アストロズの青木が11日のエンゼルス戦で猛打賞の活躍を見せ、日米通算安打を2001本まで伸ばしてみせた。ヤクルト時代の「安打製造機」っぷりを思うと少し時間が掛かりすぎたと感じるファンの方々もいるかもしれないが、2011年シーズンに低反発球の影響をもろに受け、数字を落とした中でのメジャー挑戦という事で、メジャー側の評価も低い中でのスタートだった事を考えるとブルワーズ、ロイヤルズ、ジャイアンツ、マリナーズ、アストロズと渡り歩いての記録達成はお見事としか言いようがない。
正直かなり厳しいメジャー挑戦になるのでは?と予想していたのだが、私の予想を裏切るようにメジャー1年目から活躍し、走攻守ともにメジャーの舞台でも通用する事を証明してくれた。鮮烈なデビューを飾ったブルワーズ時代、リーグ優勝に貢献したロイヤルズ時代、故障と頭部死球の後遺症に悩まされたジャイアンツ時代、苦しみながらも奮闘したマリナーズ時代、首位を独走するチームで自分の役割をこなしているアストロズ時代とそれぞれのチームで自分の居場所を確立したことは立派な事である。
日本人野手としては、イチロー、松井秀喜は別格として、その他の選手はメジャーの壁に跳ね返されてしまう選手も多かった。青木も日本ではトッププレーヤーだったもののメジャーではどうなのだろう?という不安があったのだが、その打撃技術はメジャーでもレギュラーを張れるだけの実力を持ち合わせていたし、スピード、アジリティという部分においても自分の武器を存分に披露してくれた。
これから先青木自身がどのような野球人生を送ろうとしているのかは分からないが、ヤクルト球団との関係を見ていると選手やコーチ、監督としてヤクルトに復帰する可能性も低くはないと感じる。個人的にはもう一度神宮球場でプレーする姿を見てみたい。イチローという稀代の天才打者の存在があっただけに青木の印象度はどうしても薄れてしまうのだが、青木も日本球界を代表するヒットメーカーである。これからの活躍も期待していきたい。
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コメント
最初は同級生の鳥谷に比べたら評価が低かったし野手でメジャーに行った選手がことごとく数年で日本に戻ってくることを考えてもメジャーで平均打率280位でやってこれてるのも努力の結果なんでしょうね。
最近は守備力の低下が気になりますが、来年か再来年にはヤクルトに戻ってきて欲しいですね(球団との関係も良好ですしね)
それと指導者にはなりそうですね。
正直、こんなに根性あるタイプだとは思ってませんでした汗
mlbで厳しい評価されるたびに調子上げて生き残ってますね
頭部死球で選手生命が危うくなったときは流石にもう無理かと思いましたが復活しましたね
もちろん怪我が無ければもっと好成績残せたのに、と悔しく思う気持ちもありますが
今年のwbcも決して球団から良い顔はされない中で出場してくれたりと、見ていて熱くなる選手です
ヤクルトで青木と優勝したいです
若手の出現を願っていますが、青木の復帰なら大賛成です。
本当は夢を追ってメジャーに行ったので向こうで野球人生を終えてほしいのですが、今のヤクルトは怪我人が多くてスワローズの伝統を継承している選手が1軍に居ません。アストロズではレギュラーというわけでもないですし、帰ってきてくれるなら嬉しいですよね!
でも…せめてワールドチャンピオンになって帰ってきてくれるのが最高です!!!
> kさんへ
メジャー挑戦前1,2年は多少モチベーションの部分で低下していた部分もありましたかね?メジャーでの数字を見てみるとやはり日本を代表するアベレージヒッターだということを感じる事が出来ますよね。
> saboさんへ
頭部死球の後遺症は心配でしたよね。今でも多少は影響が残っていますかね?
> iracaさんへ
私もどちらかと言うと自分の意思でメジャーに挑戦した選手に関しては、出来るだけメジャーで野球人生を終えてもらいたいと感じています。しかし青木に関しては、ヤクルトの不調もあるので戻ってきてもらいたいですね。