2018年シーズンのポイントは?

毎年年末に来シーズンのヤクルトスワローズのポイントを独断と偏見込みで挙げていたのだが、昨年末は時間がなく書く事が出来なかった。だいぶ遅くなってしまったが、キャンプ前に2018年シーズンの個人的なポイントを書き込んでおきたい。
昨シーズンの記事はこちらから→「2017年シーズンのポイントは?

ここ数年シーズン前にいくつかポイントを挙げ、その中で「怪我人を極力減らす。」という主旨の項目を入れる年が多かったのだが、今シーズンは敢えてその項目は外す事とした。怪我人が出ることは想定済みの中で戦っていくしかないのではないだろうか?
それでは2018年シーズンのポイントを挙げてみたい。

①リリーフ陣の整備
・昨シーズンは5位からも大きく引き離されての最下位という事で散々なシーズンとなってしまったのだが、今シーズン1つでも順位を上げるうえで最も手っ取り早い方法はリリーフ陣を整備する事だと感じている。しかし昨シーズンはリリーフ陣も壊滅的な状況に陥ってしまい、シーズンを通して奮闘してくれたルーキが退団ということでどこまで整備できるかは未知数である。
理想的なのは新外国人のカラシティーがクローザーに納まり、秋吉、石山で勝ちゲームの7回、8回を任せるという形だろうか?しかし秋吉にしろ石山にしろ勤続疲労が気になる部分はあるし、相手を圧倒するような投球をコンスタントに期待できる状況ではない事もまた事実である。そして秋吉、石山の代わりを努められそうな投手が見当たらないのも不安要素である。
実績組では松岡、近藤、山本、中澤、久古、平井辺り、若手では風張、中尾辺り、ルーキーでは大下、蔵本、沼田辺りが候補に名を連ねてくるだろうか?しかし正直言って実績組は選手生活の下り坂に入ってきていると感じる投手が多く、20代の平井も怪我明けという不安が付き纏う。そして若手は正直「投げて見なければ分からない」状況である。
個人的には先発タイプだと感じている大下がリリーフで使いものになればチームにとってプラスになるのでは?と感じているのだが、キャンプ、オープン戦でどのような起用法になっていくのか見守りたいと思う。
もしカラシティーが全く戦力にならなかった場合には非常に厳しい布陣となる事が予想される。

②若手の台頭
・昨シーズン大負けしてしまったからこそという部分もあると思うのだが、野手を中心に若手が台頭する兆しが出始めている。シーズン前とは言え、ここ数年は若手の台頭があまり期待できない状況が続いていただけにこの部分に関して言えば個人的には非常に楽しみである。
昨シーズン実戦経験を積んだ奥村、山崎は本来であれば消化試合のようなゲームで輝けるタイプの選手ではなく、チームの一部として勝利のためにプレーできるタイプの選手だと感じている。今シーズンは是非開幕時から1軍でプレーし続けてもらいたい。
そして2軍で実績を残している廣岡、渡邉にも今シーズンは1軍での抜擢があるかもしれない。廣岡はすでに1軍での経験も多少なりとも積んでおり、今シーズンは大きく飛躍するシーズンにしたいだろうし、渡邉も廣岡の影に隠れている部分はあるのだが、2軍での成績自体は廣岡と遜色のない物を残している。廣岡、渡邉は将来的にはチームの顔となり得る選手だと感じている。高い潜在能力を是非1軍の舞台でも発揮してもらいたい。
その他にも年齢的には中堅に差し掛かっている西浦、谷内にルーキーの宮本などが虎視眈々と出場機会を伺っている。これらの選手の争いはキャンプ、オープン戦でも注目ポイントとなりそうである。
そして投手でも高卒2年目の寺島、梅野、高卒3年目の高橋、大卒4年目の風張、大卒2年目の中尾辺りが楽しみな存在となってくれそうである。

③打順の組み方
・真中監督から小川監督に監督が交代する中で小川監督がどのようなオーダーを組んでくるかも個人的には注目している。真中監督は2番川端を機能させ2015年シーズンにリーグ優勝に導いたのだが、真中監督の前に小川監督も2番川端を数試合試していた記憶がある。しかし送りバントをさせるなど「2番川端」の使い方は上手くなかった印象が残っている。それだけに川端をどこに配置してくるのか?という部分は特に注目である。
そして誰がレギュラーを獲得するか?と言う部分も大事になってくる。個人的にはバレンティン、坂口、雄平という外野陣に風穴を開ける選手が登場する事に期待したい。脚が使える山崎、比屋根、上田辺りには今一度期待してみたい気持ちがある。その他にルーキーの塩見や外野にコンバート中の渡邉、トライアウト組の田代辺りも候補となり得るだろうか?
小川監督がどういった攻撃陣を作り上げるのか楽しみに待ちたいと思う。

