オープン戦最終戦は快勝。気分はいいですね。

オープン戦
ヤクルト６－１日本ハム

オープン戦最終戦は勝利し、6勝12敗1引き分けという数字でオープン戦を終えた。ここまで結果を残せなかった館山も結果を残し、ファンからするといい気分でオープン戦を終えることが出来た。

先発の館山は、昨シーズンと同じような状況で投げている印象である。今日は5回無失点でまとめてくれたが、球数は93球と多く、4回頃からストレートの球速も落ちてきていた。制球が定まらないことが影響しているのかどうかは分からないが、同じ球種を続けることが多い印象が残った（中村の特徴ですかね？）。
やはり全盛期の館山と比べてしまうと物足りない状況なのだが、それでも何とかしてしまうのが、館山の投手としての総合力の高さを物語っている。正直開幕ローテ6人の中で最も不安が大きいのが館山なのだが、館山が先発ローテーションに入っている心強さがあることも確かである。まずは館山の経験値に期待してみたいと思う。

リリーフ陣はペレスー秋吉ールーキーオンドルセクとつないで見せた。おそらく開幕時点ではこの4投手が僅差の勝ちゲームに登板することになるのだろう。
昨シーズンに続いて秋吉以外の日本人投手が出てきていないところに不安を感じるが、まずはこの4人に頑張ってもらうしかないだろう。ペレス、ルーキについては、デイビーズが先発する際にどちらかが登録抹消になってしまう可能性が高いのだが、オープン戦の時点ではどちらを落とすか決めることが出来なかったというのが首脳陣の本音だろう。開幕後も外国人枠争いが続くこととなった。開幕して5試合の中でオンドルセクが結果を残せなければオンドルセクを登録抹消する可能性もあると見てよさそうだ。想像していた以上に良い競争が出来ていると思う。

打線はやはり層の薄さは感じるのだが、川端、山田、雄平の主力組と新戦力の坂口が今日もしっかり結果を残してみせた。川端はインフルエンザでの離脱はあったが開幕までにしっかり状態を上げてきていると感じるし、山田もオープン戦の数字自体は良くないのだが、今日は猛打賞と本来の打撃を取り戻しつつあるように感じる。昨シーズンの不調からの脱却を目指す雄平もパワーのあるところを見せ付けてくれている。この3人には開幕からフル回転してもらいたい。
また坂口はオープン戦打率.415と素晴らしい数字を残してみせた。正直オープン戦が始まる前まではセンター争いは上田VS比屋根が基本になると思っていたのだが、結果を残さなければならない状況下で坂口がしっかり結果を残して見せた。守備面での不安はあるのだが、バレンティンの離脱もあり開幕スタメンをほぼ手中に収めたのではないだろうか？シーズンに入ってからもそのシュアなバッティングを見せ付けて欲しい。
個人的にはもう1人の主力野手と捉えている中村のバッティングの状況が上がってこないのが気になるところである。今シーズンはバッティングでもチームを支える存在になって欲しいのだが、オープン戦では結果が残せなかった。元々打てる部類の捕手に成り得る要素は持っていると思うのだが…まだ悩んでいるのだろうか？

開幕直後の巨人、阪神との6試合は厳しいゲームが多くなりそうだが、何とか3勝3敗、悪くても2勝4敗ではまとめてもらいたい。混戦が予想されるセリーグで開幕からの大きな出遅れは避けたいところである。


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