どうする原樹理

ヤクルト4-12巨人

原の乱調で試合は決まってしまった。これで今シーズンは0勝5敗となってしまった。ルーキーイヤーから投げても投げても勝ちに恵まれない状況が続いている。現代野球でここまで勝率の低い投手はかなり珍しいのではないだろうか?原は今後どうなっていってしまうのだろうか?

中々原が勝てない中で捕手を中村から古賀に入れ替えるなど、首脳陣も原が少しでも力を発揮できるように試行錯誤している事が伺える。古賀は前日のゲームでハフを初勝利に導いており、原の今シーズン初勝利にも期待が掛かった中でのゲームとなった。
原は初回から特段調子が悪いようにも感じなかったし、2回のピンチで小林をショートゴロダブルプレーに仕留め、このまま流れに乗っていくかな?という予感もあったのだが、3回に坂本に先制ソロホームランを許すと、味方が追いついた直後の4回に巨人打線に集中打を浴びてしまい、勝ち越しを許すとその後も自分のミスも絡んで失点を重ねてしまい、結局このイニングだけで7点を与えてしまい、自身も降板となってしまった。3回1/3を被安打9(本塁打1)与四死球1の8失点(自責点7)で負け投手となり、今シーズンの成績も0勝5敗、防御率6.09とかなり厳しい数字となってしまった。
正直原に関しては、毎回同じような内容で記事を書いているため、もう書くことがないのだが、ここまで勝てない要因をしっかり探って対策を練る必要があると思われる。あまりに勝ち星から見放されてしまったため、原自身も首脳陣も原の根本的な課題がどこにあるのか見失っている部分もあるのかもしれない。ここまで勝てないと原のメンタル的な部分も心配になってしまう。いわゆる「負け癖」のようなものが染み付いてしまっている可能性もある。味方が追いついてくれたり、勝ち越してくれたりした直後に失点を重ねてしまう場面が多いような印象を受ける。
もしかすると原自身のことを考えれば、少し先発ローテから外れて調整し直したほうが良い部分もあるのかもしれない。個人的には、現段階で原以上に期待できる先発投手は皆無であると考えるため、原にとっては厳しいかもしれないが、このまま先発ローテを守ってもらいたい気持ちが強い。1つの勝利でガラッと変わる可能性もあるのでは?と期待しているのだが…(そんな期待を抱き続けて3年が経ちますが…)
投げているボール自体は間違いなくレベルアップしていると思うので、相手を圧倒して突然完封勝利を上げるような事もあり得ると思っている。しかし今のままでは、安定して勝ち星を上げる可能性は低いと言わざるを得ないのかもしれない。

打線については、厳しい試合展開になってしまったので仕方なかった部分もあるのかもしれないが、終わってみれば12安打を放ち、多くのチャンスも作れていただけにチャンスで一本出ていれば、巨人の勝ちパターンのリリーフ陣を引きずり出すことくらいは出来たのかもしれない。12安打を放ちながらも得点は山田のソロホームランと西浦の3ランホームランというホームランでの得点のみということで、この辺りはチーム全体の課題である。
それにしてもどうすれば打線が「線」として機能するだろうか?今のメンバーで開幕直後のようなつながりを作るにはどういったオーダーでどういった攻め方をすれば良いのだろうか?

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コメント

  1. k より:

    原はバント処理での悪送球で自滅してしまいましたね、投手としてフィールディングや牽制球など総合力は高いのかなと思ってましたが今日の出来でファンも首脳陣も評価が一変しそうですね。
    個人的には緩急が足りないとずっと思っていてカーブをもっと使って欲しいのと真っ直ぐのコントロールを磨かないと、この勝率の悪さは改善されないですね。あとシュートに依存しすぎなので投球スタイルも変えないといけませんね、シュートを軸にするのを止めてチェンジアップを覚えるなり緩急とコントロールで勝負するようになっめもらいたいですね(あくまでもシュートは見せ球。来週の阪神戦がラストチャンスですかね、ダメなら二軍か中継ぎの敗戦処理からですね)
    それと打線の繋りですが、この試合も二桁安打してホームランでの四点は寂しいですね。チャンスで古賀・川端・雄平が凡退したのを見ると下位打線が機能してないでしばらく固定しない方がいいですね、相手投手の右左によって選手を入れ替えるしかないと思いますね(左なら荒木・大引・畠山・谷内、右なら雄平・藤井・宮本・奥村など)あと捕手に関しては現状誰が出ても打撃は期待できないので投手に合わせて併用ですかね(大村が打撃では1番期待できますが・・・)
    週末から苦手な広島ですがブキャナンで1つだけでも勝てればいいですけど負けたら三連敗の気配ですね・・・・借金10になったら交流戦前シーズン終了ですね。

  2. sabo より:

    ハフが最高の結果を出した次の日に似たタイプの投手だと考える原がこうなるとは恐ろしいです。もっとも原が打たれた原因はシュートでしょう。狙われすぎです。特に困ったときやランナーが溜まるとシュートに頼ってばかりなのでピンチになればなるほどシュートを狙われて失点を重ねてしまう。とはいえカットやストレートもヒットされてますけどね。ただランナーいるときにゲッツーシフトでシュート投げて三遊間抜かれるのを何回も繰り返すのはいかんでしょう

    打線は2番坂口、5番西浦の方が点入りそう

  3. より:

    シュートって変化球の中で一番打たれやすく、失点につながる確率の高い
    球種なんですよね。決め球に使うのは難しいかもしれないですね。
    前投手コーチの伊藤氏いわく、原にフォークを覚えさせていたが、
    まだうまくいかず投げるのを怖がってた。
    フォークを上手く使いこなせるようになればもっと楽に打ち取れると。
    本の出版講演会での話です。

    打線については対戦相手によってかえていいと思うんですが
    山田を2番にして1番を西浦か坂口でどうですかねー。
    7番には廣岡を使って欲しいですね。

  4. わし より:

    二軍に落としたそうですがあまり賛成じゃないですね。
    二軍ではそこそこやれることはわかっているのでいまさらと言う感じです
    「負け癖」がついてしまった投手をどうするか

    勝ち負けに関係ない場面で投げさせるのがいいでしょう
    ヤクルトの敗戦処理はたくさん仕事ありますから

  5. FIYS より:

    > kさんへ

    原は自身の悪送球から崩れてしまった場面は残念でしたね。一旦2軍落ちとなりましたが、少しでも逞しくなって戻ってきてもらいたいですね。

  6. FIYS より:

    > saboさんへ

    それがシュートピッチャーの難しさですかね?逆にそのシュートでダブルプレーを奪う場面も多いですからね。

  7. FIYS より:

    > hさんへ

    伊藤前コーチの話しは興味深いですね。そんなことを語っていたのですね。確かにウイニングショットとしてシュート以外に計算出来るボールがあれば多少楽になりそうですよね。フォークをモノに出来れば変わってきますかね?

  8. FIYS より:

    > わしさんへ

    チームの台所事情が厳しいだけに私もどちらかというとあくまでも1軍で投げさせ続けてもらいたかった1人です。しかし本人のことを考えると仕方ないのかもしれないですね。精神的なダメージも大きそうなので…

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