バレンティン、ブキャナン残留、ルーキ、リベロは退団へ

ヤクルトは29日、ウラディミール・バレンティン外野手(33)、デービッド・ブキャナン投手(28)と来季契約について基本的合意に至ったと発表した。
(スポニチアネックス引用)

ヤクルトの守護神、ジョシュ・ルーキ投手(32)が今季限りで退団することが28日、決定的となった。来日2年目の今季は8月から抑えに配置転換され、61試合で4勝6敗7セーブ、防御率2・97。2年連続で60試合以上に登板し、リリーフ陣を支えたが、シーズン最終盤に契約面で球団側と衝突したとみられる。

右腕は10月2日の全体練習を無断欠席。今季最終戦だった翌3日の巨人戦(神宮)は謹慎処分となり、試合後のセレモニーにも参加しなかった。この事態を球団は重く受け止め、厳重処分を決断。戦力としては来季以降も欠かせない存在だが、契約を更新しない模様だ。また今季途中で加入したリベロの退団も決定的。54試合に出場し、打率2割1分5厘、6本塁打、21打点だった。
(スポーツ報知引用)

バレンティン、ブキャナンの残留が発表された。
バレンティンは、下半身の踏ん張りが利かなくなってきており、おそらく今シーズン、昨シーズンくらいまでの数字で精一杯ではないか?という印象はある。そして守備、走塁面での緩慢さ、メンタル面の波の大きさという課題も抱えており、チームの勝利にどこまで貢献できるか?という意味では不安要素も少なくない印象である。それでもメンタル面の波を少なくし、出来る限りのプレーを確実にこなしてくれればまだまだ伸びシロはありそうである。バッティングに関しても2013年シーズンのようなスイングに戻すことは難しいかもしれないが、配球を読んだり、打席ごとの集中力を高めるなどの方法である程度の数字を維持してくれる可能性はあるように感じる。小川監督、宮本ヘッドコーチの元でどこまで集中して野球に取り組めるだろうか?

ブキャナンの残留は個人的には非常に心強い。今シーズンは6勝13敗という数字に終わってしまったが、防御率は3点台であり、ストレートも変化球もある程度のレベルを保っていた。試合に賭ける熱い想いも感じる事が出来る投手であり、出来れば残留して欲しいと感じていた投手である。来シーズンは今シーズン以上に研究される事にはなりそうだが、今シーズンと同等の投球を期待したい。

ルーキに関しては、非常に残念である。シーズン最終盤の出来事に関しては私はよく把握していなかったのだが、昨シーズンのオンドルセクに続いて2年連続で球団とのトラブルで外国人投手を失う事となってしまった。詳細が分からないため何とも言えないのだが、2年続けて60試合以上登板し、今シーズンはクローザーとしても役割を果たしてくれていた。崩れてしまうときは大崩れしてしまうため、防御率は良くないのだが、数字以上に貢献度の高い投手だと感じていた。150キロを越えるファストボールと空振りを奪えるフォークボールを駆使し、来シーズン以降はもっと数字を残せる可能性もあるのでは?と感じていただけに、チームとして痛くないと言ってしまっては嘘になるだろう。
外国人選手の扱いや契約は日本人選手とは違った難しさがあると感じているが、ヤクルトは外国人選手の扱いはどちらかというと上手い球団なのではないかな?と感じていた(契約に関してはどうしてもマネーゲームで遅れを取ってしまう印象だが…)。しかしここ2年でオンドルセク、ルーキとリリーフとしてチームに大きく貢献してくれた選手2人をトラブルで失う事になってしまった。もちろんオンドルセク、ルーキに大きな問題があった可能性もあるのだが、ヤクルト球団ももう一度外国人選手への対応について考え直さなければならない時期に差し掛かっているのかもしれない。

そして上記のスポーツ報知の記事の通り途中入団となったリベロも退団が決定的とのことである。サヨナラヒットを放ったりパワーで放り込むホームランなども見せてくれたのだが、評判だった守備で首脳陣の評価を勝ち取れなかったのが今シーズン限りでの退団につながってしまったのではないだろうか?リベロに関しては致し方ない印象である。

ヤクルトは外国人選手への依存度が高いチームだけにルーキの後釜探しは非常に重要になりそうである。どんな新外国人を獲得するのだろうか?

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コメント

  1. k より:

    外国人はあと3人取るとの報道もあったのでグリーンとギルメットの残留もなくなったのかなと。
    ルーキの退団は仕方ないですかね、オンドルセクの件も球団の和を乱した選手には厳しい処分でしたから今後もそういう事があったら同じようになるんでしょうね。
    個人的には西武.日ハム退団したシュリッターとマーティンあたりを獲得して欲しいですけどね、npbでやっていた選手の方が活躍する確率高いかなと。
    あと野手の外国人は取らないようなので村田を獲得してもいいのかなと思いますましたが、チームの和を重んじるヤクルトは球団カラーに合わないと判断したのかなとも感じますね。

  2. FIYS より:

    > kさんへ

    ルーキはもう一皮剥ける可能性もあったので残念ですよね。新外国人はリリーフ投手中心との報道もありますね。やはり長身のパワー型投手が多くなりますかね?

  3. リボル より:

    私の考えでは、年棒の折り合いさえつけば、村田、ギャレット、久保、スタンリッジらは皆獲得すれば良いと思いますけど甘いですかね?
    それとも、今年は最下位が確定した後でも、好景気とスポーツ熱の高まりで球場は満員でしたから、もうすでに来年は1年間育成の年と決めつけているんでしょうか。一時の三位より三年後の首位って具合で。もしそうだとしたら、たいした覚悟と慧眼だとは思いますが。

  4. FIYS より:

    > リボルさんへ

    年齢的にもその辺りの選手を獲得したとしても大きな順位アップは見込めないのかな?というのが私の印象です。またチーム構造が今以上に歪になってしまう可能性もあるかと思います。

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