過去記事はこちらから→「2016ヤクルトのドラフト(1)」
上記の記事にも書いたように個人的に挙げた今シーズンのドラフトのポイントは①投手陣の整備②アスリート系野手(将来の外野手レギュラー候補)とさせてもらった。
前回は投手について触れてみたのだが、今回はポイントの②で挙げた「アスリート系野手」について触れてみたい。前回の記事でも書いたように基本的には①の「投手陣の整備」を最優先に考えてもらいたいと感じているのだが、やはりドラフトの流れによっては狙っている野手の指名もお願いしたいところである。
しかし今年のドラフトは投手が豊作と言われているように、野手で目玉となりうる選手がいない状況である。そうなると下位でアスリート系の高校生野手を指名するという展開が理想的だろうか?しかし高校生の野手はおそらく「清宮世代」と呼ばれるであろう来年の方が人材が揃っている印象もあるため、そこら辺も頭に入れておく必要がありそうである。
そして個人的にも今年のドラフト対象選手で「グッと来る」野手がいないことも事実である。もちろんネットや雑誌などで集めた情報と数少ないテレビ観戦で集めた情報のみを頼りにしているため、たまたまそう感じる部分が大きいだけだと思うのだが、皆さんはオススメの野手はいるでしょうか?
無理やりでも名前を挙げてみるとまずは、高校日本代表にも選ばれた鈴木将平(静岡高)外野手だろうか?バッティングセンスという意味ではこの選手が面白いと感じる。スピードも持っているということでリードオフマンタイプとして面白そうである。身体のサイズがなく非力にも感じるのだが、この辺はプロに入ってから鍛えていけば良いように感じる。「伸びシロ」という部分でどうかな?と感じる部分もあるのだが、3位以下で獲得できるようならチーム事情的にも狙って良い選手のように感じる。
2人目は年始にヤクルトが注目しているとの報道があった京田陽太(日大)遊撃手である。やはり衣笠球団社長、真中監督の母校という事もあり、どうしてもそういった部分で注目されてしまうため、ネットなどを見ているとヤクルトファンからの評判はあまり良くないように感じるが、184センチという大型遊撃手でありながらスピードがあって、堅実な守備も持ち合わせているということで楽しみな選手ではあると感じる。そのシルエットと身体能力だけでも魅力的なのだが、守備がしっかりしているところがスカウトの評価を高めているのではないだろうか?おそらく守備だけで言ったら現時点で廣岡や渡邉を上回っていると思われるし、こういった選手を入団させることによって廣岡、渡邉とのライバル関係を築いてお互いに切磋琢磨すればチーム力の向上に繋がると感じる。しかしこの京田バッティングがまだまだ形になっていないのが気になる。ドラフト1位候補としては、かなり物足りなく感じてしまうのも事実ではないだろうか?
大型で動ける遊撃手というだけで魅力的ではあるのだが、川端慎吾の高校時代はそこにプラスして圧倒的な打撃センスも持ち合わせていた。そう考えるとやはり京田は「グッと来る」という表現までは使えない。
その他では、まだ見たことはないのだが、飛ばす力があって身体能力も高そうな長距離砲細川成也(明秀学園日立高)外野手、飛ばせて走れる石垣雅海(酒田南高)外野手辺りが候補になるだろうか?
