今日はセリーグの新外国人選手について触れてみたい(主な選手を紹介したいのだが、落としがあったら申し訳ありません。)。まだキャンプ前ではあるのだが、皆さんの中で注目している選手はいますか?
広島カープ
投手
ライアン・ブレイシア 右投右打 29歳
・パワー系のリリーフ投手である。ジョンソン、ジャクソン、へーゲンズと強力な外国人投手陣でセリーグ制覇を果たしたのだが、このブレイシアを獲得したことで万全を期そうということなのだろう。ジャクソンとの競争になるだろうか?
(追記)
野手
ラミロ・ペーニャ 右投両打 内野手 31歳
・広島初のメキシカンプレーヤーとのことである。11月の日本代表との強化試合ではチームメイトとなる野村からホームランを打っている打者である。ルナの穴を埋めるような存在になるだろうか?
読売ジャイアンツ
投手
アルキメデス・カミネロ 右投右打 29歳
・MAX164キロの剛速球を投げ込むバリバリのメジャーリーガーカミネロの獲得はチーム力アップに繋がりそうである。スリークウォーター気味のフォームから投げ込まれるスピードボールは右バッターにとっては脅威となりそうである。このカミネロとマシソンが数字を残すようであれば、巨人は間違いなく上位に食い込むのではないだろうか?
野手
ケーシー・マギー 右投右打 内野手 34歳
・2013年シーズンに楽天の日本一に貢献したマギーが日本球界に復帰となった。当時の実力を維持しているようであれば計算の立つ選手だと感じる。村田や阿部とのレギュラー争いとなりそうだが、楽天時代のようなバッティングが出来るようであればレギュラー奪取の可能性もありそうである。
DeNAベイスターズ
投手
フィル・クレイン 右投右打 27歳
・動画を見た感じだとこの投手はかなりやるのではないか?と感じさせてくれる。ストレートにも一定の速度があり、変化球もスライダーなど良い物を持っていそうである。広島のへーゲンズのような投手だろうか?DeNAは先発として期待しているようである。
スペンサー・パットン 右投右打 28歳
・この投手は奪三振率の高いリリーバーのようである。ストレートとスライダーを軸に打者と対峙する姿は阪神のマテオと似たような投球スタイルだろうか?この投手もクレイン同様それなりの数字は残しそうな投手に感じる。
ジョー・ウィーランド 右投右打 27歳
・ウィーランドに関しては、動画を見ていないのだが、昨シーズン3Aで14勝を上げており、そういった意味では期待できるだろうか?凄みは感じないが、そこそこまとまった投手ということで良いだろうか?キャンプ、オープン戦での投球に注目である。
野手
アウディ・シリアコ 右投右打 内野手 29歳
・BCリーグ石川から獲得した内野手である。BCリーグでは圧倒的な数字を残してはいたのだが、どちらかというと他の外国人選手が怪我や不振に陥った時の保険的要素の強い選手のように感じる。まずは2軍で実戦経験を積むことになるのではないだろうか?
