山田2発！勝利に貢献！

日本８－５キューバ

昨シーズン最終盤から絶不調に陥っていた山田がようやく「らしい」活躍を見せてくれた。今日のキューバ戦で1番DHで起用されるといきなり先頭打者ホームランを放ち、チームに勢いを与えると、3回の第2打席では2ベースを放ちチャンスメイクをし、筒香の同点タイムリーのお膳立てをして見せた。5回の第3打席でもしっかり四球を選んで同点の足がかりを作ると、8回の第5打席ではキューバにとどめを刺す2ランホームランを放って見せた。
正直6回の押せ押せのチャンスで空振り三振に倒れてしまった時には、まだまだ本調子ではないのかな？とも感じたのだが、8回のラエラからのホームランは見事なバッティングだった。狙い球を絞ってそのボールをきっちり捉えたようだが、ラエラは今日投げたキューバの投手の中では最も良い投手に感じただけにその投手から大事な場面でしっかり結果を残せたのは大きいのではないだろうか？
山田に関しては、これまでも打てなくなると「スランプ突入か？」と不安を感じることはあったのだが、そのたびにすぐに結果を残し、私達ファンを喜ばせてくれたのだが、昨シーズン終盤に岩貞にぶつけられてからは、シーズンが終了するまで全く復調の気配が見られなかった。そしてWBCが開幕しても調子が上がってこなかっただけに心配していたのだが、今日の猛打賞、２ホームランで多少は状態を上げてくるだろうか？普段対戦のないキューバの投手から2本のホームランを放つ辺りに山田の凄さを改めて感じることが出来た。

その他の選手ではやはり筒香の安定感のあるバッティングが印象に残った。私の中では、現在のNPB全選手の中で№1のバッターは誰か？と聞かれればおそらく「筒香」と答えると思う（№２が山田、№3が大谷かな…）。第1ラウンドのキューバ戦、オーストラリア戦でのホームランも見事だったし、今日の3安打も4番の仕事だった。ボールが良く見えており、弱点が見付からないように感じる。今シーズンは本当に三冠王の可能性もあるのではないだろうか？そんな筒香に打撃3部門で独走を許さないように山田にも食い下がってもらいたい。

そして投手ではオランダ戦、キューバ戦と完璧な火消しを見せてくれた牧田が気になった。オランダの打者もキューバの打者も全くタイミングが合わず、牧田の投球術の前に翻弄されていた。これだけタイミングが合わないとなると決勝ラウンドに進んだとした場合、先発でも見てみたいような気がしてきた。おそらく小久保監督をはじめとする首脳陣はそこまでの決断をすることはないと思うのだが、アメリカや中南米の強豪に先発としてどの程度通用するのか見てみたい気持ちもある。まだ決勝ラウンド進出が決まっていないため、あまり先の話をしてもいけないのだが、それ程までに牧田の存在が大きく感じるオランダ戦、キューバ戦だった。

明日オランダがキューバに勝った場合にはまだどう転ぶか分からないだけに明日のイスラエル戦も要注目である（イスラエルは2次ラウンドは28人全員がアメリカ出身者のようですね。）。


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