ヤクルト5-7阪神
石川が登録抹消となり、今日のマウンドに上がったのは八木だった。2軍でまずまずの結果を残しての1軍昇格だったのだが、結局3回で降板となってしまった。打線も阪神投手陣から合計10個の四球と2つの失策をプレゼントしてもらったのだが、肝心のヒットは4本しか放てず、ビッグイニングのチャンスを逃してしまった。
村中、ルーキも失点してしまい、またしても先が見えないトンネルに入ってしまったように感じる。
先発の八木は、初回に4つの三振を奪う(1つは振り逃げ)というど派手な立ち上がりとなった。2回も2者連続三振を奪い、このまま奪三振ショーとなるのか?と感じさせたのだが、ここから鳥谷、能見に連続四球を与えると北条に先制2点タイムリー2ベース、大和にもタイムリーを浴びてしまい、2アウトランナーなしから3点を失ってしまう。3回にも能見に犠牲フライを浴び、結局3回を被安打6与四死球3の4失点で降板となってしまった。
八木はようやく以前の八木の姿に戻ってきたのかな?と感じさせるだけのボールは投げていたのではないだろうか?ストレートでも変化球でも空振りが奪えていたため、初回、2回で6つの三振を奪うことに繋がった。やはり質の良いボールを投げれる投手であると改めて感じることが出来た。
しかしである。こういった投球を見せていても突然崩れるイニングが出てきてしまうのも以前の八木の姿そのものだった。2回2アウトから2者連続四球が絡んでの3失点は頂けなかった。八木が1軍の戦力になったのは2013年からである。ほぼシーズン通して先発ローテを守ったものの5勝13敗、防御率4.44という数字が残ってしまった。数字の割には質の良いボールを投げ込んでいたのだが、どうしても勝ちに繋がる投球が出来なかった。この時はまだまだ若いのでこれから修正して行ってもらえればと考えていたのだが、それから2年以上の月日が経っても八木のピッチングは変わっていない。これは褒められるべきことではないのだが、昨シーズンの大不振からは抜け出してきているように感じる。
同期の赤川、日高はすでにプロ野球界を去っているのだが、まだまだ年齢は26歳である。今後の投球に期待したい。
リリーフ陣は松岡ー村中ー秋吉ールーキー久古と繋いで何とか粘っていたのだが、村中が7回に原口に浴びた一発、ルーキが9回に失った2点があまりにも痛かった。
先発もリリーフも投手陣の絶対数が足りない状況である。救世主は表れるのだろうか?
打線は3回まで能見にノーヒットで抑えられていたのだが、4回に川端、山田が連続四球で出塁するとバレンティンがタイムリーヒットを放ってみせた。このまま一気に追い上げたかったのだがヒットを放ったバレンティンが走塁死してしまい、勢いが削がれてしまった。点差も考えた中でプレーしてもらいたかった。
7回には代わった安藤の乱調に付け込み、チャンスを作るとここで登板した高橋から今浪がタイムリーを放ち、3点差まで追い上げると高橋の牽制悪送球もあって3-5と2点差に追い上げてみせる。
8回にもエラーと2つの四球で0アウト満塁のチャンスを作り、この回からマウンドに上がった藤川を攻め立てたのだが、バレンティンが三振、雄平がサードフライに倒れてしまい、畠山の押し出し四球による1点しか返すことが出来なかった。
9回にも今浪、西田の連打で0アウト2,3塁のチャンスを作ったのだが、川端の犠牲フライによる1点に抑え込まれてしまった。最後のチャンスでバレンティンがライトへ大きな辺りを放ったが、もう一伸び足りずゲームセットとなってしまった。
記事の冒頭にも書いた通り阪神投手陣から10個の四球を貰い、2つの失策も得点に繋がったのだが、ビッグイニングを作るには至らなかった。
これだけのビッグチャンスを作ったのだから、8回、9回で藤川、マテオをしっかり仕留めてもらいたかった。
どうしても打線が繋がらない状況にある。1番坂口、2番川端、3番山田、4番バレンティンの並びは相手からすると嫌だと思うのだが、川端、山田、バレンティンはシチュエーションによって四球覚悟で相手チームが投球してきているように感じる。その後に控える雄平、畠山に今のところ怖さがないため思い切った攻めをされてしまっている印象がある。おそらく明日はオーダーを入れ替えるのではないだろうか?