ちょっと無理やり挙げる感じになってしまったが、先日捕手の田中が戦力外通告を受けたため捕手の指名もありそうである。個人的には何度も言うように「グッと来る」野手がいないため、投手中心のドラフトで良いかな?と感じるのだが、皆さんの中でオススメの選手がいれば是非教えてもらいたい。
にほんブログ村
コメント
オススメの野手ですか? 思いつかないですね〜。今年はやはり投手のほうが揃っています。パート1で上げられていた投手で、誰か獲れるといいです。でも、田中投手はどうでしょう? やはり、すでにケガを持っているのは…。ためらいを感じます。
バレンティン選手は、どうやら契約解除〔※契約決裂〕ですね。中日から平田選手を獲る方針とか。来季は得点力は下がるでしょうから、投手力をアップさせたいです。
理想は、広島ですね。あまり外人に頼らず、自力で若手を育て、ベテランとともに強いチームにするのがベターです。
とはいえ、理想は理想。簡単には選手は育たないでしょう。来季の燕も低迷ですかね〜。
私なりに考えてみました。
1.古谷
2.堀
3.藤嶋
4.大江か高山
5.坂倉
6.加藤脩か加藤翔
7.以下中継ぎ即戦力投手
高卒の左投手と左打者を集めました。坂倉は今のところ唯一の左打ち捕手ということで。田中雅が退団したのですから、捕手の補充は必要です。左打ち外野手は鈴木将が一番目立ってはいますが、肩が強くないので、左打ちとして東海の2人の俊足投手兼外野手をあげさせて頂きました。鈴木は中位でないと難しいですが、加藤でしたら下位でもいけそうだと思います。
高卒左腕に拘らなければ、九鬼の上位指名もありかと思います。九鬼は足もあるのですから、一応捕手の位置づけで、二軍野手で手薄なところに、臨機応変に使ってみてはいかがでしょうか。山川をそのような使い方をするより、余程期待できます。
そういう意味では藤嶋もとりあえずは本人の希望通り投手でいいと思うのです。二軍野手が手薄になり投手を使いたいとき、藤嶋はうってつけの存在ですし、それがきっかけで野手転向になることも有り得ます。最初から球団として野手に決めつけるから指名し難くなるのであって、投手として指名してあげたらどうでしょうか。九鬼と藤嶋は二軍野手が不足しているヤクルトにあって、実に面白い存在です。、
外野手は左利きが手薄だと思ったのですが、右利きの細川や石垣は魅力的です。ただ細川は中位以上ですから、下位に石垣が残っていたら、指名の価値は大いにあろうかと思います。
私はこれまで何度も書いていますが、余程の札束補強をしない限り、広島に太刀打ちできない状態です。その広島は本当にこれまで我慢に我慢を重ねたのですし、DeNAの面子を見ても育成球団としては唯一広島に対抗できそうなところまできました。
こうした我慢を今度はヤクルトがすべきでしょう。当面低迷してもいいと思います。その為の昨年の優勝だったのですから。
来年の高卒野手は豊作だというのは、私はあてにならないと思います。そもそも清宮が必ず獲得できる訳でもないので、むしろ清宮を指名せずに済むようなチームづくりをすることで、来年投手に向かえるというのもあろうかと思います。それに昨年のように野手が足りないからと投手を守らせるようなことは、例え二軍でもやってはいけません。このようなことをしなかったら、今年の中島はもっと使えたかも知れません。育成放棄になるような真似は避けたいです。
守りは本当に魅力的ですし、大卒野手ナンバーワンの実力はあると言っても過言ではないと思います。だけど、遊撃手はヤクルトが一番要らないところ。そこが一番気に食わないですね。遊撃手ならどこでも守れると遊撃手をコンヴァートした結果、打てない一塁手。打てない外野手。本当にいい加減にして欲しいと思います。むしろ京田のような選手は他球団が欲しがってもいいところなのに、それがあがらないのはどういうことでしょうか。
> 久保田さんへ
流れによってはドラフト1位の12人全員が投手ということもあるでしょうか?
野手はやはり高卒のアスリート系の選手が獲得できれば理想的でしょうか?
> trefoglinefanさんへ
高卒サウスポーに焦点を当てた指名でしょうか?1位古谷、2位堀という指名は意図がはっきりしていて面白いですね。
加藤脩選手は知らない選手ですが、磐田東高の外野手なんですね。
> trefoglinefanさんへ
確かに他球団がもっと高く評価しているという報道をあまり目にしませんね。これからドラフトが近付くにつれて評価されてきますかね?
私もネットと雑誌の情報くらいですが、
田中和基外野手(立教)の評価がすこぶる良い気がします
俊足強肩強打のまさにアスリート系で広角に本塁打を放てます。しかも両打ちにて両打席本塁打!ちょっと未知数な部分が大きいですがスケールの大きさを感じますし弱小高校-立教4軍スタートからの這い上がりというのもロマンある。ちなみに学業成績も良いらしいです
九鬼捕手(秀岳館)を外野コンバートも視野に入れて獲得というのはどうでしょうか?
ただドラ2以内で指名ありますよね。ヤクルトがドラ2で野手指名する決断が良いのかどうか……。そもそも他チームが外れ1位指名か6位チームがドラ2指名してしまうかも。
ここ何年もクジを外し続けてるし単独狙いで1位指名は山岡が有力との報道が出てますね。良いと思います。
せっかく5位になってしまったのでドラフト2位が重要ですね
京田2位で獲得というのもありうるとは思います。良い選手であることは間違いない。ただやっぱり野手に2位はもったいないか……
生田目がもう投げられるようなので2位指名というのもありえる。怪我したのも肘だし、田中正義より安全株かもしれない。
個人的には
1位 山岡
2位 生田目(もしくは九鬼)
が良いかな
そして下位で田中和基で!
