プロ野球のベストナインが24日、発表された。
プロ野球担当記者による投票(有効投票数セ=261、パ=221)で選出され、表彰式は25日の「NPBアワーズ」で行われる。
セ・リーグでは14年ぶりにリーグ優勝したヤクルトから最多の4人が選ばれた。今季トリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁)を達成した山田が2年連続2度目の受賞。中村、畠山、川端のヤクルト勢3人と、筒香(つつごう)(DeNA)、平田(中日)の計5人が初受賞だった。リーグ4連覇を逃した巨人は、2006年以来の選出者ゼロとなった。
パ・リーグでは最多勝、防御率、最高勝率の投手部門3冠に輝いた大谷、中田、田中、中島と、日本ハムから最多の4人が選出された。初受賞は一塁手として初の中田を合わせて計7人で、うち秋山(西武)は両リーグを通じて唯一満票での受賞。楽天、オリックスは受賞者がいなかった。
受賞者は次の通り。
セ・リーグ ▽投手 前田(広島)▽捕手 中村(ヤクルト)▽一塁手 畠山(同)▽二塁手 山田(同)▽三塁手 川端(同)▽遊撃手 鳥谷(阪神)▽外野手 筒香(DeNA)、福留(阪神)、平田(中日)
パ・リーグ ▽投手 大谷(日本ハム)▽捕手 炭谷(西武)▽一塁手 中田(日本ハム)▽二塁手 田中(同)▽三塁手 中村(西武)▽遊撃手 中島(日本ハム)▽外野手 秋山(西武)、柳田(ソフトバンク)、清田(ロッテ)▽DH 李大浩(ソフトバンク)
(読売新聞引用)
ヤクルトからは中村、畠山、山田、川端の4名が受賞した。個人的にはバーネットにも獲得してもらいたかったのだが、最多勝、沢村賞、ゴールデングラブ賞を獲得していた前田には及ばなかったようだ。リーグ優勝に大いに貢献してくれただけにちょっぴり残念である。
中村は今シーズン本当によく働いてくれた。相川が抜けた中でしっかりレギュラーを確保してくれた。まだ25歳という若さなのだが、投手陣をしっかりリードして見せた。元々肩の強さには定評があったのだが、今シーズンは後逸が少なくキャッチングという意味でも成長したシーズンだったのではないだろうか?
打撃面では本来持っている力を発揮しきれたとは言い切れないと思うので来シーズンは打撃面でもチームに貢献してもらいたいと思う。
レギュラー捕手として1年間マスクを被りリーグ優勝に貢献したことを大きな自信に変えてもらいたいと思う。
畠山は、プロ15年目にして初のベストナイン受賞となった。バレンティンの離脱、雄平の不調があった中で長所の長打力を如何なく発揮してくれた。打率こそ.268というものだったが、26本塁打105打点という数字は見事な数字である。個人的には畠山に関しては打率よりも本塁打と打点を優先して考えてもらいたいと思っていたので、今シーズンの成績には大満足である。元々バットコントロールも上手く、バッティングに関しては「天才肌」な部分もあったのだが、ベテランの年齢に差し掛かる中で配球を読んで打つ術も徐々に身に付けてきているように感じる。今後も成績の上積みが期待できる選手だと思う。
山田は、昨シーズン大ブレイクしたのだが、今シーズンはその数字を軒並み上回る成績を残し、トリプルスリーまで達成し、ホームラン王と盗塁王を同時に獲得するという離れ業まで成し遂げて見せた。日本を代表するプレーヤーへと一気に駆け上がって見せた。昨シーズンに比べて守備も安定し、本当に隙の無いプレーヤーに仕上がってきた印象である。ゴールデングラブ賞こそ広島の菊池に譲ったが文句なしのベストナイン受賞である。
川端は、その抜群のバットコントロールでヒットを量産し、首位打者を獲得して見せた。日本を代表するヒットメーカーである。今シーズンはパリーグでは西武の秋山がヒットメーカーぶりを発揮したが、川端も秋山ぐらいヒットを重ねられるだけのスキルを持った選手だと思う。もっと高みを見てもらいたい選手である。
これまでは怪我に泣かされるシーズンも多かったのだが、143試合にしっかり出場し続けたことも評価に値するのではないだろうか?
ベストナインを獲得した4選手は本当にシーズンを通してチームに貢献してくれた。オフシーズンはしっかり身体を休めてまた来シーズンの活躍に期待したい。
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コメント
川端と畠山がここまで試合に出られるとは正直驚きでした(汗
山田や中村や雄平も含めて本当はケガや体調不良もあったと思うのですがそれらを耐え抜いてくれたからこその優勝だと思います
あとはトレーナーの頑張りですね
まだまだトレーナー数は他の球団より少ないですけど一応増やしてくれましたし、プレミア12にも球団が費用をもって帯同させたらしいので球団にも感謝です
> saboさんへ
川端、畠山ともに長期離脱なく1シーズン戦い抜いてくれましたね。
プレミア12にもトレーナーが同行したのですね。ヤクルトはここ数年けが人に悩まされていましたからね?