今日は久しぶりに思い出のスワローズ戦士について書いてみたい。過去記事はこちらから→「ほんの一瞬の輝き。柳田浩一、「加藤博人の大きなカーブ」、「アイケルバーガーという男」
決してスタープレーヤーではないのだが、自分の中では印象に残っている選手を取り上げさせてもらっている。
今日取り上げたいのは甘いマスクで女性に絶大な人気を誇った城友博である。上記の柳田同様活躍した期間は短かったのだが、ヤクルト黄金期と呼ばれる90年代前半から中盤に俊足巧打のイケメンプレーヤーとして存在感を示していた外野手である。
当時のヤクルトはメディア露出も増えてきており、若い選手を中心に女性人気が高い選手も多かったように記憶しているのだが、その中でも城の人気はチーム№1といっても過言ではないほどだったのではないだろうか？他の人気選手に比べて実績を残していなかったため人気先行の印象もあったのだが、私はこの城選手のことが好きだった。小柄な体格（実際には結構長身だったのですね。）で打席では極端にバットを短く持って相手投手に喰らいつき、守備、走塁ではその俊足を活かしてガッツ溢れるプレーを見せてくれた。ネットで改めて成績を見てみるとシーズンとしてレギュラーとして活躍したシーズンはなかったようだが、その姿はしっかり印象に残っている。
先ほど「人気先行」という言葉を使ったのだが、ただの「アイドルプレーヤー」とは呼びたくないような真面目な選手だった。野村監督にも重宝されていたのではないだろうか？自分の持っている武器を最大限に発揮して相手に嫌がられるプレーに徹する姿は、いわゆる玄人からも評価される選手だったのではないだろうか？積極的な走塁と最後まであきらめずにボールに喰らい付く守備はその甘いマスクとは正反対にどこまでも泥臭かった。しっかり優勝にも貢献し、黄金期を支えた選手の１人であることは間違いない。
決して体格や才能に恵まれた選手ではなかったが、チームの中で自分の生きる場所を見つけて、チームの勝利のために自分の出来ることをしっかりこなす姿は「プロフェッショナル」と呼ぶに相応しかったと思う。私の心に残る名選手である。
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アイドル城友博
選手
コメント
どの時代もイケメンは人気がありますな。
城も取りあえず獲ったような印象でしたが結果を残してくれましたね。
負けん気が強く、相手に気合負けするようなことはありませんでした。
ケガもありましたが、治れば試合に出ていましたね。
いつも、目一杯のプレーは今の若手にも見習って欲しいところです。
> パインさんへ
当事のヤクルトは若い女性に人気のあった球団だと記憶していますが、城の人気は凄かったですよね。決して自己主張の上手いタイプの選手ではなかったですが、気持ちの強い選手でしたよね。
こんにちは。
城さんの人気は本当に凄かったですね。
私も大好きでした。
顔が好みだったのはもちろんですが、試合に対する熱い気持ち、ガッツ溢れるプレーに何度釘付けになったことか。
初のホームランを打った時も本当は嬉しいのに、自分は打って塁に出るのが仕事だから…と控えめだったのを覚えています。
高津さんや石井さんとのお笑いコンビのようなやりとりも好きでしたね。
あの当時に戻って、あの時のスワローズを応援したいです。
> めぐみさんへ
城はイケメンであり女性人気も物凄かったですが、チームのために自分の役割に徹する姿は男性をはじめとするいわゆる野球玄人にも評価されていた選手ですよね。
当時のヤクルトには勢いを感じていました。