> saboさんへ
田中和基は、面白そうな選手ですね。確かにロマンはありますね。スイッチヒッターの糸井みたいになれる可能性がある選手ですかね。
九鬼も高校生捕手としては完成度が高いですよね。
2位は重要ですよね。
今年は下位候補でも球が速くて伸びしろが大きそうな投手が多いので4位まで全員投手というのもありえるかもしれませんね
私は残っていれば指名してもいいと思います。来年清宮で埋めようなどと考えくて済むようになりますから。田中浩も退団となると、内野手も考えたくなります。
> saboさんへ
投手中心で行くことは間違いないでしょうね。
> trefoglinefanさんへ
チームによっては欲しがるチームはあるでしょうが、それでも5位以下かな?と思っています。プロの評価が気になる選手の一人ですね。
秀岳館の天本は外野でそれ程走力がないので、案外見逃されがちですが、右の大砲として獲得しても損のない選手のような気がします。肩がかなり良いですから、平田やライトを守っていた頃のバレンティンのように育ててもいいですし、畠山の後継者としてもいけるのではないでしょうか。
捕手を8番目の野手と考えた場合、坂倉のような左打ちの捕手は居てもいいのではないでしょうか。ヤクルトは捕手だけは若手が揃っていますが、ヴェテランも含めて全て(藤井は除く)右打ちです。ですから田中雅の代わりに坂倉を指名したらどうでしょうか。捕手に限らず左打ち野手は少ないのですから、二軍でまず打撃を鍛えてもいいと思います。
> trefoglinefanさんへ
将来の長距離砲候補というと天本、今井順、渡部辺りでしょうか?天本は大舞台でも結果を残していますしね。
> trefoglinefanさんへ
板倉かどうかは分かりませんが、捕手の指名は1人はありそうですよね。
森岡の退団もありましたし、病気持ちの今浪が来年どれだけ働けるかも分かりません。奥村が原因不明の腰痛に見舞われたとなると、左利きの野手が余りにも枯渇状態にあると思います。
・http://trefoglinefan.jugem.jp/?eid=1825
プロテクト・リストを実際に作ってみましたが、それを見れば内野手が相変わらず薄いことは明らかですし、奥村を人的補償で中日に取られると、目も当てられなくなります。私は今井順に絞って良いと思います。地元の中日に先んじて5位で指名できないものでしょうか。
それにしてもプロテクト・リストを実際に作ってみたのですが、これはかなり難しいです。谷内や岩橋や比屋根は微妙ですし、館山や石山を外すことすら考えなくてはいけないのではないでしょうか。
雄平と坂口にFA残留させてプロテクト・リストに加える必要を無くす、という禁じ手はありますが、このようなことをしたら後々災難として返って来ることは言うまでもないでしょう。
鍛えようのないのは足と肩だと言われますが、プロ志望届を出した高校生の一覧を見ると、鈴木のような完成型でないところに、数多く人材が居るではありませんか。
上記のプロテクト・リストの記事で強肩と言える選手を取り上げましたが、これに打力か俊足のどちらか或いは両方という選手が、ゴロゴロしていると思いました。先日東海の加藤2人を取り上げましたが、打力型なら天本や大本が居ますし、俊足型なら清水や田城や根本も居ます。6人と言わず7人目が残っていたら、貪欲に取りに行ったら駄目なのでしょうか。ヤクルトの二軍の外野枠は思いっきり空いていますよね。
> trefoglinefanさんへ
人的保障は確かに気になりますね。その前に本当に平田をFAで獲得できるのかどうかが気になりますが…
> trefoglinefanさんへ
最近は高校生のレベルもかなり高くなっていますよね。完成度が高いのは鈴木でしょうね。田城は甲子園でのバッティングを見てセンスの高そうな選手だと感じました。
契約金を支払えないなどの理由で本指名に6人の枠しか使えないのなら、育成ドラフトへの参加を検討すべきかと思います。要らない選手まで指名する必要はありませんが、今年は育成に時間を要しそうな好素材の外野手が居ますから、例えば中京の加藤壮太など本指名から漏れる外野手が残れば、駄目元で育成指名していけばいいと思います。
高卒外野手が全然足りず、1人本指名しても焼石に水の状態を考えれば、育成でもう1枚加えてもいいと思います。7人目の「契約金」は支払えなくても、1人の「支度金」は何とかならないものでしょうか。育成1人だと目立って嫌なようでしたら、2人目も加えていいと思います。今年高卒投手に好素材が集まっていますから、誰か1人加えられないものでしょうか。
> trefoglinefanさんへ
本当に6名で指名を終えるのであれば育成ドラフトに参加するのではないでしょうか?