2015ラグビーワールドカップ開幕

さて今日はイングランドで開幕したラグビーワールドカップについて少しだけ触れていきたい。私は以前「オールブラックスに大敗」という記事を書き、少しだけラグビー日本代表について触れている。その記事を読んでもらえばわかると思うのだが、私は今回のワールドカップも非常に楽しみにしている。
これまでの日本代表のワールドカップでの戦績は1勝21敗2引き分けという散々なものとなっているのだが、今大会は1勝、2勝するチャンスがあるプールに振り分けられたと感じている。もちろん簡単に勝てそうな相手は1つもないのだが、エディージャパンの集大成としてあわよくばベスト8を狙ってもらいたいと感じている。
エディー・ジョーンズがヘッドコーチになって以降日本ラグビーの生命線とも言える「スピード、アジリティ」の部分をより効果的に使用するために徹底してフィジカルの部分を鍛え直してきた。90分間走れて当たれる身体を作り、日本の弱点の1つだったスクラムも世界で戦えるだけのものに仕上げてきた印象がある。
そして個々の力も4年前よりも付いてきた印象がある。器用なHO堀江、ベテランLO大野、FLキャプテンのリーチ・マイケル、スーパーリーグでも活躍したSH田中、CTBクレイグ・ウイング、マレ・サウ、個性豊かなWTB陣、日本勝利の鍵を握るであろうFB五郎丸と楽しみな面々が揃った。

プールBの相手は南アフリカ、スコットランド、サモア、アメリカという順番で対戦することになる。初戦となる南アフリカとは流石に実力差があるため勝利という意味では相当苦しい戦いとなるのは間違いないのだが、それでも強豪の南アフリカ相手にどのような戦いぶりを見せてくれるか楽しみな部分もある。キラリと光るプレーに期待したい。
スコットランド、サモアも格上の相手ではあるのだが、ベスト8を狙うのであれば絶対に勝たなければいけない相手である。スコットランド戦は日程上も厳しい戦いになるのだが、何とか乗り越えてほしい1戦である。スコットランドに勝つようなことがあれば…ひょっとするとひょっとするのではないか？という雰囲気が出て来るはずである。今大会最も注目したいゲームである。
サモアもワールドカップにはベストメンバーを揃えて来るだけに日本より格上のチームと見て間違いないだろう。それでもスコットランド同様ベスト8を狙うのであれば絶対に負けられない相手である。パワーでは適わない相手だと思うのだが、そこは「ジャパンウェイ」と呼ばれる日本らしさで崩してもらいたい。
そして最終戦のアメリカは日本と同等の実力のチームと思われる。このゲームはどんなシチュエーションで迎えても勝たなければならないゲームである。
冒頭にも書いたのだが、楽なプールではないが、他のプールに比べればチャンスのあるプールに入ったと思う。ラグビー界では日本はまだまだ格下扱いされているチームだと思うが、そういったチームが番狂わせを起こしてこそラグビーのワールドカップは盛り上がるのである。今大会の日本代表には今までの大会以上の期待感があるのは確かである。

今日深夜からの南アフリカ戦も興味のある方は是非見てみて下さい。


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