ヤクルト1-3DeNA
山中が粘り接戦には持ち込んだのだが、8回に今日も回跨ぎとなった秋吉が梶谷、筒香に一発を浴びてしまった。接戦に持ち込めていただけに勝ちたかったのだが…それでも秋吉は責められないなあ…
先発の山中は、初回、2回と完璧な立ち上がりを見せるが3回からは毎回ピンチの連続という苦しい投球となった。それでも4回にバルディリスにタイムリーを打たれた以外は、何とか得点を許さず粘ってみせた。7回に1アウト2塁のピンチを招きバッターに乙坂を迎えたところで降板となったのだが、今日の投球内容から行けば致し方ない継投だったかな?と感じる。その一方で球数もまだ95球だっただけにこれまでの山中の勝ち運に期待してこの場面を任せるという選択肢はなかっただろうか?と感じてしまう部分もある。今日も試合を見ていた訳ではないので分からない部分もあるのだが、皆さんはどう感じただろうか?
それでも山中は流石にこれまで6戦6勝という数字に偽りないようなピッチングを見せてくれたと思う。梶谷、筒香始め左の好打者が多いDeNA打線相手にもしっかり粘りの投球を見せてくれた。6回1/3を被安打8与四死球2の1失点という数字には十分合格点を与えられると思う。
リリーフ陣は7回のピンチを久古、秋吉のリレーで無失点で凌いだのだが、8回に秋吉が梶谷、筒香に連続ホームランを浴びてしまった。梶谷のホームランは甘く入ったスライダーを完璧に捉えられ、筒香には低めのシンカー気味のボールを非常に上手く運ばれてしまった。この場面に関しては打った梶谷と筒香を誉めるべきだろう。非常に痛い失点となってしまったのだが、昨シーズンに続いてフル回転している秋吉を責める気にはなれない。ここのところ回跨ぎで2イニングを投げることが続いていたのだが、今日も7回のピンチでマウンドに上がり、8回もそのまま続投となった。今日で53試合目の登板ということで疲れもあることだろう。それでも様々なシチュエーションで登板してくれる秋吉の存在はチームにとって欠かせない存在である。ここまで助っ人外国人投手3人衆に注目が集まることが多かったのだが、この秋吉もその3人以上にタフな使われ方をしている。できればもう少し起用法を固定できれば秋吉の為にはなると思うのだが…チーム事情がそれを許さない。それでも今日の継投はちょっと無理があったかもしれない。久古を乙坂へのワンポイントで使ったのだが、本当に抑えてほしい打者は梶谷、筒香である。そこまでの信頼が久古にないのかもしれないが、秋吉に負担を掛け過ぎである。結果論になってしまうが今日は継投失敗ということになるだろう。
打線は今シーズンは相性の良かった久保に抑え込まれてしまった。3回まではパーフェクトに抑え込まれ、4回2アウトからようやく山田が内野安打で出塁し、畠山の打席でエンドランが決まり、山田は一気にホームを狙ったのだが、DeNAの無駄のない中継プレーの前に本塁でタッチアウトとなってしまった。この場面に関しては、サードコーチャーの判断は間違っていなかったと思うし、山田の走塁も問題なかったと思う。DeNA筒香のクッションボールの処理と中継への返球、カットに入った倉本の見事なバックホームの前に得点を阻まれてしまった。ヤクルトにとっては非常に惜しいプレーとなってしまった。
その後6回に2アウトから比屋根のホームランで同点に追いついたのだが、このホームラン以外は無得点に抑え込まれてしまった。久保、エレラ、山崎の好投と野手陣の好守の前に得点を奪うことが出来なかった。ここの所打線が湿りがちになってしまっているのが気になる所である。そうはいっても大幅な打線の入れ替えなどが有効なチーム状態ではないため、采配面で相手チームを揺さぶりたい所なのだが…明日は何とか三浦を攻略し、小川を楽にさせたい所である。
P.S デニングとミレッジの入れ替えを検討しても良いのではないか?ということを最近書いているのだが、今日のファームのゲームでは途中交代となっていますね?何かありましたかね?少し気になる所である。
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コメント
イニング跨ぎの秋吉は責められないですね、山中も狭い球場でよく投げたと思います。
ここにきて打線が全体的に夏バテて下降してしまい投打のバランスが崩れていますね。
屋外の試合ばかりなのでレギュラー陣の疲れが出る、こういう時にこそ下から入れ替えなんでしょうけど雄平の2軍に落とさない頑固な起用のように真中監督の中では5月の雄平との激突で打球を追わなかった姿勢をみて、その段階でミレッジは完全に真中監督の中では構想外になって考えは変わらないのでしょうね(そのまま解雇でしょう)
下位チーム相手に負け越ししたら優勝の目は消えますので残り8月の試合は何とか五分の成績を残さないといけませんが今の打線では難しいですね(何か変えないと勢いがつかないですがミレッジを起用しないは残念ですね)
あと中日の八木が、また広島戦に勝ち3勝ですね、相性はあると思いますが成瀬と似て球速ないタイプなので9月に七試合ある広島戦は成瀬(小川・山中も)中心に投げさせたら面白いですね(今シーズン広島での登板ないですし)私的には広島との3位争いと思っているので広島戦を重要視し残り全勝を狙ってもいいと思ってます。
山中はちょっとコントロール悪かったし本人も自分の調子に納得いってなかった感じなのであそこでスパッと変えるのは良かったと思います
ただ先に秋吉を使って出来れば梶谷筒香に相性の良かった久古をぶつけたかったですね
秋吉は責められないしそれに球は走ってたので明日明後日も勝ち継投扱いで良いと思います
問題は打線ですね。久保の甘い球をことごとく凡打するようでは……エレラにも簡単に三凡だし。
川端が一本でもヒットうってりゃ点入ったし
ハタケ雄平も四打数一安打ではいかんでしょう。せめて四球で出塁せねば。
下位打線に関して言えば問題外。
久古投手は、梶谷・筒香で使ってほしかったです。悔やむべき采配でしたね。松岡・中澤・徳山投手もいるのですから、秋吉投手だけに負担をかけすぎるのは、名案ではないと思います。まぁ、切り替えて…。今日は三浦だから打てるでしょう!
> kさんへ
山中は肉離れを起こしていたのですね。どれくらいで戻ってこれますかね?
ミレッジは干されている訳ではないと思うのですが…怪我は再発していませんよね…
チーム事情を考えると成瀬にはどこかで戻ってきてもらわなければ困りますよね。
> saboさんへ
山中は怪我だったんですね。それでは昨日の継投も仕方なかったですね。
> 久保田さんへ
山中は怪我だったんですね。致し方なかった継投だったようですね。久古は何とか左の強打者に自信を持ってぶつけられるようになってほしいですね。
真中監督はアウト3つも4つも大差がないと思っておられるのでしょうか。こんな投手の使い方をしてはいけないと思います。2死無走者から4人ならまだ分かるのですが、それでさえ疲弊するのであって、アウト6つと変わらないくらいに考えるべきではないでしょうか。
もし秋吉が1人で終わっても、中継ぎ投手はまだ豊富に居るのですし、秋吉が1人で終わったのなら、翌日も大事な場面で1人必殺に使えるのではないでしょうか。ピンチをしのいだ後の次の1イニングの過酷さは、どれだけのものなのかを考えて欲しいと思いました。
> trefoglinefanさんへ
ある意味そんな起用法でもフル回転している秋吉は心強い存在ですよね。但しこういった起用法だと太く短いプロ野球人生になる可能性が高くなってしまいますかね?