ヤクルト7-5中日
小川が打ち込まれ、打線は残塁の山。17日のDeNA戦に続いてどう見ても負けパターンのゲームだったのだが、9回にバレンティンのホームランで1点差に詰め寄ると9回2アウトから粘り、福谷をマウンドから引きずりおろすと代わったベテラン岩瀬から中村が逆転3ランホームランを放ってみせた。チーム状況が上がってこない中で信じられないような逆転劇となった。
今日はあえて岩瀬仁紀という投手から触れてみたい。プロ野球史というものがあるとするならば2000年代に間違いなく名前が挙がってくるであろう伝説の投手がこの岩瀬である。ルーキーイヤーから15年連続50試合以上のゲームに登板し、コンスタントに成績を残した現代プロ野球を語る上で欠かせない投手である。2014年シーズン中に左肘の故障で離脱すると2015年シーズンは登板することが出来なかった。復活を期す今シーズンは4月から1軍の舞台に帰って来たのだが、やはり全盛期のような投球は難しい状況が続いている。
今日は中日のクローザー福谷がバレンティンにホームランを打たれた後もピンチを招いた中での登板となったのだが、中村に逆転3ランホームランを打たれてしまった。岩瀬の代名詞であるスライダーを中村が完璧に捉えて見せた。中村の勝負強さを称えるとともに1つの時代の終焉を感じさせる場面となった。
もちろんここから岩瀬が巻き返す可能性もあるのだが、今日の岩瀬の姿は全盛期では考えられないような姿であったことは間違いない。マリナーズから横浜に復帰した佐々木主浩がヤクルト戦で三者連続ホームランを浴びたゲームに似た印象が残るゲームとなった。
さて今日のゲームは見ていないため簡単にまとめたいのだが、先発の小川は5回5失点ということで昨日の石川に続いて先発の役割を果たすことが出来なかった。開幕直後はエースらしい投球を見せてくれていたのだが、その後少し安定感のない投球が続いている。結果を残していた頃は気にならなかったのだが、ストレートの球速が上がってこないのが少し気になるところである。それでもストレートで空振りも奪えているため、そんなに気にしなくても良いと思うのだが、結果が出ないとどうしても気になってしまう。
それにしても4番にビシエドがどっかりと座った中日打線は昨シーズンとは全く雰囲気が変わってきたような印象がある。3番高橋の覚醒も大きいと思うのだが、シーズン前に私が考えていた中日打線よりも1.5割増しくらいの戦力と考え直したほうが良いのかもしれない。打線が「線」として機能してきているように感じる。
話は逸れてしまったが先日のDeNA戦、今日の中日戦とリリーフ陣の奮闘が逆転勝利を呼び込んだと言って良いゲームだったと思う。今日は6回から秋吉ー村中ーペレスーオンドルセクと無失点で繋いで見せた。まだまだ信頼できない部分もあるのだが、徐々にブルペン陣が揃ってきている印象もある。3歩進んで2歩下がるといったような状況ではあるのだが…
打線は、今日も何かスカッとしない印象が残るゲームとなってしまった。それでも山田、バレンティンの主軸にホームランが飛び出し、9回には中村に劇的な逆転3ランホームランが飛び出した。4点ビハインドをひっくり返したということで昨日に引き続き悪いところばかりな訳ではないのだが、どうも繋がりに欠けてしまっているのがどうしても気になってしまう。ここら辺は選手1人1人の奮起に期待するしかないのだろうか?
P.S 上田も骨折で離脱なんですね…坂口、比屋根がいるのでそこまでチーム状態が悪くなるとは思わないのですが、貴重なバックアップメンバーではあったと感じているだけにやはり痛い離脱ですよね。
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コメント
ペナントの計算としてはビジターの今週2勝かなと思っていたのでひとまずほっとしました
小川は期待には応えられなかったですが、ピンチに失投するのはいい加減直して欲しいですが、4.5回はしっかり抑えたのでまあ最悪は回避できたし来週にまた期待できるかと。
本当は今日みたいにストレートの球速が出ない日用にもっと遅い球種があっても面白いと思うんですけどね。
この勝ちは大きいですね。
敗色濃厚な中よく逆転してくれたともいます。
ですが、それにしても打線がつながらないですね。
私としては打順の組み替えを試してみてほしいです。
個々の打撃成績は良いので。
ほぼ連日、詳しく、そして分かりやすい記事を書いてくださって深謝してます。上田選手も離脱ですか…。痛い離脱です。それでも上げてもらえない飯原選手は、よほど真中監督の野球には合わないのですかね?それはともかく、昨日の勝ちは大きいです。敗戦濃厚の展開で、バレンティン選手・中村捕手が本当によくぞ打ってくれました!オンドルセク投手も、ヒヤヒヤながらなんとか抑えてくれました。それだけに、今日こそ原投手に勝ってもらわないと!そして、来週には勝率5割になってほしいものです。
先週ゆのDeNA戦と似たように展開で相手に助けられましたね、年に2回もあるとは少し神懸かってきましたかね。
中村はトスでスイングの矯正をしていたみたいで結果が表れて良かったですね、率は250くらい打ってもらえれば期待も膨らみますし8番が打点を稼ぐのは相手も嫌ですか変化に期待です。
心配なのは小川で先週も失点を重ねていますし彼以上の投手は今のヤクルトにはいないので不振にならなければいいのですが・・・来週の内容が気になりますね。
あと岩瀬は力が衰えていますよね、球速も135km出るか出ないかですしスライダーを広いナゴヤドームて簡単にホームランされるのはキレがない証拠ですよね、もし岩瀬も引退となると中日黄金期は完全に終わったのかなと感じてしまいますね(森野・荒木もレギュラーではなくなって全くの別なチームになりましたね)
原樹理ですが徐々に内容が悪いので味方の先制点が必須ですね、それと相性悪いネイラーはチャンスでボール球を振りすぎないようにすれば特に決め球がない投手なので序盤での攻略は可能と思いますが、打線の繋がりだけが心配です。
それと武内は構えを変えてましたね、今年は崖っぷちなのとスイングの軌道は悪くないように思えたので打てそうな予感がするのは私だけですかね・・・守備は一級品で好きな選手なのですが。
初めまして、こんにちは!
スワローズファン歴28年の32歳女性です。
打線は全く心配していませんが、正直、先発投手がもう少し強かったらという思いはあります。オンドルセクは安定していますね。強いです!!そして原樹理選手…最近まで、イースタンで調整した方が良いのかなとも思っていましたが、何とか初勝利を上げて欲しいです。
ヤクルトは夏に強いのでまだまだこれからですが、最後まで諦めない戦い方が大好き☆☆頑張れ!!p(^^)q
> saboさんへ
小川にはエースとしての投球を期待しているので、ここ数試合の投球は物足りないですよね。チームが苦しい中で流れを変えるような投球を期待したいですね。
> ケマルさんへ
バレンティンの状態によってもオーダーは変わってきそうですね。バレンティン不在となるようであれば大幅なオーダー変更もありそうですね。
> 久保田さんへ
私のブログは試合をしっかり見て書いているわけではないので、不十分な部分も多いかと思います。今後ともよろしくお願いします。
原樹理投手には中々勝ちがつきませんね。
> kさんへ
そうですね。高校野球のようなミラクル勝利が続きましたね。中村は2週続けて大仕事をやってのけましたね。
岩瀬はもう一度輝くことがありますかね?
> スワローズ愛が止まらないさんへ
コメントありがとうございます。年齢もファン暦も私とほぼ同じです。今後ともよろしくお願いします。