石川好投も自身10連敗

ヤクルト０－４DeNA

石川は6回1失点としっかり試合を作ったのだが、苦手ウィーランドから得点を奪う事が出来ず、完封負けとなってしまった。チームは8連敗、石川自身は10連敗となってしまった。

先発の石川は前回同様いいピッチングを披露してくれた。内外角を広く使った投球で強力DeNA打線を封じて行った。4回にピッチャーのウィーランドにタイムリーを浴びてしまったのは2アウトからだった事もあり、もったいなかったのだが、それ以外のイニングはピンチを招いても粘り強く投げることが出来ていたのではないだろうか？6回にはセンター山崎の攻守もあり、6回1失点でまとめてみせた。それでも打線の援護には恵まれず、今日も負け投手となってしまい、今シーズンの成績は4勝13敗となってしまった。前回と今回の登板は勝ち投手になっていてもおかしくないような出来だったし、６～7勝していてもおかしくはないのだが、それでも4勝13敗という数字をしっかり受け止めて来シーズンの準備を行ってもらいたいと思う。数字ほどの衰えはないと見て良いと思うのだが…

リリーフ陣は8回に山本が筒香に特大の一発を許すとそこからピンチを招き、代わった近藤がG．後藤に2点タイムリーを浴び、万事休すとなってしまった。1点差ビハインドの8回に山本投入というこれまでになかった継投を見せたのだが、裏目に出てしまった。継投に関しては、やることなすこと裏目に出てしまう印象である。

打線は苦手ウィーランドの前に今日も抑え込まれてしまった。非常に球持ちが良く、ストレートに伸びを感じる投手なのだが、そのストレートに差し込まれてしまい、カーブ、チェンジアップも効果的に使われてしまった印象である。それでも何度かチャンスは作ったのだが、そのチャンスで一本出す事が出来なかった。ウィーランドの実力がヤクルト打線を上回っていると言ってしまえばそれまでなのだが、2回、4回の1アウト3塁を活かせず、3回、5回、6回も得点圏にランナーを置いたのだが、そこから一段ギアチェンジしてくるウィーランドを捉える事が出来なかった。
こういう時こそ期待したかった新外国人リベロがウィーランドの高めのストレートに何もする事が出来ず、3三振に終わってしまったのが痛かった。足を使った攻撃も久々に見られたのだが、得点には繋がらなかった。今シーズン3度目の10連敗は阻止してもらいたいのだが…厳しいだろうか。

P．S　ウィーランドは良い投手ですね。バッティングも良いですし、ピッチングでは力感のないフォームからMAX150キロを越えるストレートを投げ込む事が出来、カーブ、チェンジアップもブレーキが利いていますね。ヤクルトのブキャナンもグライシンガーに似ているかな？と感じていたのですが、ウィーランドもタイプ的にはグライシンガーに似ていますかね？


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