ヤクルト2-3西武
神宮に戻って流れが変わるのを期待したのだが、原樹理の好投を活かせず4連敗となってしまった。先発投手が試合を作りながらの4連敗ということで打線の状態が一向に上向かない。そして今日は中村のパスボールが逆転負けのきっかけとなってしまった。
原樹理は今シーズン先発で起用されたゲームは、しっかり試合を作ることが出来ている。今日は初回の失点がもったいなかったのだが、その後は6回まで無失点に抑えてみせた。昨シーズンに比べて球速も出ており、明らかに成長している姿を見せてくれている。7回にバッテリーミスも絡んで逆転されてしまったのは痛かったが、西武のエース菊池相手に堂々と投げ合ってみせた。気迫のこもった良いピッチングだったと思う。しかしタイトルの通り、このゲームはオープン戦ではないのである。試合後の原樹理のコメントのとおり「結果が全て。」である。次こそは自力で勝ち星を掴んでもらいたい。
リリーフ陣に関しては、やはり成瀬の起用法が気になる。今日は1点ビハインドの8回に登板し、秋山を打ち取ったところでお役御免となったのだが、この起用法はどうしても好きになれない。以前にも書かせてもらった通りワンポイントでの起用自体好きではないのだが、1点ビハインドの回の先頭バッターにワンポイントで成瀬をぶつけるという起用法はあまり意味がないように感じる。これからの成瀬は「左殺し」の役割を担っていくのだろうか?本人と首脳陣がどういう考えでいるのか気になるところである。
打線は西武のエース菊池相手に3回に2アウトランナーなしから山田に久々のヒットが出ると続く坂口の2ベースで一気に生還し、同点に追いつくことに成功する。そして4回には大引に勝ち越しソロホームランが飛び出すのだが、その後は得点することが出来ず、結局今日も2得点に終わってしまった。投手陣が踏ん張っているだけにもう少し何とかしてもらいたいのだが…チームとして行き詰ってしまっているような印象である。
とにかく神宮でまずは1勝を上げてもらいたい。このままズルズル行くわけにはいかない。
にほんブログ村
コメント
今のチーム状態と菊池雄なら負けは想定内ですね。中途半端に連敗が止まると球団も首脳陣も選手も、なあなあになってしまうので負けるのなら交流戦全敗したら目が覚めるのかもしれませんね。
監督のコメントも「みんなで考えないと」言ってますが考えるのは監督でやるのは選手なので、いかに選手任せなのか分かりますね(本当にオープン戦と思ってるかなと感じてしまいます)。私的には昨年のオンドルセク問題で監督の求心力がなくなり信頼されなくなって今の状況になってるものと思ってます(ドラフトのクジ間違いも引き金)上司が部下から怒鳴られて批判され、大事な仕事で単純な勘違い大チョンボしてるの見たら普通はこの人は大丈夫かなと疑問になって誰も付いていかないですね。おそらく人柄は良い人だと思いますが勝負の世界では、こういうタイプは長続きはしませんね(楽観視し過ぎですね)。
それと西浦のスタメンと途中交代は意味が分からないですね、途中交代ならなぜスタメンだったのか???疑問だらけですね。
成瀬の起用ですが、おそらく信用してないのであまり先のことも考えずにとりあえす左だけ抑えてという単純なものだと思います、それなら二軍に置いておけばいいのにと思ってしまいますね。
選手の入れ替えもせず自分が育てた選手ばかり使っても限界はとうにきてますし、この監督が来年も続投になったら本当にヤクルトスワローズは、またチーム作りに時間を費やす事になりそうですね(野村監督が就任する前の80年代の弱さに似てきました、当時も武上さんや土橋さんや関根さんだったからノヒノビ野球やってましたからね、思い出します)
4連敗を喫しても、先発の原樹理がゲームを作れるようになったので御の字だと思います。7回3失点でも7回は勿体ない感じでしたが、パを相手にこういう投球が出来ていることは成長を感じますね。小川は交流戦明けの復帰を目指すようですが、ブキャナン・石川・原樹理・星と館山に由規、少しずつ先発は整備されてきたもようです。
