小川好投もガルシアを攻略できず。

ヤクルト０－３中日

一旦登録抹消となっていた小川がどういった投球を見せるか注目していたが、小川は初回から落ち着いた投球を披露し、7回1失点と先発の役割は果たしてくれた。しかし打線がガルシアを攻略できず、4連敗となった。明日のゲームで連敗を止めないとズルズル行ってしまう可能性もある。

小川の登録抹消は予定通りだったとの首脳陣のコメントもあったのだが、それでもどこか引っかかりを感じていただけに中日相手にどういった投球を披露するが注目していた。結果的には7回で102球を投げ、被安打７無四球の1失点としっかり結果を残してみせた。ストレート、カットボール、チェンジアップを軸とした投球なのだが、どのボールもある程度コントロールが付いているため、少ない球種でも安定して抑えられる印象である。7回に福田のタイムリーで先制点を許してしまったが、それでも100球投げる事が出来ており、これであれば大きな心配はいらないかな？と感じた。それだけに今日は連敗を止めたかったのだが…
リリーフ陣では8回に登板した中尾が京田、平田、ビシエドに3連続長蛇を浴びて2点を失ってしまった。夏場に来て疲れが溜まってきているように映る。本来は軸となるはずのストレートの球威が落ち気味なのではないだろうか？しかしリリーフ投手というものはこういった状態の時でも登板を重ねなければならない。こういう時にどうやって相手打者を打ち取っていくか考えていく必要がある。

打線は青木が離脱してから一時の爆発力が影を潜めている。今日は初回に西浦、雄平の連打で0アウト1，2塁のチャンスを作ったのだが、その後のチャンスで山田センターフライ、バレンティン、畠山が連続三振に倒れてしまい、絶好のチャンスを逃してしまった。ここでガルシアを立ち直らせてしまったのが全てだった。キレのいいストレート、スライダーに時折投げる右打者の外に逃げながら沈むようなチェンジアップを駆使されてしまい、その後は凡打の山を築かされてしまった。
球数が増えて来た7回に先頭の畠山が四球で出塁し、チャンスメイクをしたのだが、代走の田代が中途半端な走塁で盗塁失敗に終わってしまうと、その後も2アウト1，2塁とチャンスを作りなおしたのだが、最後は小川が三振に倒れてしまった。終わってみれば、初回とこの7回の攻撃が痛かった。特に7回は、どうしても1点がほしかった場面でミスが出てしまい、疲れが出てきていたガルシアを捉えきれなかった。一塁走者田代、打者坂口ということで色々な攻め手が考えられる場面でのミスで中日バッテリーを楽にさせてしまった。
小川が好投していただけに先制点が欲しかったのだが…ホームベースが遠かった。

ここ数日天候不良により中止となるゲームが相次いでいるのだが、いつの間にか連敗は４となり勝ち星からだいぶ遠ざかってしまった印象である。交流戦明けの巨人との3連戦の3試合目で勝利したように、明日の中日戦でも何とか勝利を手にして連敗を止めてもらいたい。大事なゲームになりそうである。

P．S　昨年の七夕から1年が経ちましたね。あの日の絶望感は忘れる事が出来ないのですが、1年後小川は先発のマウンドで良い投球をしてくれましたね。昨年に比べれば戦えている印象ですが、そろそろ連敗を止めないとズルズル落ちていってしまいそうですよね。一応昨年の七夕の日のゲームの記事を貼り付けておきます→「発狂するレベルの大逆転負け」


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