あまりに寂しいホームゲーム。お寒い試合内容。

ヤクルト1-8中日

5位中日との神宮でのゲームだったのだが、先発石川が序盤で崩れ、大きな見せ場もなく敗れてしまった。タイトルの通りなのだが、あまりにも寂しいホームゲームとなってしまった。

先発の石川は、初回から中日打線に掴まってしまい、福田の2点タイムリーで先制を許すと、3回には阿部、高橋、武山の下位打線に3連続タイムリーを許し、3回を被安打9与四死球1の6失点で負け投手となり今シーズン14敗目を喫してしまった。ここ数試合勝ちは付かなかったものの試合を作ることは出来ていたため、勝利を期待していたのだが、出鼻を挫かれてしまい、流れに乗れないままKOされてしまった。
このブログではいつも書かせてもらっているのだが、テレビ越しでは調子の良し悪しは分かりづらく、今日のゲームもそこまでボール自体が悪かったのかな?と感じる部分もあり、正直守備陣に足を引っ張られてしまった部分も無くはないと思うのだが、それでも3回で被安打9は多過ぎる。4勝14敗という成績に関しては、ヤクルトでなければこういった数字にはならないかな?と感じるのだが、見栄えが悪いのは確かである。ホーム神宮でのゲームと言う事で気合は入っていたと思うのだが、結果を残すことは出来なかった。

リリーフ陣では、ドラフト6位のオールドルーキー菊沢が1軍登録され、29歳にして1軍での初登板となった。正直2軍でも結果を残しておらず、何故このタイミングで菊沢を昇格させるのか疑問な部分もある。まだ抑えられれば良いのだが、結局2イニングを投げて2点を失ってしまったため、「擁護のしようがない。」というのが正直なところである。昨年は軟式野球のクラブチームでプレーを続け、その中でスカウト陣の目に止まりドラフト6位で入団したということで、ドラフト時には大いに話題となった。私自身もこのブログで「年齢的にも1年目が勝負なのだが、28歳で軟式野球のクラブチームでプレーしている選手がプロの世界でどれほどやれるのだろうか?もしこの選手が活躍したのであれば非常に夢のある話しである。」ということと「オールドルーキーとしては寺田が2年でユニフォームを脱ぐことになってしまったのだが、菊沢はどうなるだろうか?球団としては中々リスクの高い指名に踏み切ったと感じる。」ということを記している。
「相双リテック」のスポンサー枠なのではないか?などと揶揄されていたのだが、ここまでの結果を見ていくとそう捉えられてしまっても仕方ないように感じる。1軍のマウンドを経験できないままプロ野球の世界を去る選手は数多くいるのだが、菊沢にはチャンスが与えられた。菊沢は結果で応えるしかないのだが、それが出来なかった。これではファンも入団の経緯や今回の1軍昇格の経緯に疑問を感じてしまう部分もあるのではないだろうか?
オーソドックスな右オーバーハンドから140キロを越えるストレートを投げ込めるため、軟式野球のクラブチームでは数字を残せるかもしれないが、プロでは厳しいと言わざるを得ない。キャンプ、オープン戦、2軍でのゲームとチャンスは与えられ続けているのだが、結果を出しきれていない。来シーズンもヤクルトのユニフォームを着続ける事が出来るだろうか?

打線は山田が2ベース2本とフェンス直撃の鋭い打球のシングルヒットを放ち、結果を残した。ヤクルトファンが楽しめた場面はこれくらいだったのではないだろうか?

ヤクルトファンからすると本当に寂しいゲームとなってしまった。

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コメント

  1. k より:

    まさか若手中心の中日にワンサイドとは石川も厳しいですね、これでは来年ローテに入るとこすら難しいでしょう。
    球のキレや変化球の落とか曲がりとかは映像を見る限り悪くないと思いますが、やっぱり真っ直ぐがMAX135くらいなので緩急がないと相手が我慢しきれたりバットで拾われて完全に見極められてる感じですね(以前は調子良ければ138、9kmは出てましたから)成瀬同様に緩急やタイミングを外す緩いカーブやチェンジアップを身に付けないとあと2年で引退ですね。
    それと菊沢はおっしゃる通りオーソドックスな右投手ですね、真っ直ぐが145前後、横のスライダー、フォークが球種でしたが左打者にはインサイドの真っ直ぐを投げきれてましたが、右に対しては外の真っ直ぐが中に入ってきて山井にも長打されていたので課題は右打者ですかね(インサイドへシュートや彼もチェンジアップとか緩急ないと厳しい)正直、この手の投手はヤクルトには風張や中島などいるので獲得はスポンサー枠なんでしょう。ただフォークも抜けてスライダーの曲がりも少ないと三振とれる変化球ないので真っ直ぐが150くらいないと1軍ではやっていけませんね。
    あとリベロは残留は厳しくなってきましたね、完全に苦手ばかり責められて自信なくしましたね(以前も途中加入のデニング・ジェフンを育成せずに切ったので彼も同じ道になりそうですね)
    最後に菊沢にチャンス与えるなら原泉を上でみたいですね(寺嶋は今年はなさそうですかね???)

  2. trefoglinefan より:

     多くのヤクルト・ファンがそう思ったと思います。投手なら尾仲が残っていましたし、野手でもソフトバンクが好素材の高卒外野手を育成で乱獲しまくりました。オリックスに指名された根本、日本ハムに指名された今井など、ヤ戦病院における二軍野手に1人加わっただけで、どれだけ活性化したでしょうか。
     それらを差し置いて獲得したのですから、私は「案外この年1番の即戦力」と期待したのに、今思うとふざけるにも程がある、と言いたくなる次第です。
     チームには明確なヴィジョンが感じられません。2015年にたまたま優勝できたのですが、これが無かったら今頃ファンも相当に爆発しているでしょうね。

  3. sabo より:

    石川はストレートの球速、変化球のキレ、制球ともに良かったように見えましたけど何故か点を取られてしまいました
    初回は不運もあって仕方ないにしても3回がキツイ
    死球あたりから平常心でなかった気がします
    もっと粘り強さを出してもらわねば

    菊沢は、思い出登板でしたね汗
    それよりリベロの不振が、、、
    特打や居残りもしているらしいですが、、、うーん単純に実力不足なんじゃ
    これなら荒木を使って欲しいです

    グリーンはまた怪我で離脱しているし、来季はまた新助っ人探しでしょうね

  4. FIYS より:

    > kさんへ

    そうですね。若手中心の中日相手にこれだけ大敗してしまったのは痛いですよね。石川、菊沢ともに頂けない結果となってしまいましたね。

  5. FIYS より:

    > trefoglinefanさんへ

    事前の報道では尾仲の名前も挙がっていたのですが、ヤクルトの選択は菊沢だったんですよね。流石に1年で自由契約はないと思うのですが、状況的には十分にチャンスも与えられているので、自由契約もあり得るかもしれませんね。 

  6. FIYS より:

    > saboさんへ

    リベロとグリーンの去就は気になりますね。グリーンはまた怪我なんですね…残念です。

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