今年のヤクルトのストーブリーグは、意外な選手の獲得が多いように感じている。鈴木康平もその一人である。鈴木康平もしくはK-鈴木に対する私なりの印象は「非常に見栄えの良い本格派右腕」というものである。186㎝の長身から時に150キロ台後半を記録するような力強いストレートを投げ込み、縦のフォークで空振りを奪うことが出来る。投げるボールの凄さという部分においては、好調時はNPBでも上位に該当するようなボールを投げ込んでいるのではないだろうか？
しかし、そのボールを実戦の舞台で活かしきることが出来ていないという印象も残る投手である。古い言葉を使わせてもらうと「観賞用」の投手という言葉ピッタリはまってしまう部分もあるだろうか？だからこそ育成契約になってしまったということなのだろう。
オリックスでも巨人でもおそらく首脳陣からの期待値は高かった投手だと思うのだが、その期待値に応えるような数字を残すことは出来なかったのではないだろうか？「もっと数字を残せても良い投手」の代表格のような投手である。
年齢ももうすぐ31歳ということで若くはない。正直ここから化ける可能性は高くはないと思うのだが、コンディションに問題がないのであれば、期待してみたいと思わせるだけの見栄えの良さがあることは確かである。まずは支配下契約に向けて、キャンプ、オープン戦とアピールを続けたい所である。2軍の活性化、競争を促すという意味もありそうである。
もし、ここから鈴木康平を1軍の戦力に仕立て上げることが出来たとするならば、スカウト陣、コーチ陣は大いに評価されることになると思う。「和製エルビン・ロドリゲス」と呼ばれるような投球を披露してくれるようになれば嬉しいのだが…。流石に期待し過ぎですかね？
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コメント
若くはないので期限いっぱいの三年は待ってもらえないでしょう。
廣岡とのトレードだったので、ヤクルトに縁があるとこじつけました。来季が勝負ですね。
超匿名さんへ
1年勝負でしょうね。
懐かしい。ドラ１候補のドラ２でしたよね。
経歴を見たら負けローテに敗戦処理と言われそうな防御率ですが登板数は思ったより多いんですね。しかも去年は３３登板で１３Hで防御率６．５９。ピーキーとは彼のような選手を言うんでしょうか。普通はありえない数字ですね。
パっと調べる限りプロ以降は怪我もないタフな投手みたいなので支配下１軍活躍を期待しながらも育成で２軍で投げてくれるだけでもヤクルトからするとありがたいピンズド補強かもしれませんね
saboさんへ
年齢的にも、キャンプ、オープン戦から結果が求められるでしょうね。鈴木に残された時間は多くはないでしょうね。