松本山雅J1昇格ならず

サッカー

J1昇格プレーオフ準決勝(27日、松本平広域公園総合球技場)松本1―2岡山

 まさかの敗戦の後、松本の反町康治監督(52)は沈痛な面持ちで記者会見場へ現れた。第一声は「なかなか気持ちの整理がつかないところ。ゲームに負けたということは、それだけの実力がなかったという風に受け止めたいなと思っている」。
(スポーツ報知引用)

過去記事はこちらから→「松本山雅J2降格

昨年上記の記事を書いているだけに今日は松本山雅について触れておきたい。選手、監督、チーム関係者、サポーターにとって精神的にかなりダメージが残る形での終戦となってしまった。昨シーズンはJ1の舞台で山雅のサッカーを全国のサッカーファンに発信することは出来たと思うのだが、J1に残留することは出来なかった。そして予想されていたことではあったのだが、主力選手の数人はチームから離れていった。このような状況の中でJ2でどの程度やれるのか不明瞭な部分もあるなかで今シーズンの戦いが始まったのだが、序盤は苦戦が続き、やはりJ2も簡単ではないことを思い知ることとなったのだが、その後は大きく調子を崩すこともなく、着実に勝ち点を積み重ねていって見せた。「反町イズム」が徐々に選手達に浸透していったことが伺えた。そして残り2試合を残したところで首位札幌にも勝ち点で並び、J2優勝も視野に入ってきたのだが、残り2試合で逆に3位の清水に逆転を許し、プレーオフに回ることとなってしまった。

J2の42試合を戦い、勝ち点84を積み重ねたのだが、後わずかの所で自動昇格を逃してしまった。この部分に関しては、後半戦に大型連勝で一気に捲くってきた清水を褒めるほかないと思うのだが、シーズン最終盤での逆転劇でプレーオフに回らなければならなかったこと自体、非常に流れが悪いと感じているサポーターは多かったのではないだろうか?そんな不安が今日のゲームで的中してしまった。
ホーム「アルウィン」での熱狂的なサポーターをバックに戦えるアドバンテージはあったのだが、リーグ6位でプレーオフに回った岡山の「失うものは何もない」メンタリティの前に苦戦を強いられてしまった。後半に一旦は同点に追いつき、このまま引き分ければファイナルステージに勝ち上がることができたのだが、ロスタイムに勝ち越しゴールを許してしまった。

残り2試合から逆転を許し、プレーオフではロスタイムにゴールを奪われ、敗戦となってしまった。私は決してコアな山雅サポーターではないし、今シーズンのゲームもほとんど見ていないのだが、それでもこの負け方はダメージが残る。おそらく熱狂的なサポーターにとっては相当ダメージを感じているのではないだろうか?

そして気になるのは反町監督の去就である。松本山雅がここまでチームになるにはいくつかのターニングポイントがあるのだが、J2、J1で戦えるチームに育てたのは間違いなく反町監督である。もしこれで反町監督がチームを離れるようなことになってしまえば、山雅は来シーズン以降非常に厳しい戦いを強いられることが予想される。それだけにチームは何としてでも反町監督を引き止めたいところである。今回J1に昇格することは出来なかったが、おそらくサポーターの反町監督への支持率は非常に高いはずである。ここで反町監督がチームを去ってしまっては松本山雅は別のチームになってしまうのではないか?という不安が付きまとう。何とかもう1年続投を願いたいところである。

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