになっていると感じる。元々制球にバラつきのあるタイプであり、満塁という場面での投入は躊躇してしまいそうなものなのだが、ここで起用されるということは、コントロールもだいぶ安定してきたことを示しているように感じる。結局長谷川は、7回も左打者3人を完璧に封じてみせた。変化球の精度が上がったことで投球の幅が広がったのは間違いないのではないだろうか?ナイスピッチングである。

そんな投手陣の粘りに応えたかった打線なのだが、今日は広島先発床田の前に抑え込まれてしまった。各球団のエース級との対戦では、中々得点を奪うことが出来ていない(投手陣が粘って、良い試合展開には持ち込めているのだが…)。
今日は、1番丸山、2番長岡、3番村上、4番サンタナ、5番オスナ、6番西川、7番中村、8番中村、9番小澤というオーダーになった。ここの所当たりが止まっている村上を3番に動かし、最も当たっているサンタナを4番で起用してきた。個人的には、村上は4番にどっしり座っていてほしいと思っているのだが、好調のサンタナの打撃を活かすという意図で村上を3番に置くことは悪くないと感じた。
しかし広島先発床田の前に5回まで散発3安打に封じられてしまい、チャンスらしいチャンスも作ることが出来なかった。6回にようやく長岡のヒットと村上、オスナの四球で2アウト満塁のチャンスを作り、西川がセンターやや左中間寄りにライナーを飛ばしたのだが、センター秋山の好守に阻まれてしまった。少ないチャンスを活かしたかったのだが、ここは相手の守備に上回れてしまった。7回に伏兵武岡にソロホームランを放ち、1点差に詰め寄ったのだが、反撃もここまでだった。
武岡のホームランに関しては、床田のインコースよりのカットボールを反応で捉えた見事な一打だったのだが、そのホームラン以外で得点を重ねられなかった所が今のチームの課題ということになるだろうか?
そして明日はどんなオーダーを組んでくるだろうか?

今シーズンのヤクルトはとにかく競り合いでの勝率が低すぎる。折角良い展開に持ち込めているのだが、どうしても勝利に繋がらないゲームが増えている。そうなると悪循環にはまってしまうため、何とか早めにこの悪循環を断ち切りたい所である。

P.S 今日は小澤ー長谷川というソフトバンクの育成から移籍してきた投手のリレーを見ることが出来た。これだけの実力がありながら支配下契約を勝ち取れなかったということは、やはりソフトバンクが選手層の厚いチームであることを示している。




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