結果後手後手になっていたのかな。

2024試合結果


ヤクルト7-8DeNA

序盤に吉村が4点を失ってしまったのだが、一度は逆転して、試合の流れを掴みかけた。しかし終わってみれば、イニングを跨いだ金久保、石山が踏ん張れず、乱打戦を落とすこととなってしまった。高津監督は、選手のコンディションを重視する監督であり、大勝負をかける必要があるシチュエーション以外には、シーズン通して投手のコンディションを管理しながら戦っていく指揮官である。この部分がブレないところを私自身は評価しているのだが、下位に沈んでしまうと、無理やり1つの勝利を掴みに行くことはないため、巻き返すことが難しくなってしまうという側面もあると思っている。今日は吉村が早い回で降板してしまったこともあり、金久保、石山に2イニングを任せたと思うのだが、裏目に出てしまった。しかしこれが高津監督の投手運用である。明日以降のゲームのことや、今日のゲーム展開的に延長戦のことも考えながら継投を考えなければならなかったのだろう。高津采配のメリット、デメリットのデメリットの部分が出てしまったゲームなのかもしれない。

そういう意味では、吉村が4回4失点でマウンドを降りることになってしまったのが痛かった。個人的に、今のヤクルト先発陣の中で最も期待値が高い投手が吉村である。ストレートの威力、変化球のキレ、コントロール、ランナーが出た後の投球、マウンド捌きなど投手として必要とされる能力を高いレベルで有している投手だと思っている。
今日も初回からストレートは150キロを超え、ボールの走り自体は、良いように感じた。しかし、強力DeNA打線の前に2回に掴まってしまい、梶原の2点タイムリーヒットとオースティンの2ランホームランで4点を失ってしまった。今日のボールの走りからすれば、4回で被安打8(被本塁打1)の4失点という数字は頂けない。4点を先制されてしまい、試合の流れを手放してしまったことも、4回で降板してしまったことも、大いに反省してもらいたい。
私の中では、すでに吉村は、ヤクルトのエースである。最も勝てる可能性が高い先発投手だと思っている。もちろん相手チームからのマークもきつくなり、これまで以上に研究されてしまうと思うのだが、そういったものを跳ね返せるだけのものを持った投手だと思っている。それだけに吉村のことは、これまでよりも厳しい目で見ていきたいと思っている。今日の結果は残念だったし、終わってみれば吉村が4回でマウンドを降りてしまったことが、競り合いを落としてしまった大きな要因になってしまっていたと感じた。
吉村が降板した直後に打線が追い付き、4-4というスコアの5回からヤクルトは、継投に入った。正直1点を勝ち越した6回表のマウンドから1人1イニングを目途に継投していくことも選択肢の1つだったとは思うのだが、高津監督は、6回のマウンドにも金久保を上げた。しかし、この采配は完全に裏目に出てしまう。2回表同様、梶原にタイムリーを浴び、同点に追い付かれると続くオースティンに2ランホームランを浴びてしまい、一気に逆転を許してしまった。
7回からは、ビハインドの状態で石山を起用したのだが、その石山も回跨ぎとなった8回に1点を失ってしまった。1点差に詰め寄った直後の失点だっただけに痛い失点となってしまった。猛暑の神宮球場で、今日は投手陣が粘れなかった。

逆に打線は、ゲームセットの場面までよく粘ってみせた。4点を追う苦しい状況でも3回にDeNAジャクソンの暴投で1点を返すと、4回には、山田のタイムリー2ベースで2点差とすると、暑さの影響があったのか体調不良でDeNAの先発ジャクソンが降板となり、代わった佐々木から西川の内野ゴロの間に1点、長岡にはタイムリー2ベースが飛び出して1点とこの回一挙に同点に追い付くことに成功した。そして5回には村上がライトスタンドへ弾丸ライナーで突き刺すソロホームランを放ち、勝ち越してみせた。4点ビハインドから追いつき、追い越したため、このまま勝ち切りたかったのだが、投手陣が踏ん張れない中で、野手陣も6回のチャンスを逃すなど、DeNA投手陣を崩せそうで崩しきれなかった。7回にはオスナのソロホームラン、9回は丸山和のタイムリーとそれぞれ1点差に迫る場面は作ったのだが、もう1点が遠かった。9回は2アウトから粘り、最後の西川のショートゴロも惜しい打球だった。ランナーが三塁まで進み、森原がフォークを投げ辛い場面で、おそらく西川は、イメージ通りのボールをほぼイメージ通りに捉えたと思うのだが、打球はヒットコースへは飛ばなかった。
16安打で7得点と、いい感じで打線が繋がったのだが、そんな時に限って投手陣が踏ん張り切れないところに、今年のヤクルトの弱さを感じてしまう。


一旦は逆転したゲームだっただけに勝ちたかったのだが、1つ勝つということは、とても難しいことだと感じるゲームになった。

P.S 2軍で先発として結果を残した阪口は、1軍でも先発のマウンドに上がると思っていたのですが、今日はリリーフ待機でしたね。勝手に明日の先発かな?と思っていたのですが、違いましたね。




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コメント

  1. アーム より:

    今シーズンの流れからすると、今日はピッチャー陣が抑えるけど、バッター陣がそれ以上に抑えられる展開かな

    だはー!ダハー!!打破ー!!!

    オスナの調子があがってきたから、そうはいかんぞ!!

    • fiys より:

      アームさんへ

      オスナの状態が上がってきましたね。サンタナを欠くだけにオスナの活躍が得点力アップへのカギを握っているのかもしれませんね。

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