ヤクルト1-3広島
前回の小川VS薮田は小川のナイスピッチングで小川に軍配が上がったのだが、今日は初回の2失点が最後まで響いてしまった。湿りっぱなしの打線は今日も先発投手を援護する事が出来なかった。
小川の調子は今日も良かったのではないだろうか?しかし立ち上がりに菊池にヒットを許すと丸の四球でピンチを広げてしまい、昨日のゲームで決勝タイムリーを浴びていた4番松山に右中間を破る先制2点タイムリー2ベースを浴びてしまった。それにしてもヤクルトは松山にはよく打たれてしまっているイメージである(私が2011年、2012年に神宮で観戦した際にも打ち込まれてしまい、2試合ともにヒーローとなっていることもあり、より印象が強くなっているのだが…)。今日のタイムリーに関しても膝元のストレートを上手くはじき返されたもので小川を責めるよりは松山を誉めるべきタイムリーだったように感じる。
個人的には松山は大学時代からその安定した下半身と上半身の柔らかさから注目していた打者であり、プロでも面白い存在になれるのでは?と注目していた選手だった。しかし守備、走塁での課題もあり、中々レギュラー獲得までには至っていなかったのだが、30歳を越えてからもう1ランク打撃技術を高めてきている印象である。下半身を崩す事が出来ないため、バッテリーも攻略法を見付けられずにいる部分もあるのではないだろうか?
小川はその後もしつこく喰らい付いてくる広島打線に苦戦したのだが、4回のピンチではバレンティンの好返球が飛び出すなどバックの守備にも助けられ、7回を被安打6与四死球4の2失点でマウンドを降りる事となった。2桁勝利に向けて負けられない試合ではあったため負け投手になってしまったことは残念だったのだが、今日も安定感のある投球を披露してくれた。先発に再転向してからの投球は「エース」の姿である。
打線は今日もチャンスで一本が出ず、7回に飛び出したリベロのタイムリー2ベースのみに抑え込まれてしまった。このブログで何回か書いているように今シーズンの薮田はセリーグでも1,2を争う存在と感じているのだが、ここのところ少し調子が落ちてきているように見えるのも事実である。
今日の試合でも毎回のようにランナーを出し、チャンスは作ったのだが、そのチャンスを活かすことが出来なかった。特に6回は2つの四球で0アウト1,2塁のチャンスを作ったのだが、リベロ、中村が三振に倒れ、その後薮田の暴投で2アウト2,3塁となったのだが、奥村はショートゴロに倒れてしまい、得点を奪うことはできなかった。奥村のショートゴロは高いバウンドの打球であり、1塁のタイミングは非常に微妙だったのだが、奥村のヘッドスライディングも及ばなかった。若者らしい気持ちのこもったプレーではあったのだが、少しスライディングをし始める距離が遠く感じ、多少スピードが落ちてしまったようにも感じた(個人的な印象ですが…)。私は一塁へのヘッドスライディング否定論者ではないのだが、今日のプレーに関しては、少し雑なスライディングにも感じた。
小川を援護できなかった打線は8回にようやくリベロのタイムリー2ベースで1点を返す事に成功した。正直打った瞬間は同点2ランかな?とも感じたのだが、少し上がりすぎてしまっただろうか?打球はスタンドまではわずかに届かず、同点に追いつく事はできなかった。ホームランが飛び出さないと中々得点に結びつかないのが、今のヤクルトである。その後のチャンスを活かす事も出来ず、結局1-3で敗戦となってしまった。
これで借金はついに40となってしまった。今日は1番山崎、2番藤井と組み、5番に坂口を起用するなどオーダーを組み代えたのだが、そのオーダー変更も上手く機能しなかった。もう負ける事には慣れてきてしまったのだが、何とか1つでも多く勝利を掴み獲ってほしいものである。
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コメント
4回くらいまでは小川は久々に不調という気がしました。ストレートの球威も制球も今一つで、、、
ただ変化球で躱しているうちにマウンドが馴染んできたのか回が進むにつれて修正が効いて制球も球威も良くなりましたね
小川の持ち味の修正力が見れました
打線はオーダーをいじりましたけど……
正直1番坂口の方が良いと思ってます
5番打者は重要ですけどとにもかくにも一番打席が多く回るトップバッターには数字を残せる打者を置いたほうがと。かといってリベロはクリーンナップ任せられる信頼を置けるかと言えば難しいですが……
もっともどう打線を組もうが今日のチームでは点は取れませんね……
ここ7月8月で点が入っていたのはまぎれもなくバレンティンの調子の良さによるものでしたからバレが湿ればもうにっちもさっちもいきませんね。。。
せめて中村に1安打でも出てくれれば違ったんですけど……
ほんとに長打も無ければ繋ぐことも出来ない打線ですよトホホ
ホントにどうしたものか……もしかしてもしかすると負け数で球団記録いってしまう……
それでも今のヤクルト野手で希望を感じさせるのは山崎奥村ですね
実力不足ではありますが打撃に守備に前向きなチャレンジ精神を感じます
ただそれがヒットやファインプレーに届かない所が実力不足ですけど…しかし使い続けてほしい
やっぱり打順に関しては一言モノ申したいですね、5番の坂口は無いですね。
1番じゃなかったら3番しかないと思いますね、結局は選手の特徴とか打線としての流れを無視して自分の野球に当てはめて打順を組んでるだけですね。
あと松山に関してはインハイに弱点であるので攻めようとしてますがコントロールされずに打たれてる印象ですね、真っ直ぐに強いのでタイミングも真っ直ぐ待ちで変化球に合わせてますから基本は外中心でいいかなと思ってますがヤクルトバッテリーはインサイド攻めたがるのが打たれてる要因かなと思いますね(松山に外投げとけば大きいのは無いかと)
あと奥村のヘッドスライディングですが、結局これも首脳陣が徹底して指示しないといけませんね、チームで一塁には駆け抜けさせるのかヘッドスライディングさせるのか決めないと意味がないですね(真中さんの昨年の審判批判からヤクルト側の判定が厳しくなってる印象ですからね)
次は山中ですが左を全て並べてくるので五回持てば良いでしょう、負ければ次週からビジター六連戦なのでシーズン三度目の10連敗以上は濃厚になりそうですね(広島は調子は決して良くないのに勝てないのは完全に首脳陣と選手の一体感がなくなりチームが崩壊してますね)。
はじめまして。ブログ拝見しました。
ヤクルトはなかなか勝てないですね。投手陣が頑張っても援護なかったり、点が取っているけどなかなか投手陣が踏ん張れなかったり、イマイチチームが噛み合っていない印象があります。負け癖がついている感じがあります。
1試合でもヤクルトが勝てるように応援していましょう。
> saboさんへ
小川は立ち上がりそれ程良くなかったのですね。それでも試合を作れるところが小川の長所の1つですよね。
山崎、奥村についてはこのようなチーム状況だからこそ出場機会を得られている選手だとは思うのですが、若手らしくアグレッシブに戦う姿勢は好印象です。
> kさんへ
松山にはちょっと打たれすぎな印象はありますよね。それでも下半身がどっかりとしており崩れないので、どうやって対策を練りますかね?いいバッターですよね。
もう10連敗は避けたいのですが…可能性はありますよね。
> ヒロキ35さんへ
はじめまして。コメントありがとうございます。今シーズンは厳しいシーズンとなりましたね。それでも最後の1試合までしっかり応援をしたいと思います。