小野にプロ初勝利をプレゼントし、石川の足を引っ張る。

ヤクルト0-3阪神

タイトルの通りである。ここまで勝ち星のなかった小野にプロ初勝利をプレゼントしてしまった。石川も好投したのだが、野手陣に足を引っ張られ、自身9連敗で12敗目を喫してしまった。

負け惜しみと言うわけではないのだが、阪神のルーキー小野は今日の勝利を自信にしても良いと思うのだが、今のヤクルトはプロの1軍の公式戦レベルのチームではないため、ここからポンポンと勝てるかと言ったらそう上手くは行かないのではないだろうか?ヤクルトのルーキー星同様MAX150キロを超えるストレートが一番の武器だと思うのだが、制球にバラつきがあり、変化球もウイニングショットと呼べる物を持っていない。潜在能力の高さは感じさせてくれるのだが、現状「勝てる投手」の要素を持っている投手ではないと感じる。
しかし今のヤクルト打線はそんな小野相手でも得点を上げる事が出来ないどころか6回まで投げられ、リベロの2安打のみに抑えられてしまった。初回の三振ゲッツー、2回の0アウト1,3塁のチャンスを活かす事が出来ず、逆に守備のミスから先制点を奪われてしまうと、その後はなす術がなかった。これがペナントレースから完全に脱落したチームの姿である。勝利への執念と言う部分で阪神を大きく下回ってしまったのではないだろうか?

今日のゲームでは特にバレンティンが悪い意味で目立ってしまった。初回の三振、2回の守備での後逸、5回の落球、6回のダブルプレーと全くいい所がなかった。守備での2つのミスは失点につながってしまい、打席でも流れを切る形となってしまった。元々波の大きい選手だけに仕方ないと言ってしまえばそれまでなのだが、今日はあまりにお粗末だった。

ヤクルトの先発石川は、野手陣に足を引っ張られ、自身の連敗を止められず、負け数も12まで増えてしまったのだが、今日の投球は良かったのではないだろうか?ここ数年甲子園での阪神戦はあまりよい思い出がないと思うのだが、今日は石川らしく内外角を広く使い、阪神打線を上手く料理していた。2回は藤井のエラーとバレンティンの後逸が絡む中で2失点、5回もバレンティンのエラーが絡む中で1失点ということで石川が大きなミスを犯したという訳ではなかった。7回で被安打6無四球の3失点(自責点1)という数字は先発投手として十分の成績だし、今シーズンの中でも非常に良い出来のピッチングだったと思う。
何とか今シーズン中に自身の連敗を止めてもらいたい。

P.S 秋吉が1軍に登録されましたね。怪我をした直後の様子を見ると今シーズン中の復帰は難しいのかな?と思っていたのだが、想像以上に早く戻ってきてくれた。チーム状況的に無理をする必要はないのだが、やはり投げる事が仕事なので、戦力になれるのであればしっかり投げてもらいたい。

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コメント

  1. k より:

    小野が良かったとは思えないんですよね(四球も多かったですしね)
    それより相変わらずビジターでの戦い方のマズさですよね、一死二三塁での中村の三振が全てですね。今のヤクルトは逆転する力はほとんどないので先制点が重要なんですけどチームは、そこに全力で取りにいかないんですよね。
    あと石川は広い球場だといいのかもしれませんね、吉見や内海も勝てなくなっていますし低反発球時代に活躍した技巧派がことごとく厳しい状態に追い込まれているのは寂しい限りですね(今の野球は速い真っ直ぐとツーシームとチェンジアップが勝てる投手の要素になってますね)
    それとバレンティンの守備ですが、これは
    契約延長にも大きく与えますよね。ホームランは魅力でも今のヤクルトでは守備のミスで投手が簡単に崩れるので難しい契約になりそうてすね(あと1年で外国人枠が外れるのも悩みの種ですね)
    明日は左の岩田なので、これに勝たないと三タテされますね。原樹理が過去の反省を生かせるかですね(左打者と緩急か課題ですかね)

  2. 井野ファン より:

    投手がかわいそうなくらい打てないですね。
    真中監督は退団ですが、宮出コーチも解雇ですか?

  3. FIYS より:

    > kさんへ

    バレンティンは扱いの難しい選手ですよね。来季の契約はどうなりますかね?球団としても非常に難しい判断となりそうですね。

  4. FIYS より:

    > 井野ファンさんへ

    真中監督が退任ですのでコーチ陣もかなり入れ替えがあるかもしれませんね。

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