阪神タイガース
投手
ロマン・メンデス 右投右打 26歳
・最速159キロのストレートを投げ込む若き助っ人外国人投手である。いかにも上半身の強そうな投手だと感じる。昨年それなりに活躍したマテオとこのメンデスがきっちり働くようであれば阪神も上位に顔を出してきそうである。
野手
エリック・キャンベル 右投右打 内野手、外野手 29歳
・ユーティリティプレーヤーでアベレージヒッタータイプの選手と言うことなのだが、まずはどのポジションでどれほど守れるのかしっかり確認する必要がありそうである。マートンになる可能性もヘイグになる可能性もある選手だと感じる。
ヤクルトスワローズ
投手
デービット・ブキャナン 右投右打 27歳
・「デービット・ブキャナン投手獲得」
ロス・オーレンドルフ 右投右打 34歳
・「ロス・オーレンドルフ投手を獲得」
プレストン・ギルメット 右投右打 29歳
・「プレストン・ギルメット投手を獲得」
野手
ディーン・グリーン 右投左打 27歳
・「ディーン・グリーン獲得へ」
中日ドラゴンズ
投手
エルビス・アラウホ 左投左打 25歳
・サウスポーで150キロ以上の速球を投げ、年齢もまだ25歳ということで楽しみな素材ではあるのだが、制球力に不安があるとのことで、まだまだ荒削りの投手だと感じる。即戦力としては「?」が付くのではないだろうか?育成目的も含めての獲得ということであれば面白そうである。
ホルへ・ロンドン 右投右打 28歳
・最速160キロのストレートを投げ込むということでそれだけで魅力的ではあるのだが、投手として打者を抑える術にまだまだ課題を持っている投手のようである。「使い物になれば儲けもの」くらいの気持ちでの獲得なのではないだろうか?リリーフに1枚加わればチーム力は増すと思うのだが…
野手
アレックス・ゲレーロ 右投右打 内野手、外野手 30歳
・キューバ出身の野手である。内外野守れるとのことだが、膝の怪我の状態が心配されているとのことである。長打力もあり、魅力的な選手だとは感じるのだが、リスクの高い選手であるようにも感じる。
ここ10年程のトレンドではあるのだが、やはり日本人には少ないタイプのパワー系リリーフ投手の獲得が目立っている。広島のブレイシア、巨人のカミネロ、DeNAのパットン、阪神のメンデス、中日のアラウホ、ロンドン辺りがそんな選手にあたるだろうか?特にバリバリのメジャーリーガーカミネロ、3Aで数字を残しているパットン、ストレートの他に空振りを奪える変化球を持っているメンデス辺りは気になる存在である。
2015年のヤクルトのロマン、オンドルセク、バーネットのようにリリーフに優秀な外国人投手がいるとそれだけでチーム力を大きく高めることができるのが現代野球である。それだけにパワー系リリーフ投手がキャンプ、オープン戦でどのような投球を見せるのか注目である。
先発ではDeNAのクレインがかなりハイレベルな投手のように感じる。もちろんネットの動画は良い場面を集めたものだと思うのだが、山口流出の穴はこのクレインが埋めるのではないだろうか?個人的には最も怖い選手だと感じている。
もう1人挙げるとするとヤクルトのブキャナンを推したい。メジャー実績ではオーレンドルフの方が上なのだが、ブキャナンのストレートと多彩な変化球を低めに集める投球スタイルが日本球界に合っているような気がする。是非先発ローテーションに食い込んでもらいたい。
野手に関しては、あまり注目の新外国人はいないのだが、あえて挙げるとすれば中日のゲレーロだろうか?フィジカル面に問題がなければ面白い存在になる可能性はあるように感じる。しかし上記の通りリスクの高い選手だと感じる。
セリーグはどちらかというと新外国人選手への依存度が高いチームは少なく感じる。その中で非常に新外国人選手への依存度が高いのがヤクルトスワローズである。特に3人の投手オーレンドルフ、ブキャナン、ギルメットに関しては高いレベルでの競争になることを期待したい。この3人がしっかり結果を残さなければチームの浮上の可能性は限りなく低いものになってしまうだろう。
DeNAも4人の新外国人選手を加えているのだが、日本人若手投手が伸びてきており、ヤクルトほど新外国人選手に依存している印象はない。しかし優勝ということを視野に入れるのであればヤクルト同様外国人投手の出来は気になるのではないだろうか?
今年の新外国人選手の当たり外れはどうなるだろうか?個人的に注目選手を挙げるとするとDeNAのクレイン、パットン、巨人のカミネロ、ヤクルトのブキャナンである。
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コメント
キャンプも始まって新外国人選手の映像を全部を見れてませんが、だいぶウェイトオーバーに見えてしまう選手が多いですかね。(なので活躍しそうなのはいないかなと)
他チームの情報は分からないですけどヤクルトのグリーンやオーレンドルフ、ギルメットは絞りきれてないと思いますね。
外国人でもオフのトレーニングが出来てなければシーズン通しての活躍は難しいですね。ブキャナンは体型だけでは、やってくれそうな気がするんですが・・・・。
>kさんへ
グリーンはネットで見た動画よりも明らかに身体が太くなっているように感じました。ちょっと心配ですね。