2016年キャンプのポイント

2016年の1軍キャンプメンバーが発表されたので今年もキャンプのポイントについての記事を書きたいと思う。昨年の記事はこちらから→「2015年キャンプのポイント」

今日発表された1軍キャンプメンバーは下記の通り

○投手（22人）

石山泰稚、ペレス、秋吉亮、※原樹理、成瀬善久、杉浦稔大、石川雅規、松岡健一、竹下真吾、館山昌平、久古健太郎、小川泰弘、風張蓮、デイビーズ、古野正人、岩橋慶侍、ルーキ、中澤雅人、オンドルセク、徳山武陽、新垣渚、山中浩史

○捕手（4人）

西田明央、星野雄大、藤井亮太、中村悠平

○内野手（8選手）

山田哲人、大引啓次、西浦直亨、川端慎吾、森岡良介、荒木貴裕、畠山和洋、谷内亮太

○外野手（7人）

比屋根渉、バレンティン、※山崎晃大朗、雄平、坂口智隆、上田剛史、鵜久森淳志

皆さんの印象はいかがだろうか？それでは早速個人的な今年のキャンプ、オープン戦のポイントを上げていきたいと思う。

①新外国人投手の見極め
・バーネット、ロマンというチームを支えた外国人投手の退団によって獲得したペレス、デイビース、ルーキの３投手が１軍で使えるかどうかを見極めるというのが今年のキャンプ、オープン戦の大きなテーマになることは間違いないだろう。個人的にはリリーフで使える投手が１枚でも２枚でも増えればそれに越したことはないと思っているので、まずは完全なリリーフタイプとして考えられるルーキがどんな投球を見せるかに注目してみたいと思う。またデイビースは先発、ペレスはリリーフかな？と感じているのだが、この２人の投手の起用法にも注目してみたい。
オンドルセク、バレンティンという実績を残している外国人選手がいるだけにこの２人にアクシデントがない限りは１軍に残れるのは新外国人３名のうち２名ということになる。誰が開幕時点での１軍切符を手に入れるだろうか？

②中堅手争い
・２０１１年シーズンを最後に不動のセンター青木がチームを去り、その穴がいつまでも埋まらない状態でいる。個人的には２０１２年シーズンからとにかく上田推しなのだが、怪我もありいまだにレギュラーの座をがっちり確保するには至っていない。昨シーズンも中堅手に関しては、固定することが出来なかった。基本的には上田VS比屋根の構図になると思うのだが、そこにオリックスから加入した坂口、ルーキーの山崎がどこまで食い下がれるだろうか？激しい戦いに期待したい。オープン戦での結果が大事になってきそうである。

③本塁ブロック禁止への対応
・これはヤクルトに限ったことではないのだが、非常に大きなルール変更のように感じる。捕手（本塁ベースカバーの投手、野手も同様）は、送球を捕球するまで、走者の走路を妨げる位置（ホームベースの三塁側）に立ったり、膝を落とすことが許されなくなる（オブストラクションと判定する）という。
ということは、捕手は他の内野手と同じようなタッチプレーの技術を習得する必要があるということなのだろうか？ホームでのクロスプレーのルールの基準をキャンプ、オープン戦でしっかり把握する必要がある。このルール改正については、気になっているファンも多いのではないだろうか？
捕手も走者もサードコーチャーも対応する必要がある。

④原樹理
・２０１５年のヤクルトのドラ１である。高校時代から甲子園で活躍した投手としての総合力の高い期待のルーキーである。個人的には先発ローテーション入りしての新人王獲得を期待している。伸びしろが大きいタイプの投手というよりは、投手としての完成度の高い即戦力タイプの投手だと感じるため、ルーキーイヤーのキャンプ、オープン戦からいきなり勝負となるはずである。原樹理の投球がプロでも通用するのかどうか注目してみたい。

一応上記の４点に注目してみたいと思う。その他１軍キャンプメンバーを見て気になるのは昨シーズン全く戦力にならなかった２０１４年のドラフト１位２位コンビ竹下、風張、日本ハムを戦力外となった鵜久森辺りがどれくらいアピールできるかも楽しみなポイントとなりそうである。


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