ヤクルト9-14オリックス
最終スコアだけ見ると何とか見れるようなスコアになっているのだが、7回表が終わった時点で1-13ということでどうにもこうにもならないようなゲームだった。7回、9回の追い上げで神宮球場に足を運んだヤクルトファンに少しでも良いところを見せられたことだけが今日の収穫だろうか?苦しい日々が続いている。
先発の原樹理は課題だった初回を三者凡退で抑える素晴らしい立ち上がりとなった。しかし2回にT-岡田、小谷野に連続死球を与えてしまい、乱闘騒ぎとなってしまった。昨日のゲームで山中が3つの死球を与えていたこともあり、「警告試合」が宣言された。原樹理は右バッターへはインコースに食い込むシュート、左バッターにはインコースへカットボール、スライダーを投げ込み、内外角を広く使う投球が生命線の投手である。その原樹理が投げるゲームで「警告試合」が宣言されてしまったのは痛かった。
2回は雄平の好返球もあり、無失点で切り抜けたのだが、3回は2アウト3塁から西野に四球を与えてしまうと糸井にタイムリー、T-岡田に3ランホームランを浴びてしまった。インコースを突きづらくなった状況でT-岡田には外のシュートを完全に狙い打たれてしまったように感じた。
4回も内野安打からピンチを招き、ディクソンにタイムリー2ベース、西野にタイムリー内野安打、糸井にタイムリー、T-岡田にタイムリー2ベースとこの回も4点を失ってしまい、結局4回を被安打9(被本塁打1)与四死球3の8失点(自責点7)と大きく崩れてしまった。正直まだ慣れていないパリーグ相手であれば何とか試合は作れるのではないか?と考えていたのだが、2回の2つの死球で自分のペースを失ってしまった。2つの死球自体は仕方ないものだと感じるのだが、昨日のゲームで山中が3つぶつけていたこともあり、ここでもチームとしての悪循環が出てしまったという印象である。
しかし原樹理はインコースを突けなければプロの世界ではやっていけないタイプの投手である。次回からもびびらずにインコースを突いて行ってもらいたい。この辺りのフォローを投手コーチや捕手にお願いしたいところである。調子自体は悪くなかったと思う。次回も日曜日のマウンドに上がってもらいたいところである。
リリーフ陣は大差が付いた中で石山ー風張ー久古と繋いだが、誰一人としてきっちり相手打線を抑えることが出来なかった。これが今のチーム状況である。投手がいない。おそらく2軍にも風張以上の投手がいないということなのだと思う。とにかく経験を積みながら成長してもらいたいのだが、もしかすると経験云々を言えるようなレベルでもないのかもしれない。正直苦しい。
打線は大差が付く中で終盤何とかディクソンをマウンドから引きずりおろし、7回、9回で4点ずつを上げ、粘りを見せたのだが、焼け石に水状態である。それでも昨日のブログで書いた畠山と雄平に一発が出たことは今日のゲームのプラスポイントだったと感じる。5番川端がそれなりに機能している中で6番畠山、7番雄平に一発が出始めれば相手バッテリーはかなり攻め辛くなるのではないだろうか?
