世界の野球を見てみよう

皆さんWBCは見ていますか?私はちょこちょこ見ています。そして今日のオランダ戦はしっかり観戦しています。WBCに関しては、過去記事でも触れているように運営面やルール面などで納得出来ないこともあり、ペナントレース程は力を入れて観戦していないのだが、それでも過去には2度東京ドームで生観戦しており、野球ファンとしてそれなりに楽しんでいることも事実である。
過去記事はこちらから→「WBCってどういう気持ちで見ればよいのだろうか?」、「井端が神になった日(WBC生観戦)

今回でWBCも何だかんだで4回目の開催となるのだが、結局1次リーグ、2次リーグの組み合わせがあまり改善されないので、バリバリのメジャーリーガーとの対戦があまり見られないのが、残念である。正直日本の入ったプールBはレベル的には最も低いプールだったのではないだろうか?それでも様々な国と地域の野球に触れられる貴重な機会であることは間違いないと感じている。野球という競技は「世界」という視点で見た場合どちらかというとマイナースポーツであり、オリンピックからも除外(東京オリンピックでは採用されるが…)されてしまっているだけにこういった高いレベルでの国際大会は貴重である。
私は上記の過去記事で「WBCはどういった気持ちで観戦すれば良いのか分からない。」と記したのだが、それでも参加した選手たちはどの国も地域もチーム一丸となってこの大会に臨んでいるのが分かる。メジャーリーガーに関しては、出場する選手も限られてくるのだが、それでもアメリカや中南米の国々はそれなりのメンバーが参加しているし、前回大会ベスト4のオランダもメンバー的には今大会の方が強力である。この辺りは大会が積み重なることでWBCという大会が徐々に浸透してきている部分もあるのではないか?と感じている。

各国の野球文化が見られるのは良いことだなと思う。

キューバに関しては、一流選手の亡命が続き、選手層という意味では間違いなく弱体化している部分があると思うのだが、野球は「国技」ということもあり、それなりのレベルは何とか保っているように感じる。以前に比べて本格派の投手は少なくなってしまったし、メジャーに目を付けられているような野手も数は少ないと思うのだが、野球がしっかり「文化」として根付いているため、総合力の高い野球を見せてくれる。「個の力」が劣っていてもチームとして戦えるのがキューバの武器である。キューバ独自の野球文化にアメリカ野球の文化、日本野球の文化も相まって非常に質の高い野球を見せてくれる国だと感じている。

今現在日本と戦っているオランダもオランダ領の黒人選手を中心に身体能力の高い魅力的な選手を輩出している。監督は元ロッテ、ヤクルトでプレーしたミューレン氏であることも興味深い。ヤクルト退団後もオランダのナショナルチームでプレーしていたことを記憶している。オランダ野球にはなくてはならない存在になっているのがヤクルトファンとしては嬉しい限りである。
今大会のオランダチームはメジャーで活躍している選手が野手を中心に揃っている。今日のゲームも4番バレンティンも含めて1番~6番までの打者はかなりレベルの高い選手だと感じた。日本の投手もかなりレベルは高いと思うのだが、その日本のトップクラスの投手相手にも自分のスイングが出来ている。やはりメジャーで活躍する選手はレベルが高いのだと実感することが出来た。

水曜日に対戦するイスラエルは「イスラエル」という国名を聞いたときに野球が強いという印象がなかったため、意外だったのだが、28人中27人がユダヤ系アメリカ人ということでイスラエル人はほぼいないとのことである。この辺りはWBCのルールの曖昧なところなのだが、先程も書いたように「野球」というスポーツがマイナースポーツなだけに仕方ない部分もあるように感じる。メジャーリーガー、マイナーリーガー含めて「チーム・イスラエル」としてまとまって野球に取り組んでいることが素晴らしいことだと感じる。15日のゲームは楽しみに見てみたいと感じている。

そしてもしファイナルラウンドまで勝ち進むことが出来たとしたら、アメリカや中南米の国とのガチンコ勝負が見られるはずである。やっぱり個人的にはバリバリのメジャーリーガーと戦う姿を見てみたい。

