FIYS的2016キャンプ、オープン戦振り返り

今日はキャンプ、オープン戦の振り返りをしてみたい。事前に「2016年キャンプのポイント」という記事を書いていたので、その記事に沿って振り返ってみたい。

①新外国人投手の見極め 80点
新外国人投手3人は、キャンプ、オープン戦でNPBの1軍レベルの実力があることを示してくれたと思う。特にルーキ、ペレスの2人は、リリーフとして多くの実戦で登板してくれた。両投手ともにオープン戦序盤は制球に不安があるのかな?という印象もあったのだが、開幕に向けて徐々に調子を上げてきている。是非バーネット、ロマンの穴を少しでも埋めてもらいたい。
デイビーズは先発として開幕ローテーション入りを果たした。長いイニングを投げ切れていない部分に不安も感じるのだが、制球もそこそこ安定しており、箸にも棒にも掛からないということはなさそうだ。正直チーム状態によっては2軍行きを命じられる可能性もあると思うのだが、ロマンのように腐らずにチームに貢献することが出来るだろうか?
オンドルセクも含めて良い競争が出来ていると思う。

②中堅手争い 70点
・青木のメジャー移籍以降固定できずにいた中堅手争いは、私の予想とは違う形で一応の決着となりそうである。競争という形にはならず、オリックスを自由契約となりヤクルトに加入した坂口の一人勝ちの形となった。練習試合からオープン戦にかけて打撃でアピールを続け、4割を超える打率を残した。怪我以降苦しんでいたのだが、バッティングに関しては本来の実力を発揮し始めたと見て良さそうである。しかし守備面では不安もあるのかほとんどの試合でフル出場することは出来なかった(もしかすると1試合もなかったかもしれない。)。長いシーズンということを考えるとその辺りに不安が残るのは確かである。
また結果的にはバレンティンが離脱したため、開幕の時点では、センター上田、レフト坂口となる可能性が高いだろうか?個人的にはここ数年上田に期待し続けていただけに開幕後にアピールして坂口からレギュラーの座を奪い返すような活躍に期待したい。

③本塁ブロック禁止への対応 50点
この項目については、全球団また審判もまだ手探りの状態にあると思われるため50点以上の点数をつけることが出来ない。しかし中村が2回ほど「コリジョンルール」に該当するようなプレーで話題となり、1回は本塁でのブロックとみなされ走者の生還が認められることとなった。オープン戦の間にこういったプレーに接することが出来たことは良かったのではないだろうか?
とにかく捕手のブロック禁止によって際どいタイミングでもランナーがホームを狙う場面が増えることは間違いなさそうである。

④原樹理 80点
・キャンプ、オープン戦に関しては、合格点を与えて良いと感じる。最後の登板で大谷にレフトスタンドに運ばれるなどプロの洗礼を浴びたが、それでも全体的に見れば自分の投球がプロでも通用するところを見せてくれたのではないだろうか?原樹理の生命線はシュート、カットボール、スライダーを内外角にしっかり出し入れすることである。ストライクゾーンを広く使ったピッチングで活路を見出してもらいたい。先発ローテーションの座をどこまで守れるだろうか?

私がポイントとして上げた4点に関しては、まずまずの評価が出来るのではないだろうか?悪くないキャンプ、オープン戦だったと思う。

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