山田哲人!!!

ヤクルト13-2中日

比屋根の先頭打者ホームラン、畠山の3ラン、川端の4安打など派手な活躍があったのだが、それを霞ませるような活躍を見せたのが、山田哲人だった。4打数4安打3ホームラン7打点というとんでもない数字を叩き出してみせた。昨日の最終打席にもホームランを放っていたため、4打数連続ホームランのプロ野球タイ記録も達成して見せた。入団した時は池山や現巨人の坂本のように育ってくれれば…と感じていたのだがその2人を凌駕するような選手に育ってきている。とんでもないプレーヤーが現れたものである。

今日の中日の先発は若手サウスポーの浜田達だった。岩崎や石田に苦戦していただけに今日も打ち崩すのは難しいのでは?と感じていたのだが、初回からその浜田達を打ち崩してみせた。比屋根の先頭打者ホームランと山田のホームランでチームに勢いを付けると3回には四球を選んだ比屋根が盗塁を決め、川端がタイムリー2ベースを放つと、山田が敬遠気味に歩かされた後、代わった小熊から畠山が特大3ランホームランを放ち、試合を決めてみせた。繋がった時にヤクルト打線はやはり凄まじい迫力がある。
しかし今日はこれでは終わらなかった。5回には山田が朝倉の抜け気味の変化球を豪快にレフトスタンドに運ぶ2ランホームランを放つと6回には2アウトから比屋根、川端が出塁し、山田がルーキー山本雅から弾丸ライナーで飛び込む3ランホームランを放ってみせた。今日3本目のホームランということで今シーズンのホームラン数も一気に31本にまで伸ばしてみせた。「凄過ぎる!」という言葉しか出てこない。2年前のバレンティンのシーズンホームラン記録更新も物凄い記録なのだが、山田は山田で首位争いを続ける中で30本を超えるホームランを放ち、打率、盗塁もタイトルを狙える位置にいる。エース級の投手も打ち込んでおり、印象度ではバレンティンに負けていないと感じる。
以前から山田はスーパースターに成り得る存在だと感じていたし、トリプルスリーの可能性のある選手だとも感じていたが、一昨年までは30本塁打に関してはハードルが高いと感じていた。しかしである。残り試合が30試合以上ある中であっさりと30本塁打をクリアして見せた。とんでもない選手である。今シーズンは序盤から打撃面で苦しみ、昨シーズンよりも数字を落としてしまっても仕方ないと感じていたのだが、夏場に一気に調子を上げ、相手からしたら手の付けようのない状態に入ってきた。本当にとんでもない選手である。「ヤクルトの至宝」なんて言葉でもまだ足りないような領域に入ってきている。日本野球界の歴史を変えるようなスーパー二塁手である。「打って、守って、走れて、飛ばせる右打者」、今野球をやっている少年たちが最も憧れる選手の1人なのではないだろうか?この勢いを明日以降にも繋げたい。

ヤクルト先発の石山はランナーを出しながらも3回まで無失点で凌いだことが結果的には大きかった。味方の大量援護をもらうまで相手に流れを渡さなかったことは評価したい。
結局6回を投げ被安打7与四死球1の2失点と無難にまとめてみせた。まだ潜在能力からすると物足りない内容かもしれないが、昨シーズンに比べれば勝てる投手に成長してきている。今後も苦しい先発陣を支えてもらいたい。
リリーフ陣は久古ー秋吉ー徳山とつないだ。これだけ大量リードしている試合であれば秋吉は温存しても良かったのでは?と感じるのだが、ここら辺はどういった意図があったのだろうか?ちょっと引っかかった。

P.S デニングとミレッジを入れ替えましたね。身体的なトラブルがないのならミレッジを起用したほうが良いと感じていたため期待したい。とにかく身体面のことだけが心配である。今日は即スタメンでヒットも放ってみせた。7番に置くのであれば相手からしたらかなり嫌なのではないだろうか?
デニングもまだまだ勉強中の身だけに2軍で様々投手と対戦し、経験を積んでもらいたい。

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コメント

  1. sabo より:

    凄すぎるしか言葉でないですね
    山田の凄い所は記録も傑出度もチーム貢献も全てが圧倒的なんですよね
    本塁打数なんておかわりくんと競ってるレベルですよ
    球場が狭いとはいえ中段から上段のスタンドへ放ることが多いし、まだセリーグで20本打ってるのが他には畠山しかいない状況で30本、3割打者が4人しかいない中で.334、とかホントに一人だけレベルが違う
    しかも打ってほしい場面で打つ
    守りは堅実でいてバックハンドトスなどビッグプレーもする
    足は速い上に走塁判断も良い
    もう凄い個所を挙げたらきりがないです(笑

  2. k より:

    山田に関しては、今後どのチームも外中心で、まともに勝負してこないでしょうね。
    (内に甘い球きたら持っていかれるのでデッドボールの心配も減るかなと思ってますし、これだけの選手ですから当ててケガさせたら相手投手も精神的ダメージ大きいですしね)
    それとミレッジが戻ってきましたが盗塁を試みたたり、守備でも前に突っ込んできたりアグレッシブなミレッジらしいプレーが出てましたね。正直これだけ動けるなら、もう先週の阪神戦あたりで上げても良かったと思います。今年は2軍で結果が出ていた山中の登板が6月中旬まで延びたり、状態の悪い森岡をつい最近まで落とさなかったり、古野や新垣が内容も悪く結果が出てなくても先発させたり(徳山や西浦は若い選手は少しでもダメなら即刻落とすのに)首脳陣の判断が悪いですよね、ロマンの先発転向やミレッジの入れ替わりは、8月の早い段階で勝負して欲しかったですね。
    今日は前回やられてる若松ですが神宮では打ち込んでいるし、ミレッジ戻ってきて昨日を見る限りは相手投手は大きいのを警戒して他打者のマークが分散され始めているので打線に厚みが出てますね(デニングと比べると警戒感が全く違います)
    心配なのは館山の中7日だけなのですが、吉見の二の舞にならなければいいと祈るばかりです。

  3. ケマル より:

    山田は本当にすごいですね。
    まだ活躍し始めて2年目なので、気が早いかもしれませんが、
    古田敦也や青木宣親のような球界を代表する選手に見えます。

    チームとしては、明日の試合を何とか勝って欲しいですね。
    最近負け越しが続いているので。
    若松は手強いと思いますが、なんとか打ち崩してほしいですね。
    打線の勢いに期待です。

  4. FIYS より:

    > saboさんへ

    まだ23歳ですよね?凄過ぎますね。

  5. FIYS より:

    > kさんへ

    7番ミレッジは相手からすると嫌でしょうね。ミレッジがチームの雰囲気を変えてくれたら良いですね。

    館山は今後どうなりますかね?

  6. FIYS より:

    > ケマルさんへ

    山田は古田や青木と同格に語れる選手になりそうですね。

    若松は手強いですね。

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