ヤクルト7-3DeNA
昨シーズン96敗を喫してしまったチームをどう立て直していくのか?というテーマで戦うであろうヤクルトスワローズの2018年シーズンが今日開幕した。相手のミスに付け込んで先制し、主導権を握ると開幕投手ブキャナンの力投もあって、白星発進となった。やはり開幕戦の勝利は格別である。
先日開幕オーダーの予想もこのブログで書かせてもらったのだが、小川監督が選んだオーダーは私の考えたものとは大きく違うものだった。最後の最後まで先発オーダーを明かさなかった理由が分かるようなオーダーだった。
1番セカンド山田、2番ライト山﨑、3番レフトバレンティン、4番センター青木、5番サード川端、6番ファースト坂口、7番ショート廣岡、8番キャッチャー中村、9番ピッチャーブキャナンという開幕オーダーとなった。
2番山崎、7番廣岡と起用してきたところにチームの若返りを進めようとする意図を感じるとともに、緊急時のオプション的起用法だと感じていたファースト坂口を開幕戦から実行して来た事に驚いた。しかしこの6番ファースト坂口という起用法がどんぴしゃでハマった。
初回、ノーヒットで1アウト満塁のチャンスを迎えるものの川端が倒れ、チャンスが潰えかけた直後に坂口が2点タイムリー2ベースを放ってみせた。ここで得点出来なければ相手に流れが行ってしまったかもしれない大事な場面で素晴らしい仕事をしてみせた。これで気を良くしたのか、坂口はその後もヒットを量産し、開幕戦から5打数4安打2打点という結果を残してみせた。これまで外野一本でやってきた選手がこの年齢でファーストにチャレンジするということは決して楽な事ではなく、守備での負担も大きいと思うのだが、その中での4安打はお見事である。
若手も山崎はバント失敗などもあったが3四球を選びチャンスメイクし、廣岡もラッキーなポテンヒットもあったが、2安打1四球に犠打も決め良い形でスタートが切れたのではないだろうか?
主力組も山田にヒットは出なかったが、初回~盗塁を決めるなど足で貢献し、バレンティン、川端、青木にはヒット(川端はホームラン)が飛び出した。気分良くスタート出来たのではないだろうか?
投手では先発のブキャナンが味方の先制点を活かして、序盤から安定した投球を披露してくれた。140キロ後半を記録するファストボールにカーブ、チェンジアップを加えた投球は昨シーズン同様通用しそうである。今日はカウントが悪くなっても粘る事が出来、6回で107球を投げ、被安打5(被本塁打1)、与四死球2の1失点と開幕投手の役割を果たしてみせた。序盤から飛ばし気味であり、5回、6回と疲れも見え始めていたが、良く粘ってくれた。ナイスピッチングである。
リリーフ陣は石山ー秋吉ーカラシティーと1イニングずつ繋いで逃げ切ってみせた。秋吉は宮崎に2ランホームランを浴びてしまったが、まずはどの投手もある程度点差のある場面で登板が出来、良かったのではないだろうか?どの投手も安定感には欠ける印象ではあるのだが、今後も少しでも粘ってもらいたい。
決して強い勝ち方ではなかったが、相手のミスを付いて得点を重ねられたのは良かったのではないだろうか?今年も楽しく観戦していきたい。
P.S
今日のゲームでは、1塁でのアウト、セーフの判定でラミレス監督がリクエスト制度を使いましたね。1塁塁審が一瞬セーフのアクションを見せてからアウトを宣告したため、分かりづらかったのですが、結局判定は覆りませんでした。最初に塁審がセーフのゼスチャーをした時にブキャナンがすぐに不服そうなアクションを見せましたが、明らかに誤審があると感じた場合は、今日のブキャナンのように分かりやすくゼスチャーで伝えることは必要になってくるかもしれない。ベンチで見ているだけでは分かりづらく、リクエストを行使するか迷う場面はあると思うのだが、選手がしっかり態度に示す事で監督はリクエストを行使しやすくなるはずである。
今シーズンも出来るだけブログを更新したと思っていますが、短めにまとめたいと思います。よろしくお願いします。
にほんブログ村
コメント
幸先良い開幕勝利ですね!!どの選手もやる気が伝わってくる良い雰囲気でした!打席にしても走塁にしても守備にしてもチームとして作戦を徹底出来ているんじゃないでしょうか。あとはこれをシーズン通して続ける体力気力があるかどうかですね!!
川端の目の覚めるような一発には驚きました!正直大分期待値が下がっていたのですけどあのスイングならレギュラーとしてクリーンナップを守ってくれと思います
開幕戦快勝!
実に嬉しいです。
私としては特に廣岡が打ってくれた事が嬉しいです。
とにもかくにもこの後も試合に出続けてほしいですね。
幸い横浜さんは先発投手が開幕当初はけが人の関係で手薄なようですので、
4月のうちに勝っておきたいですね。
開幕戦という緊張感の中、キャンプ・オープン戦でやってきた事が形として表現できた試合だっったと思います。
ブキャナンの粘投、坂口の4安打、川端のホームラン、青木のダメ押しタイムリーと挙げたら切りがないですが、選手個々が勝利への執念を見せてくれたという印象です。1球でも多くファウルにする気持ちだったり、簡単には終わらせないという集中力が垣間見えました。
試合が終わるまで諦めないという姿が今季は見れそうな気がします。
昨年と比べたら野球の質が変わり得点が効率よく取れるようになりましたね。
走塁への意識と打席での粘りが出てましたね、これは宮本ヘッド・石井打撃コーチ・河田走塁コーチの影響がでしょうね。
なので昨年までの自主性がいかにプロのチームには危険な方向性なのが理解できますね、ヤクルトは基本は管理野球が合ってるので、その中で少しだけ自主性が入るのが理想だと感じましたね。
それと気になったのは秋吉が厳しいかなと、昨年からですが球威が落ちてるのと引っかける球が多くコントロールに苦しんでるのでしばらくは勝ちパターンではなく7回とか当番回数を増やしながらですかね。
あと山田も昨年からあまり変わってないですね、外の球の見極めが出来てないですね。引っ張りたいんでしょうけど最多安打の年のように逆方向に単打を狙うようにしないと率はあがらないですね(復調するまでは打順は1番がいいですね)
最後に坂口にファーストやらしといて良かったですね、宮本慎也の性格が出ているマネジメントですね。
> saboさんへ
チームの雰囲気は良さそうでしたね。
川端のホームランはいつ見ても惚れ惚れするような打球ですよね。
> リボルさんへ
廣岡の2本目のヒットは低目の変化球を上手く拾いましたよね。巨人の坂本っぽい拾い方でしたね。
> iracaさんへ
自分の役割、シチュエーションがよく頭に入っている印象を持ちました。
リリーフ陣が手薄なため苦労しそうですが、最後まで諦めずに戦ってもらいたいですよね。
> kさんへ
秋吉は少し球威がないのが気になりますよね。外角を狙ったボールをひっかける場面もよく見るような気がしますね。リリーフ陣はただでさえ手薄なだけに心配ですね。
坂口はすでにベテランの域に入りかけていますが、よくファーストに挑戦させましたよね。