ヤクルト4-1巨人
序盤にポレダを崩し、石川がそのリードをしっかり守ってみせた。約1年ぶりの完封勝利は逃してしまったが、石川らしい見事なピッチングを披露してくれた。
石川はあわや完封という好投だったのだが、1年前の記事を貼っておきたいと思う。→「石川完封!田口にリベンジ!」
おそらく1年前のゲームに比べて今日の方が調子は良かったのではないだろうか?前回の完封劇と今日の完封未遂との共通点を探してみると①神宮での巨人戦。②味方が序盤に得点を重ねる。③審判のストライクゾーンが広め。といったところだろうか?特に審判との相性の良さは石川のような技巧派の投手には重要なのだろう。「審判のストライクゾーンが広め。」と書いたが、個人的には「狭くはなかった。」という言い方の方がしっくりくるかもしれない。これくらいのストライクゾーンがちょうど良いように感じる。皆さんはどう感じただろうか?
首位の巨人相手に初回から安定した投球を披露してくれた。右バッター左バッター関係なく内外角を広く使ったピッチングは「見事。」としか言いようがなかった。相手打者に自分のスイングされることなくアウトを積み重ねていった。今日の神宮球場はレフトからホーム、ライト方向に強風が吹き荒れておりこの風も上手く味方にした投球が出来たのではないだろうか?右バッターのインコースへのカットボール、左バッターのインコースへのシュート、シンカーが特に効果的だったのではないだろうか?コントロールも抜群だった。
最後の最後に長野にタイムリー3ベースを浴びてしまったが、これは低めの変化球を長野が非常に上手く打ったものであり、相手を褒めるしかないプレーだと感じた。いずれにしろ8回2/3を被安打5与四死球1の1失点という投球内容は素晴らしいものだった。
打線は石川とは反対に制球に苦しむポレダから上手く得点を重ねて見せた。チャンスを作っても中々得点に繋げることが出来ず、劣勢に立たされるゲームが多かったため、きっちり3点を奪い、4回でマウンドから引きずり下ろすことが出来たのは良かったのではないだろうか?
2回は荒木がヒットで出るとバッテリーエラーで2塁に進塁する。大引ヒットの後盗塁を決め、0アウト2,3塁とチャンスを広げると中村がきっちりセンターに弾き返す2点タイムリーヒットを放ち、先制点を奪ってみせた。相手のミスも絡んだ中ではあったが、下位打線がつながってしっかり得点を奪えたことは大きかった。
3回も相手のミスから1アウト3塁のチャンスを作ると雄平が前進守備の内野を高いバウンドで越すタイムリーヒットを放ち追加点を奪ってみせた。その後は淡白と思われても仕方ないような攻撃が続いたが、8回に荒木の死球、大引の四球でチャンスを作ると中村が右中間を破るタイムリー2ベースを放って勝負を決めて見せた。その後に畳み掛けられなかったのは残念だったが、2回に続いて荒木、大引でチャンスメイクをし、中村がしっかり仕事をしてくれたのは大きかった。中村の打撃にはもっと高いものを求めたいのだが、チャンスで勝負強さを発揮してくれている。9番にピッチャーが起用されることが多いセリーグで8番打者の存在は非常に重要になることは間違いない。今後の中村にも期待していきたいと思う。
P.S 石川のゴーグル姿は似合いますね!
また甲子園では岩貞と今永の若手サウスポー対決が素晴らしかったようですね。特に今永の6回2/3を14奪三振ということでものすごい投球を披露したようだ。今永は原樹理以上に打線の援護に恵まれていない。投げているボールは素晴らしい。
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コメント
先発投手が頑張り、打線は先行して勝つ、という理想的な試合でした。石川投手は、いい時は本当にナイスな試合を作ってくれます。打たせてアウトを獲る投手の真髄を見せてくれました!小川・原投手にも続いてもらわないと!
巨人は延長12回の後で移動ゲームだったので元気がなかったですね(笠原逮捕も影響しましたかね)
石川は風の影響はあったでしょうね、シンカーが落ちてましたし球も低めに制球してましたし審判も外に広かったのが良かったんでしょうね。問題は神宮以外では勝ててないことなので来週の甲子園の出来が気になりますね。
明日明後日は今村とおそらく平良だと思うのでエース小川と原樹理で3連勝して5月反抗の勢いつけないといけませんね(開幕戦の仮を返さないと)
カギは先取点ですが少しは足とかバント絡めた小技の采配もしてほしいのですが・・・打線も湿りがちで打つだけでは得点圏打率が低いので期待が出来ないのが現状なんですけどね。
> 久保田さんへ
これぞ石川という素晴らしいピッチングでしたね。
> kさんへ
松山でも好投しているので神宮が特別合っているということではないと思うので、次回こそは甲子園でもしっかり結果を残してもらいたいですよね。石川の場合、味方の援護であったり、審判との相性であったりも必要になってくるように感じますが…
たまには投手で勝たないとという試合でしっかり自分のピッチングした石川は見事
巨人ナインは少し疲れみえますね
バッテリーでヒーローインタビューとなるのは美しい
石川と中村はしゃべりも上手いし安心できる
小川の粘りに尽きると思います。3回まで何点取られるか分からない状態でしたから、4回からよ我慢強く投げたと思います。それわり打線が余りにも酷かったと思います。特に初回、制球の定まらない今村にたったの11球で終わらせたのは、淡泊としか言いようがありません。ホームランが出たからと調子に乗って、初球のクソボールに手を出すなど、今村に立直りのきっかけを与えたようなものです。
2回の攻撃は荒木と大引がよく粘りましたし、中村がつないだ後、小川がバントをしましたが、無死か一死でランナが居たら投手は無条件にバントしなくてはいけない、という決まりでもあるのでしょうか。今村は制球に苦しんでいるのですから、小川は例え三振したとしても、球数を投げさせる場面だったと思います。バントでアウトをひとつ献上は、投手の立場からすると物凄く有難かったと思います。ましてやバント失敗など論外の場面です。
巨人は打ちたい球が来るまでしっかり待ちました。ヤクルトはクソボールに簡単に手を出しました。この差が響く試合になりかねなかったかと思います。ヴェテラン2人に助けられましたが、ヤクルトの方が下手くそな野球をしていたと思います。
> saboさんへ
石川ー中村のバッテリーが素晴らしかったですね。ナイスゲームでした。
> trefoglinefanさんへ
小川が本当に良く粘りましたよね。序盤の出来から行くと7回まで持つとは思えませんでしたからね。
田中浩、飯原がベテランらしい仕事をしてくれましたね。