今日のオランダ戦は物凄いゲームになっていますね。日本の先発石川の調子は悪くなかったと思うのですが、オランダの上位打線は素晴らしいですね。日本は地元で戦えるという「地の利」の部分を最大限に活かして戦って欲しいですね。ヤクルトファンとしては、ミューレン監督率いるオランダはどうしても応援したい気分になってしまうので、個人的には今日は日本が勝ってもオランダが勝っても悪い気持ちにはならないと思っています。
短期決戦という部分もあってバレンティンが高い集中力を持って戦っている姿は愛らしく感じるし、豪快な同点ホームラン、秋吉との対決も楽しむことが出来た。これだけメジャーリーガーが参加している中でも4番に座っていることもヤクルトファンとして誇らしく感じる部分もある。
メジャーリーガーもマイナーリーガーも国内組もヨーロッパ組もそれ以外の異国の地でプレーしている選手もごっちゃになって戦っているオランダ代表が私は好きである。

P.S 日本もここまでの3大会で代表選手が本気で戦ってきたバトンがしっかり現在の代表チームにも引き継がれていることを感じることが出来ますね。日本も「野球」が文化としてしっかり根付いていることを感じることが出来ますよね(青木と山田が同じチームで戦っているのもいいですよね。)
今日はまとまらない文章で申し訳ありません。こういう大会を見るともう少しメジャーの野球も見てみたいと感じます。

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コメント

  1. 久保田 より:

    ヤクルトファン的には、バレンティン選手にホームランが出たのは嬉しいです!
    そのバレンティン選手を秋吉投手が抑えたのも嬉しい!
    あとは山田選手がもう少し打てれば…、そろそろホームランもほしいですね。

  2. sabo より:

    オランダ戦はついに見たかったハイレベルな戦いが見れました
    まさに死闘!相手はバレにミューレン監督でオランダのこともちょっと応援しながら楽しく観戦できました
    ケチをつけるとすれば審判の判定があやふやだったりして審判がゲームを演出してしまったところですが

    日本代表は前回のwbcの屈辱、というよりプレミア12の屈辱を晴らすべくnpbがスタッフコーチを充実させて選手を集めては強化試合を繰り返した成果か初戦からチームの一体感がありますね
    特に元ヤクルトの志田スコアラーが裏方として大きな貢献をしているようで嬉しいです

  3. k より:

    WBCは第一回大会から見てますがオリンピックからも野球が外れてしまって貴重な世界大会だと思って見てます。
    内容も異様な雰囲気の中でやってるので好きな大会ですね、国ごとの野球の仕方も違うので見ていても楽しいですね。
    ヤクルト目線からなりますがバレンティンはオランダ代表では、あれだけ気合入れてやっているのならばヤクルトでも、もう少し気分屋の性格を小さくして欲しいですね。
    同じオランダ代表の同僚やミレッジみたいに仲良しをヤクルトのチームにいた方がモチベーションは高くなりそうですけどね。
    それとWBCで気になるのは山田の状態が悪すぎで心配ですね。昨年の死球の後遺症が改善されてませんね、外の球に全く反応できてないですし見逃しも増えてますね。体の開きも早いのでバットが下から出てポップフライばかりをみると今年のシーズンは打率270、本塁打15本くらいかなと感じてます。ブレイクした年の最多安打を目標に逆方向を意識してホームランは捨てて欲しいですかね。

  4. FIYS より:

    > 久保田さんへ

    集中した時のバレンティンはやはり凄いですね。

    山田にもホームランが飛び出しましたね。

  5. FIYS より:

    > saboさんへ

    オランダ打線はハイレベルでしたね。面白い試合でした。

    志田スコアラーは元ヤクルトの志田選手だったんですね。顔の印象が違っていたので、別人だと思っていました。

  6. FIYS より:

    > kさんへ

    私は普段日本の野球しか見ていないので、日本の野球の常識にとらわれてしまう部分があります。WBCでは他の国の野球文化に触れることができるのでそういった意味では貴重な大会ですね。

    山田は心配でしたがようやくホームランが飛び出しましたね。

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