チームの現状を考えると投手陣に多くを期待できない状況である。それだけに多少リスクを背負ってもビッグイニングを作るような攻撃を仕掛けていかなければならない。序盤に大量得点を奪い常に優位な状況で試合を進めたいところである。山田、バレンティンという大砲2枚にヒットメーカー川端が加わるクリーンアップを上手く活用して行きたいところである。
今年の交流戦は相当厳しくなることは予想しており、6勝12敗くらいが基準になるのでは?と以前のブログで書いたのだが、日本ハム、オリックスとの6連戦は3勝3敗くらいで切り抜けられる可能性もあると感じていたため、ショックが大きいことは確かである。とにかく投手陣が何とかならないことには状況が好転することはなさそうである。
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コメント
原投手は将来的にはローテの柱になれると思うが、本当は一度ファームで再調整したほうがいいと思う。ただ、一年目からこうやって苦労するのはいい経験になるとも思ってるし、つぶれないで乗り越えてもらいたい。
本当にファームにも投手がいないなら、トレードによる投手獲得を前向きに検討してもらいたい。
原樹理はシュートピッチャーなので死球は宿命ですね、昔なら西本・東尾・北別府・平松など向こうっ気が強くないとプロではやっていけないので是非そういう投手になって欲しいですね。この内容でも抹消しないようですけど、ちょっと理解できないですね疲れもあるし精神的もきつくなっているように見えるので休養させてあげて欲しいですね(先発で6敗は負けすぎなので今年は中継ぎへ転向でいいと思うのですが・・・監督が頑固なので変更ないですね)
あと今年は死球が多過ぎですね内角をつかないと打たれるのは分かりますが2試合で7つは当て過ぎですね、オリックス側が怒るのも理解が出来ます。
ただ7回の山田が2塁へのスライディングでの乱闘騒ぎですが、このプレーで西野と風岡コーチが怒るのは???ですね、少し深く足元に入りましたがあれはセカンドとして避ける技術がなさすぎますね、ランナーを見てない証拠です(同僚の中島はもっとエグっていますよね)
この負けで、ほぼ優勝はないと思うのであと5位争いが当面の目標でしょうけど、2軍で使える選手がいないと思いますが、ここはチーム一丸で戦うのもいいと思うので久古・原樹・風張・森岡を抹消して竹下・中島・土肥・山崎などの若い選手をあげて少しでも経験をつまして欲しいですね。
予想の6勝12敗はかなり、いいところついていますね。(私の予想は外れそうです)
ファームでは古野投手がかなりいい状態です。平井投手も上げて来ていい状態だと思います。ただ平井投手は、育成の壁が大きいのかもしれないですが…。死球に関しては、谷地選手のこともありますし、食らった側は怒るのが当たり前でしょう。死球を続けて出すような投手は、私は即ファームに落としたほうがいいと思います。ヤクルトの恥ですよ。また今日の4投手も一軍では使えませんね。古野・平井・竹下・杉浦投手と代えたほうがいいと思います。中澤投手は、ケガでしょうか?ファームでも投げていません。徳山投手も、投げていませんね。中島投手は、上げてきたのに出番もなく落とされ、今はあまりいい状態ではない感じです。トレードに関しては、今のヤクルトの一軍半&ファームの選手では成立しない気がします。という状況ですから、最後の望みは、本当にもう由規投手しかいないというところまで来てしまいましたね…。
西武の黄金期は先発完投できる投手が居ないなりに、中継ぎクラスの投手を上手く継ぎ足して、投手のやりくりをしていました。今の首脳陣にはヤクルトに限らずそうした能力がないものでしょうか。どうせあてにならない投手ばかりなのですから、ないものねだりなどせずに、もっと上手くやりくりすればいいと思うのですが。
昨年から投手のやりくりの拙さは指摘し続けてきましたが、そうした能力に関してはヤクルトの首脳陣はゼロに近いと思います。
どんなに打っても無駄だ、何を投げてもどうせ打たれると悲観せずひたむきに勝利を目指し続ければ上がり目はあるはず(今シーズンは最下位かもしれないが)
精神的に負の循環に入らずに入られるか忍耐力が試されてると思います
こういう時こそ細かいプレーに気を配りサインプレー、ベースカバーなどしっかり確認。
原は疲れてるかもしれませんが投げる以外でもやれることはあるはず
> 医者さんへ
原樹理は本当であれば2軍で調整させたいところですが、チーム状況がそれを許しませんよね。試練のルーキーイヤーとなりましたね。
> kさんへ
原樹理は本来であれば2軍で調整させたいところですよね。試練のルーキーイヤーとなっていますね。
実力を考えれば6勝12敗くらいが基準でそこからいくつ勝ちゲームを増やせるかがポイントと考えていたのですが…もしかすると6勝出来ない危険性もありますかね?
> 久保田さんへ
平井は支配下登録されましたね。平井、古野、杉浦は近いうちに1軍での登板機会が与えられるのではないでしょうか?
> trefoglinefanさんへ
寺田先発などは、3回くらいまで持ってくれれば…という中での起用だったと思うのですが上手く行きませんでしたよね。全く考えていないわけではないと思うのですが…
> saboさんへ
こういうときこそ基本に立ち返るということでしょうか。
最後の最後まで足掻いてもらいたいですよね。