中継ぎで起用されている成瀬に関しては、チーム内に中澤・久古・岩橋とリリーフ左腕がいる中で使われているので、先発が揃いつつあるため状態が良くても先発では使ってあげられないのが現状だと思います。先発が足りなくなって出番が回ってくるかもしれませんが、私は上手くハマっている中継ぎでも良いと感じました。まぁ、1点ビハインドの左ワンポイントは理解不能ですが…それなら上記の3人の内から誰かを使えばいいとも考えられますね。
それより気がかりなのは、キャッチャーの中村です。
昨日のパスボールといい、今季の中村はキャッチングの下手な印象があります。オープン戦の終盤に神宮でパスボールしてからですかね…、正捕手と呼べるレベルにあるか疑問が残ります。打撃も.250ぐらいまで落ちましたしね、今季も途中から西田と併用になりそうです。
ちなみに、この事態を招いてしまったのはドラフト会議だという結論が私の中では出ています。スワローズと言えば、「負けるのは投手のせい」というものがほとんどでした。それによりスワローズの現場陣・フロント陣は、毎年のように「投手重視ドラフト」を行い半分近く、というか半分以上ですかね、1軍の戦力になっていません。その間に少しばかり指名した野手もレギュラー争いに食い込めず、控えと2軍の言ったり来たり。育成力にも疑問がありますが、杉村コーチと真中監督が1軍に来たあたりから2軍の野手は乏しいものとなりました。投手力が改善される時は必ずくると思いましたが、同じタイミングで野手が足りなくなるだろうと感じていました。なんせ、レギュラークラスの選手で自発的な怪我をしていないのは山田だけです。その山田が今季は不調、同時に川端・ハタケが故障、1軍半レベルの野手がアピール出来ず、2軍の選手にはチャンスが回ってこない。遅かれ早かれ世代交代はやってきますが、この5年ぐらいのドラフト会議で乱れた投打バランスを戻すには「バランス重視ドラフト」を行っても5年か6年、それ以上掛かる可能性もあります。その間に予想されるのは、バレンティンの退団・山田のメジャー挑戦・ハタケやベテラン勢の引退です。野手の年齢層は年々上がっているので、中日のベテラン勢が一斉に引退したような事態が恐らくスワローズでも起こります。その時までにどれだけ世代交代が進むんでいるのか、これが今スワローズの抱えている1番の課題です。
連覇やAクラスを継続できるほど資金はないはずなので、私としては(スワローズファンの方に読まれることも踏まえて書きますが)山田の不調・バレンティンの低調は願ったり叶ったりだと思っています。仮に今年も山田がトリプルスリーを達成した場合、単年契約のために5億近く…あるいは5億を超えるかもしれません。ハッキリ言ってスワローズでは抱えきれない才能だと認識できます。並びにバレンティンが好成績を残せばメジャー挑戦で退団、残留せざるを得ない場合も年俸は上がりますからトータルで考えると決裂が濃厚でしょう。厄介なのは長期契約の川端とハタケです。まぁ、契約切れの際に減俸は避けられないでしょう。オーナーも球団社長もフロント陣も、打撃陣の不調・故障は大歓迎なのではないでしょうか?
話の規模が大きくなってしまい申し訳ありませんでした。
機嫌を損ねられましたら、こちらへのコメントは最後にします。
> kさんへ
チームの内情の部分はよく分からないのでコメントは差し控えさせてもらいますが、チーム状態が良くないのは確かですね。
80年代の雰囲気はほぼ知らないのですが、ちょっと心配な状況ですね。
> iracaさんへ
ドラフトはチーム作りの根幹ですからね。もし興味があれば私のドラフトの記事も読んでみてください。
チームに対しての批判的なコメントもOKですが、チームの内情部分はよく分からないので、そのあたりのコメントは差し控えさせてもらいます。
また長文のコメントを頂きながら、しっかりとしたコメント返しが出来ないことをお詫び申し上げます。