「NPBアワーズ2015」の表彰式が25日、都内のホテルで行われ、最優秀選手賞(MVP)にセ・リーグはヤクルト・山田哲人内野手(23)、パ・リーグはソフトバンク・柳田悠岐外野手(27)と、ともにトリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁)を達成した2選手が選ばれた。
(サンケイスポーツ引用)
今シーズンの両リーグのMVPはトリプルスリーを達成した山田、柳田両選手が受賞した。両選手とも圧倒的な数字を残してチームのリーグ優勝に貢献しただけに文句なしの受賞といってよいだろう。NPBを代表する選手である。
山田、柳田両選手ともに打撃、守備、走塁全てにおいて見所のある選手であり、おそらく球場に行ってこの選手だけを追っかけていても楽しめる選手だと思う。打っている姿、守っている姿、走っている姿全てに華がある選手である。
さて私はヤクルトファンなのでここからは山田のことについて書いていきたい。まだまだ高卒5年目の23歳の選手なのだが、本当にとんでもない選手に成長を遂げて見せた。ルーキーイヤーはシーズン中の出場は全くなかったもののレギュラー選手の相次ぐ故障によってCSでスタメン出場するとルーキーらしいはつらつとしたプレーを見せてくれた。
その後徐々に1軍での出場機会を増やしていくことになる。そんな山田の姿を見ながら個人的にも「トリプルスリー」を達成できるような選手になってもらいたいと感じていたのだが、正直3年目のシーズン終了までは30本塁打については少し厳しいのかな?と感じていた。しかし山田はそんな私の想像を超えるような選手に成長していった。おそらく今の山田の姿は私だけでなくヤクルトファンの皆さんの想像も超えたのではないだろうか?
昨シーズンの山田も打率.324、本塁打29、打点89、盗塁15という素晴らしい数字を残したのだが、「もしかするとこれが山田のキャリアハイになってしまうのではないか?」という声を耳にすることも少なくなかったと記憶している。しかしである。今シーズンの山田の数字を見てもらいたい。打率.329、本塁打38、打点100、盗塁34という数字を残して見せた。打率、本塁打、打点、盗塁の全てにおいて昨シーズンの成績を上回って見せた。とてつもない数字である。セカンドの守備力も安定し、チームをリーグ優勝に導いて見せた。
私がヤクルトを応援し始めてから数多くのスタープレーヤーを見てきたのだが、山田のスターっぷりも歴代のスタープレーヤーに負けていない。「ヤクルトの至宝」から「日本の至宝」へ成長する姿を見ることができた今シーズンの活躍ぶりだったのではないだろうか?来シーズン以降にも期待したい。
P.S 両リーグの新人王も発表されセリーグはDeNAの山崎康晃、パリーグは日本ハムの有原航平が受賞した。また今シーズンの即戦力予想の振り返りの記事を書きたいと思うのだが、今シーズンの予想は大外れとなってしまった。そちらの記事も近日中に更新したいと思います。
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コメント
山田は本塁打がぎりぎり30本ではなく38本ですからね
狭い神宮がホームとはいえ昔より広くなってるし、ボールも飛びにくい、そして何より2位の畠山から12本差のぶっちぎり1位です
エルドレッドがフル出場してはじめてライバルが出るレベルですから本塁打のペースは完全にスラッガーですよね
> saboさんへ
山田の数字は驚異的ですよね、盗塁の成功率の高さにも注目ですよね。