アピール合戦つづく

練習試合 ヤクルト8-3LG(韓国)

今日はキャンプ、オープン戦で絶対に結果が求められる選手の活躍が目立った。
投手では、ロマンが初登板。先発し2回を4奪三振の無失点と結果を残した。先日、実戦での登板を期待せずに待ちたいと書いたが、しっかり結果を残してくれた。力強い速球が目を引いた。投球フォームは外国人投手にありがちな上半身の力に頼ったフォームに見えた。ボールが上ずりそうなフォームだな。というのが私の印象である。それでも台湾で2年連続奪三振王に輝いたということは、ストレートも変化球も質が良いのだろう。これからも結果が求められる選手なので、次回以降の登板も注目したい。
2番手は、トライアウト組の正田。前回に引き続き3回を投げた。今日は、被安打3、与四死球2ながら無失点に抑えた。中継ぎ陣に左投手が不足しているチーム事情を考えると、正田にとってはチャンスである。結果を残し続ければ、開幕1軍が見えてくる。
3番手の一場は、4回を被安打2、与四死球5で3失点。前回は3回を無失点に抑えたが、今日のような投球では、首脳陣の信頼は勝ち取れないだろう。
野手陣では、今日は、1番センターで出場した比屋根が2安打2盗塁にスクイズを決めるなど自分の役割をしっかり果たした。上田がすんなりレギュラー獲得とは行かなそうだ。飯原にも2安打が出たようで、雄平、福地、武内とともに激しい争いは続きそうである。チーム事情を考えるとあってほしくはないのだが、バレンティンがこの争いに吸収されることも考えられる。
捕手陣では、今日は、新田と水野がマスクを被った。お互い少ないチャンスではあるが、タイムリーを放ち結果を残した。どちらか1人が1軍に残る可能性はあるだろう。
そして野手唯一のトライアウト組、水田が途中出場ながら3ランホームランを放った。トライアウトで獲得した際、私はこの水田に関しては、厳しい評価をしたのだが、必死のアピールが続いている。
今日の試合は、チャンスが多くは与えられないであろう選手の活躍が目立った。チームの活性化につながるのではないだろうか?

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