12安打も3併殺で1得点。そして3連敗…

ヤクルト１－３阪神

昨日の敗戦を引きずるような甲子園での連敗となってしまった。マルチ安打を放った選手が5人いても得点は1点止まり…嫌な負け方である。

先発の石山は、6回を被安打８与四死球２の3失点で負け投手となってしまった。前回の登板に続いて良く粘っていたとは思うのだが、初回の2失点、6回の失点と四球やバッテリーエラーが絡んでしまったのは頂けなかった。与えた四球は2つのみだったのだが、その2つが初回に重なってしまった。簡単に1アウトを取った後に西岡、鳥谷と歩かせてしまい、ゴメス、マートンにタイムリーを浴びてしまった。昨日のゲームの流れを断ち切るためにも先制点を許してはいけなかったのだが、四球絡みで2失点ということで非常に厳しい立ち上がりとなってしまった。
6回の失点も中村のパスボールと石山の暴投が重なってしまった中での失点となってしまった。6回3失点という数字だけを見ればそこまで悪くないのだが、点の獲られ方が悪すぎる。今日は石山ー中村のバッテリーに充分反省をしてもらいたいゲームとなってしまった。

打線は昨日に続いてチャンスは作れど得点が奪えない。何とももどかしいゲームとなってしまった。ファンとすると2日続けて非常にストレスが溜まる試合となってしまった。
やはり今シーズンはロースコアのゲームが続いているだけに序盤に失点してしまうと攻め方が難しくなってくる。もしかすると昨日にしても今日にしても敗戦の責任を野手陣だけに押し付けるのは間違っているのかもしれない。それでも好調畠山が今日も3安打を放つなど結果を残しているだけにそれでも得点に繋がらないのは何とも重苦しい雰囲気を感じさせる。

個人的には先発オーダー、采配については特に異論はない。今日の先発オーダーは、1番山田、2番上田、3番川端、4番雄平、5番畠山、6番荒木、7番中村、8番大引、9番石山と並べて来た。阪神の先発がサウスポーの岩田だったのだが、2番にはライト上田を起用してきた。この起用には大賛成である。上田は元々左投手を苦にするタイプではないし、現在の調子の良さと打線のバランスを考えた場合には2番上田が最もしっくり来ると思う。
現状を考えれば2番上田、6番荒木含めて今日のオーダーには文句を付けるつもりはない。そして上記にも書いた通り采配にも文句を付けるつもりはない。しかし2日続けてチャンスで打線がつながらず、連敗してしまった。ここは選手達の奮起に期待したいものである。特に山田、川端、雄平、畠山の主力4人の爆発に期待したい。今日は雄平が5打数ノーヒットでブレーキとなってしまったが、その他の3選手はマルチ安打を記録している。明日はチャンスでの一打に期待したい。雄平に関しては、捉えたと思った打球が意外と伸びを欠く場面があるのが気になる。打った後に本人も打席の中で「捉えた。」という雰囲気のアクションを起こすことがあるのだが、打球は外野手のグラブの中に吸い込まれてしまう。もし本人が本当に捉えたと思っているのに打球が伸びないのであれば少し心配である。投手時代から持っている能力の高さは間違いないのだが、決して器用なタイプではない。少しバッティングに狂いが生じてしまい、考え過ぎてしまうことが一番怖いのではないだろうか？長いスランプに陥らないことを祈るばかりである。

明日は何とか序盤に先制し、楽な展開に持ち込みたい。そして新垣の投球にも期待したい。


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