ヤクルトが由規投手(25)について、来季は育成契約とする方針を固めたことが30日、分かった。13年4月に右肩を手術。「1軍のマウンドに戻りたい。勝負の年」と位置付けた今年、4年ぶりの1軍登板を目指していた。
だが右肩の回復状態が思わしくなく実戦マウンドから遠ざかることもあり、一進一退を繰り返した。CS全日程終了後にも自由契約とし、育成選手として再契約するとみられる。完全復活へ、来季は焦らずじっくりリハビリに取り組んでいくことになりそうだ。
(スポニチアネックス引用)
由規が最後に1軍のマウンドに上がったのは2011年シーズンである。その後右肩痛を発症し、2013年に右肩のクリーニング手術を受けた。その後復帰を目指してリハビリを続けていたのだが、今シーズンも1軍のマウンドに戻ってくることは出来なかった。今シーズンはオープン戦から登板を重ねるなどもしかするとシーズン中に戻ってきてくれるのでは?という期待もあったのだが、やはり右肩の調子は思わしくなかったようだ。
おそらく復帰に向けて慎重に慎重にリハビリを続けていたと思うのだが、今の段階ではここまでの状況に持ってくるのが精一杯だったということなのだろう。やはり肩のトラブルは厄介である。由規以外にもこれまで肩の故障によって長期離脱を余儀なくされ、怪我前の状態に戻ることなく球界を去っていった選手は数多くいた。由規もそうなのだが、1試合単発で見ればストレートのスピードも戻り、「復活間近か?」などの報道も出るのだが、その投球が長続きしないのである。これが肩のトラブルの難しい所なのだろう。
由規は2007年の高校生ドラフトで5球団競合の末ヤクルトに入団したスタープレーヤーである。MAX161キロというスピードボールを投げ込み、スライダー、フォークのキレも抜群だった。コントロールに難があり、まだまだこれからの選手ではあったのだが、大きな飛躍が期待されていた。そんな時に右肩痛が襲ってきた。そしてそのまま4年間1軍マウンドでの登板がないままここまで来てしまった。
それでもまだ25歳という年齢もあり、1軍のマウンドに戻ってこれる可能性は0ではないはずだ。育成選手としてじっくりリハビリに励み、近いうちに1軍のマウンドに戻ってきてもらいたい。しかしおそらくこのままの状態であれば長くても後2年の契約になるのではないだろうか?
私達ファンに出来ることはやはり復帰を願うことと応援することしか出来ないのだが、さわやかな剛腕佐藤由規が復活する姿をいつか見たいと思っている。今シーズンは館山が肘の手術から見事に復活を遂げてみせた。おそらく由規にとっても大きな励みになったことだろう。怪我をする前はまだまだ可愛さの残る21歳の青年だったのだが、この4年間で表情も変わってきている。苦難を乗り越えた時に新たな由規像が浮かび上がってくるのではないのだろうか?そんな姿を見れることを楽しみに待ちたいと思う。
過去の由規関連の記事はこちらから→「由規手術へ」、「仙台育英トリオに光は差し込むのか?」、「3.11由規にとって特別なゲーム」
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コメント
育成での再契約は残念ですけど予想されたことなので仕方ないですね。
やっぱり肩というのが厄介ですよね、肘なら復活の可能性は高いですが肩は過去の選手も引退に追い込まれてますから今後も厳しいと思いますね。
由規が戻ってきてくれたらと毎年シーズン途中で何度も思いましたし彼の存在は大きいですから本当は復活して欲しいですけど・・・投げれば毎年チームは優勝争いですよ。
それと今日の雨で流れは痛かったです、中4日の岩田だったのでチャンスが大きかったのと明日にスライドの小川になってしまったので(9月に小川はスライドで良い結果が残してないので)これで明日は五分五分ですね。
優勝するには小川が6・7回を1・2失点に抑えるかバレンティンが打点をあげる事がポイントになりそうです。
うーん、とにかく本人の精神力と回復力に期待するしかないですね
なんだか杉浦もちょっと心配なんですよね
怪我を恐れて負担の少ない投げ方で抑えられるものでもないし、むずかしいですけど
育成という再チャンスをもらえて良かったなぁと思います。赤川・七條・江村・大場・ウーゴ・中根各投手、川崎選手は戦力外ですね…。さびしい限りです。個人的には、こういう通告は、今年に関しては優勝の行方がハッキリしてから発表してほしかったと思います…。
> kさんへ
やはり肩の故障は怖いですよね。由規もどこまで回復するか…不安ですね。
> saboさんへ
それでも由規は負担のかからないフォームに改造しましたよね。出来ることは全てやろうとする気持ちは伝わってきます。回復を待つしかないですね。
> 久保田さんへ
そうですね。育成でもチャンスを貰えて良かったですよね。
選手達の再就職先を考えるという意味ではどうしてもこの時期に通告する他ないんでしょうね。