打線爆発、山中完投、3連勝。

ヤクルト１１－２中日

一昨日のサヨナラ押し出し、昨日の10点差をひっくり返してのサヨナラ勝ちの勢いそのままに今日は打線が爆発し、大量援護に恵まれた山中が完投し今シーズン初勝利を上げた。神宮の雰囲気にも乗っかって3連勝となった。

山中は、昨シーズンから試合を作っても勝利に恵まれず、長い間勝ち星から見放されていたのだが、この試合は打線の援護に恵まれた。特別調子が良かったようにも思えなかったのだが、初回の0アウト１，２塁のピンチを無失点で切り抜け、2回のピンチも何とか1失点で切り抜けたのが、大きかった。ここで崩れてしまうと試合の流れは一気に中日に傾いていた可能性が高いだけによく踏ん張ってくれた。
その後はのらりくらりと中日打線を交わし、9回132球を投げ、被安打８（被本塁打１）与四死球２の2失点（自責点1）で完投して見せた。大量援護に恵まれたとは言え、昨日の大逆転ゲームの翌日だっただけに、試合が荒れそうな雰囲気もある中でよく完投してくれたと思う。ナイスピッチングである。

打線はこの3連戦で9点、11点、11点と突然爆発した。このままつながり続けることはないと思うのだが、山崎、奥村と言った若手が先発に顔を並べた中で打線がつながったことはプラスポイントである。
初回はバレンティンのサードゴロの間に先制すると当たりは良くなかったが、リベロにもタイムリーが飛び出す。その後3回にはバレンティンに特大のソロホームランが飛び出すと、4回にも2打席連続の3ランホームランが飛び出し、試合を流れを掴んで見せた。この3試合で4本目のホームランということでバレンティンが一気に乗ってきた印象である。下半身の状態は気になるのだが、暑くなるとともに身体が動きやすくなってきているのかもしれない。この状態を出来るだけ長く維持してもらいたい。
その後も打線は追加点を奪い、11得点で快勝してみせた。山崎、奥村という若手が必死のプレーを見せてくれているのは好印象である。まだまだミスも目立つのだが、1軍レベルの投手のボールにも徐々に対応できるようになっているし、プロのレベルに近付いてきている事を感じる事が出来た。依然としてチームは最下位に沈んでいるのだが、山崎、奥村の活躍は2軍にいる他の若手にとっても良い刺激になるのではないだろうか？

思いもよらない3連勝となった。そんなに上手くは行かないと思うのだが、この勢いを28日からの広島戦でも維持してもらいたい。


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