④カラシティー、川端
・最後は投手、野手でポイントとなりそうな選手を挙げてみた。
カラシティーに関しては、コケてしまった場合、外国人投手の起用法含めて再考しなければならなくなるため、どうしても活躍してもらわなければ困る投手だと感じている。最低でもルーキくらいの数字は残してもらいたいものである(ルーキの数字もクローザーとしては相当物足りないものではあるが…)。逆にカラシティーがクローザーとしてハマれば昨シーズンのような成績になることはないはずである。もしかするとヤクルトの命運を握っていると言っても過言ではない選手なのかもしれない。
野手では川端の名前を挙げさせてもらった。昨シーズンはヘルニアでシーズンを棒に振ってしまったのだが、バットコントロールはプロ野球選手の中でも際立っている。シーズン通して出場できる身体を作り上げる事が出来れば必ず結果が付いてくるタイプの選手である。年齢は30歳を越え、フィジカル的にはこれまで以上に負荷が掛かってくるかもしれないが、まだまだ老け込む歳ではない。山田の負担を少しでも減らすためにも今シーズンはフル回転してチームを引っ張って行ってもらいたい。

時間がなく満足な記事を書けていない自覚はあるのですが、2018年シーズンのポイントはこんなところにしておきたいと思う。皆さんは今シーズンのスワローズのポイントを挙げろと言われればどんなことを挙げますか?

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コメント

  1. ななし より:

    カラシティーがコケた場合はリリーフ経験もあるハフかアルメンゴで埋めるしかないでしょうね
    自分も外野手にも挑戦している渡邊の成長に特に期待していますね

    今シーズンのスワローズのポイントですか…
    勝つ為のポイントというか、自分は今シーズンに関しては、明るい未来が見られるのならば勝てなくてもしょうがないかなと思っています(一試合一試合勝ってほしいと応援するのは変わりませんがね)

  2. 神宮に行きたい より:

    客観的な分析、共感のみです。
    カラシティー、川端が今季の重点選手でしょうね。
    時点はハフと廣岡でしょうか?
    若手の台頭に期待ですね!

  3. k より:

    ①は今のヤクルトにはウィークポイントなので勝敗に関わるでしょうから新外国人がみなコケたら配置転換なども視野にいれないといけないくらい重点ポイントですね。
    昨年の同じ顔ぶれのリリーフ陣では、まず勝てないので新戦力が必要ですね。
    風張・大下に期待になりますかね(個人的には山中を中継ぎで使って欲しいですけど)
    ②名前を挙げれば廣岡・奥村・山崎ですかね。レギュラー取れるチャンスなので結果が全てのプロ野球ですから数字を残して欲しいですね(特にショートと外野の一角はポジション空いてると言っていいでしょうから)
    ③何気に監督変わって大事な要素ですよね、過去や昨年をベースに考えれば山田や川端・バレンティンがどこを打つのかで野球も変わってきそうですが川端2番にこだるのなら1番に足の速い盗塁も出きる選手を起用して欲しいですね、個人的には坂口が7番くらい打ってくれると打線に厚みが出るので二人くらいキャリアハイくらいの成績残す選手が出てきて欲しいですね。
    ④この二人は個人的には期待してないですね、川端は年間通して働けないと思いますしカラシティはNPBに慣れるまで時間かかると思ってます(そんなに一軍は甘くはないですよ)
    最後に私的な2018年のポイントは首脳陣の采配ですね、宮本慎也がヘッドコーチになってコーチ陣も刷新されたので選手起用や二軍との入替えなど、どうなるのか見ものですね。

  4. パイン より:

    昨年、印象的だったのは守り負けでした。強いチームは守り勝つでしょう。

    畠山や川端が復帰すると考えると、中村から連なるセンターラインの強化が、
    重要だと思いますね。
    大引に代わるショートをどうするか。
    宮本、土橋が徹底的に鍛えて見出すことが出来ればいいですが、元々ショートで、
    実績残してプロ入りした選手がいないので、イメージしにくいですね。
    守備に関して、今年のベンチは妥協しない気がします。

    外野は、センター坂口のセンスに頼っていますが、後継者は山崎でしょうか。
    塩見に、飯田ばりの天才的瞬発力があれば楽しみですがね。

    私の見立てでは考えにくいですが、仮にショートに広岡が嵌まるようなら、
    捕手に古賀の起用も、現実的に見えてきますね。

  5. FIYS より:

    > ななしさんへ

    私もななしさん同様、1試合1試合勝って欲しいという気持ちで応援する事に変わりはないのですが、明るい未来が見られれば今シーズンは優勝できなくてもしょうがないかな?と思って観戦する事になりそうです。

  6. FIYS より:

    > 神宮に行きたいさんへ

    お褒めの言葉ありがとうございます。

    カラシティー、川端には結果を残してもらいたいですよね。

  7. FIYS より:

    > kさんへ

    ③の2番川端にこだわるのなら1番に脚の使える選手と言う部分は私も全くの同感です。1番坂口、2番川端の並びは相手からすると意外と嫌らしさを感じさせない並びに感じるんですよね。坂口もいいバッターだということは重々分かっているのですが…

    首脳陣の采配も要注目ですよね。

  8. FIYS より:

    > パインさんへ

    新首脳陣がどのような方向にチームを導くのか注目していきたいですよね。

    塩見はどの程度の選手なのか楽しみですよね。飯田ばりのセンスを持っていれば願ったり叶ったりですけどね。

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