オープン戦 ヤクルト2-6広島
今日の先発増渕は、6回を被安打5(被本塁打1)与四球1の3失点という成績だった。いきなり初回に先頭バッターに四球を与えてしまったが、今日の四球はこの1つだけ。前回当番に比べれば安定した投球を見せてくれた。6回3失点ということで先発投手としての最低限の仕事はできたのではないだろうか?それでも本当に最低限の仕事ができたというだけである。今日の試合がもしも公式戦だったら増渕の投球が敗因とされてもおかしくないゲームだった。
増渕が失点したのは、3回と6回、いずれも味方打線が得点してくれた直後の失点だ。これはいただけない。特に6回は、1点リードの場面でニックに逆転2ランを浴びてしまった。ホームランだけは避けなければならない場面でホームランを許してしまった。このホームランがあったかなかったかによって増渕が与えた印象は大きく変わっていただろう。小川監督も言うように「もったいない。」投球だった。それでも一歩ずつではあるが確実に増渕は成長していると思う。しっかり開幕ローテーションに入ってほしい。
2番手正田、3番手一場の99年に桐生第一高校が全国制覇を果たした時の先輩後輩コンビは、2人とも思うような結果を残せなかった。2人とも今日のような試合展開での登板を期待されている選手だと思うのだが…
正田は、1回を被安打2の1失点。左打者の前田智にヒットを打たれてしまっており、アピールすることはできなかった。前回の登板では、2回をパーフェクトに抑えていただけに正田にとっても「もったいない。」投球となってしまった。
一場は、1回を被安打3与四球2の2失点。正直一場は相当厳しい状況に追い込まれていると思う。開幕1運についての話しをしている訳ではない。ヤクルトに移籍してきた頃から毎年のように崖っぷちと言われてきたが、今年の一場もピリッとしない。同じような投球を繰り返してしまっている。このままでは、プロ野球人生そのものが終わってしまう可能性だってある。1軍のオープン戦でもう1回チャンスがあるかは分からないが、強い危機感を持って臨んでほしい。
打線は、今日も湿りがちであった。1軍の投手に対しては、ほとんど抑え込まれてしまっているのが気になる。それでもセリーグを代表する前田健から上田がタイムリー2ベース、雄平も2ベースを放ったのは、今後に期待が持てる。バレンティンが今日もノーヒットで絶不調のため、浅尾、前田健から2ベースを放った雄平にも開幕1軍だけでなく開幕スタメンのチャンスも微かに見えてきた。微かにと書いたのは、巨人の開幕投手が内海だった場合は、流石にバレンティンが使えなくても飯原がスタメンだと考えるからである。しかしもし澤村が開幕投手ということがあれば雄平にもチャンスがありそうだ。野手転向3年目、このチャンスをものにしてもらいたい。
その他では怪我で出遅れていた川本がスタメンマスクを被った。この復帰は嬉しい限りである。相川に比べて強気なリードが特徴の川本の存在はチームにアクセントを加えてくれるはずである。パンチ力もあるため是非レギュラーを狙ってほしい。
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