1番比屋根、2番川端、3番山田、4番バレンティン、5番畠山、6番坂口、7番大引、8番西田、9番デイビーズ
こんなオーダーはどうだろうか?坂口に関しては、1番が最もやりやすい打順なのかもしれないが、6番としてポイントゲッターの役割も担ってもらいたい。また現在のチーム状況からすると打ち勝つしかないため、打撃不振の中村を外して西田を起用することも考えて良いのではないだろうか?
おそらく何かを変えなければこのまま沈んでしまうような気がする。明日はデイビーズの好投と打線の奮起で何とか連敗を止めてもらいたい。
にほんブログ村
コメント
どうにもならん試合でしたね
5番は川端が良いと思います。せめて進塁打という気持ちがゲッツーを生んでるように見えるし、そもそもクリーンナップの実力者なのだから5番で最低でも犠牲フライを打ってもらいましょう
2番は大引もしくは雄平もありかと。バントも一応できるし、足もあって。
それにしても原口には惚れました。打撃もすごくいいですけどリードやキャッチングも上手いですね。それになにより大物の雰囲気ありますよ。オーラっていうのでしょうか
バックネットへのファールフライが上がった瞬間迷わず後ろへ全力疾走してスライディングキャッチを試みたシーンには思わず見惚れました。上手いとかガッツがある捕手はいても絵になる捕手はそういないですね。阪神はこれから藤波でもなく高山でもなく原口のチームになる気がする
古田城島阿部に続く平成名捕手に加わるのは原口なのではないか
負けたので、どうしてもグチになってしまいます…。八木投手の場合、中継ぎで数試合の当番をさせてから、その結果で先発させるような使い方ができれば良かったのに…、と思います。久しぶりに一軍で投げる投手をイキナリ先発させるのは、あまりにも賭けだったと思います。本人の自信喪失にもなりかねませんし。畠山選手は、もう少し打ってほしいです。畠山選手には、ホームランがほしいです。また、今日のディビーズ投手こそ勝ち投手になってほしいです。やはり先発投手がしっかり試合を作ってくれないことにはなかなか勝てませんので。
八木球速がないわ、ファームは何やってんだろうか?
若手先発投手を育成しなかったツケがいま起こってしまったな
ホームで勝率が良かったので神宮3連敗は意外でチーム状態は想像以上に悪いのが分かりました。
試合は相手のエラーと四球で逆転する機会は山ほどあったのに大事なところで四球を取れなかったり点差を考えない走塁、守備シフトを見ても内野ゴロも打てない雑な野球でしたね(選手への自主性は悪くなると歯止めが利かないですね)
野手はチャンスで力んで適時打が出ない、投手は先に点をやらないように腕が振れず持ちこたえられない負のスバイラルに入ってしまいましたね。
八木は以前と変わってなかったですね、良い球は投げているのですが精神面が成長できてないのでしょうね。
この試合もですが打順の巡り合わせが悪すぎですね、以前からここでも指摘ありましたが限界にきた感じです。川端が3割切る異常事態を監督はどう見てるのでしょうかね?打撃のチームなので打てなく得点できなければ勝てないのは必然なので雄平・畠山・中村の起用を含めて決断をして欲しいですね。私的には川端はファーストで今浪をサード、ライトには比屋根か藤井でキャッチャーもスタメンは西田で終盤は中村とかで総力戦に切り替えて欲しいですね。
ドラ3の高橋(左のライアン)を一軍先発で起用して育ててほしいが、無理でしょうか?
> saboさんへ
原口はかなり良い捕手なのですね?高校時代から注目されていた強肩強打の捕手でしたが、まさか今シーズンのこのタイミングでレギュラーを奪うとは思ってもいませんでした。
> 久保田さんへ
以前の野球界であればリリーフで試しておいてから先発起用というのもあったかもしれませんが、今の時代はリリーフの重要性も高まっているので、先発を意識しながらリリーフ起用するというのはもしかすると難しいのかもしれませんね。
> でぶちゃんさんへ
八木は確かに球速は出ていませんでしたね。
高卒投手がこれだけ育たないというのは致命的ですよね。
> kさんへ
今のチーム状況からするとオーダーは入れ替えるしかない状況でしょうね。25日のゲームのオーダーは中々面白いオーダーでしたね。
> 医者さんへ
今は無理でしょうね…まずは児山でしょうか?