次！次！ | ヤクルトファンの日記

ヤクルト３－８DeNA

ヤフーレが初回から崩れてしまい、ゲームにならなかった。チームもヤフーレも「次！次！」である。厳しい戦いが続きそうだが、来週からの9連戦に気持ちを切り替えてもらいたい。

初登板から3戦3勝と素晴らしいスタートダッシュを切っていたヤフーレだったのだが、初のナイトゲーム、雨模様の中でのゲームという中で、全く制球が定まらず、ピッチングになっていなかった。昨日の阪口、今日のヤフーレと2試合続けて四死球から崩れてしまい、ゲーム自体も崩してしまったことは残念だった。
ヤフーレは、ここまで、似た球速帯のボールをムービングさせるとともに、ナックルカーブで上手く緩急を使うことも出来ており、打たせて取る投球スタイルで先発としての役割を果たしてきた。しかしオープン戦での投球は、良い意味でも悪い意味でもどこか掴み所のなさを感じさせており、今日のような投球内容になってしまう危険性もはらんでいる投手だとは感じていた。しかしここまで3試合続けて試合を作ることが出来ていたため、今日もある程度やってくれるのではないか？という期待感は持っていた。しかし初回に、いきなり2四死球を与え、ピンチを招くと1アウト後、牧のダブルプレー崩れの間に先制点を許してしまった。ここで止まれてばよかったのだが、ここからまた2つ四死球を与えてしまい、伊藤に2点タイムリーを浴び、この回だけで3点を失ってしまった。与四死球4、被安打1での3失点ということで、頂けない投球内容となってしまった。ヤフーレは、2回も立ち直る気配が見えず、先頭のピッチャー大貫から4連打を浴び、1点を追加されると、その後も追加点を許してしまい、結局1回1／3でKOされてしまった。今日の投球に関しては、評価できないくらい悪い内容の投球となってしまい、先発投手としての役割を何一つ果たせなかったと言われても仕方ないような出来だった。これがヤフーレの若さということになってしまうだろうか？
正直ヤフーレが初登板でこういった内容の投球を披露していたならば、即2軍落ちの危険性もあったと思うのだが、すでに3試合先発を経験し、しっかり結果を残せていただけに、次の登板に期待してみたいと思う。抜群の制球力がある訳でも球威が優れている訳でもないのだが、ファストボール系の球種を投げ分け、ナックルカーブで緩急を使った投球スタイルが、徐々に他球団に研究される中でも通用するだろうか？次戦は、甲子園での阪神戦での登板が予想されるが、ここでどのような投球を見せてくれるか注目してみたい。

リリーフ陣の中では、2番手としてマウンドに上がった長谷川が、3回3／2を1失点でまとめ、敗戦処理という役割の中では、合格点を与えられる投球を披露してくれた。序盤で大量リードを奪われてしまった中で巡ってきた出番だったのだが、こういう状況でロングリリーフをきっちりこなし、投手運用での傷口を最小限に留めてみせた。おそらく長谷川は、2軍でもこのくらいのイニングを任されることは、あまりなかったと思うのだが、そんな中でも3回3／2をきっちり投げ切ってくれたことは、意味がある。一昨年は1軍登板がなく、昨年も1試合のみの登板だったのだが、今年は、どの程度登板を重ねられるだろうか？高津監督が就任した2020年には、期待の若手の一人だった長谷川が久々に結果を残してくれたことは嬉しい出来事だった。

打線は、序盤で大差が付いてしまい、DeNA大貫のクレバーな投球の前に、爆発力は影を潜めてしまった。それでも昨日のゲームで復帰した山田にタイムリーヒットが飛び出したり、村上にバックスクリーンに飛び込むホームランが飛び出したり、最近打撃好調な丸山和にタイムリーヒットが飛び出したりと、来週以降に繋がる場面はいくつか作ってみせた。山田は、守備でもまずまずの動きは見せてくれていたため、このまま試合に出続けながら状態を上げていってもらいたい。村上の状態も上がってきているため、底は抜けた印象である。来週からの9連戦では、ある程度の得点力を期待したい。

正直来週からの9連戦に関しては、現状あまり良いイメージは作れないが、それでも他球団に何とか食い下がってもらいたい。最低でも5勝4敗で凌ぎ、大きく離されないようにしてもらいたい。今日のゲームはおそらくは、気持ちを切り替えやすい負けゲームだったはずである。とにかく「次！次！」である。