村上の先制2ランで流れを掴む。高津監督通算200勝達成!

2023試合結果


ヤクルト6-3DeNA

開幕してから投手陣の好調さとは裏腹に打撃陣は沈黙する場面が目立ち、週末の甲子園での阪神戦も緊迫したゲームが続いていたのだが、今日は、初回に村上に先制2ランホームランが飛び出すなど、2アウトランナーなしから3得点を奪ったことで、試合の流れを掴んでみせた。欲を言えばその後のチャンスで大量得点を奪うチャンスもあったのだが、どんな形でもチャンスで得点を奪うことが出来たことが結果としては大きかった。試合の流れを掴んだ中で着実に追加点を奪えたことは評価に値するのではないだろうか?この勝利で高津監督は監督通算200勝を達成したとのことである。現代の名将と言っても過言ではないのではないだろうか?

今日のスタメンは、1番濱田、2番サンタナ、3番山田、4番村上、5番オスナ、6番中村、7番内山、8番長岡、9番サイスニードと組んできた。得点力不足に悩んでいる中で、2番にサンタナを起用してきた。この起用が当たった訳ではないのだが、初回に上手いこと濱口を攻略してみせた。
この回は、簡単に2アウトを取られてしまったのだが、山田が右中間への2ベースヒットで出塁すると、続く村上が濱口のインハイのストレートを捉え、打球は右中間スタンドに飛び込む先制2ランホームランとなった。濱口ー戸柱のバッテリーは、村上のインコースを執拗に攻めたのだが、そのインコースのストレートをしっかり捉えてしまうのが村上の凄さである。開幕戦の広島戦では、大瀬良ー坂倉のバッテリーがインコースを意識させながら外角低めの変化球で打ち取りに来たところをホームランにしてしまったのだが、今日はインコースのストレートにしっかり反応することが出来ていた。各球団の主力級の投手の決して失投ではないボールをホームランにしてしまう村上は、ヤクルトにとって非常に心強い存在である。インコースを意識させる配球をした中でもインハイのストレートもアウトローの変化球にも対応してしまうのだから、相手バッテリーからすると攻め手に困るはずである。やはり村上の存在だけでもヤクルト打線の得点力が大きく上がることを示すような先制ホームランになったのではないだろうか?この2点で試合の主導権を握ることに成功すると、この回は、中村のポテンヒットがタイムリーとなり、1点を追加する。その後、2回には山田の内野ゴロの間に1点、5回には中村の内野ゴロの間と長岡が押し出し四球を選び、2点を追加し、常にリードした中で試合を進めることが出来た。村上のホームラン以外は、渋い得点パターンではあったのだが、チャンスできっちり1点でも得点を奪うことの大切さを改めて感じるゲームとなった。
2番サンタナについては、今日は機能しなかったのだが、考え方としては「あり」だと感じている。サンタナの特徴は何と言ってもその打撃力の高さである。逆に守備面では不安があり、ゲーム後半には守備固めの選手と交代となることが多い。そう考えた時に上位打線に組み込み、1回でも打席が多く回るようにするというのは理にかなった作戦のように感じる。今後も「2番サンタナ」が見られることもあるのではないだろうか?

ヤクルト先発のサイスニードは、5回2/3を投げ、被安打7(被本塁打1)で2点を失ってしまったのだが、無四球の投球を見せたことで、大怪我をせずに試合を作ってくれた印象である。1年目のシーズンは、制球に苦しむ場面もあり、安定感に欠ける印象もあったのだが、昨シーズン、今シーズンと力のあるストレートを軸にしながらストライクゾーン内で勝負することが出来ており、与四死球も減っている印象がある。おそらく相手からしてみると難攻不落という印象はないと思うのだが、崩しきれない投手になっているのではないだろうか?今日に関しても7安打を許してしまっているため、おそらく調子自体はそこまで良くなかったと思うのだが、1回裏に味方打線が3点を取ってくれたという部分も上手く使い、イニングを喰ってみせた。NPBで3シーズン目となるのだが、すっかり日本の野球に慣れてきた印象である。今後も先発ローテを守り、着実にイニングを喰ってもらいたい。
リリーフ陣は、6回のピンチに星を起用し、その後は今野ー石山ー小澤ー山本と繋いで逃げ切ってみせた。欲を言えば星、石山は温存したかったという部分もあったかもしれないが、1日休養日を挟んでいたため、そこまで気に留めなくても良いだろうか。山本が大田にホームランを浴び、リリーフ投手の連続無失点記録は止まってしまったのだが、8回小澤、9回山本でしっかり逃げ切れたことは大きかった。各投手ある程度役割を果たしてくれたのではないだろうか?
今カードは2連戦であるため、初戦を獲るか落とすかでメンタル面では多少の違いがあると思われる。大事な初戦に勝利出来たことは明日に繋がりそうである。




突出力 村上宗隆に学ぶ「自分の限界」の超え方

新品価格
¥1,650から
(2023/4/11 22:11時点)




にほんブログ村 野球ブログ 東京ヤクルトスワローズへ
にほんブログ村

コメント

  1. sabo より:

    相手が左投手先発ということもあり1番濱田2番サンタナはアリだと思います。

    右投手相手なら1番サンタナ2番丸山というのも面白いと思います。こちらはサンタナが一塁にいるとき丸山の足なら併殺崩れが狙えますから。

    しかし山田哲人の具合いかんでそれどころではないかも
    3番サンタナか3番オスナかな
    村上を助っ人でサンドイッチでしょう

    • fiys より:

      saboさんへ

      サンタナは徐々に状態を上げてきているように感じますよね。山田が大事に至らなければ良いのですが、もし離脱ということであれば、打線も組み換えが必要ですよね。

  2. 超匿名 より:

     リグスだったり川端だったり青木が入ったりという前例があるので、2番サンタナという攻撃力な布陣にも驚きはしても違和感は少ないですね。

    • fiys より:

      超匿名さんへ

      2番に強打者を配置することについては、すでにどの球団でも行っていることですからね。違和感はないですよね。2番リグスももう20年近く前のことですからね。

タイトルとURLをコピーしました