ヤクルト7x-5中日
プロ野球はここ3年程で一気に観客の数が増えてきている。それとともにホームゲームでホームチームが優位にゲームを進めることが増えてきている印象がある。ヤクルトも優勝した2015年シーズンの終盤から目に見えて神宮球場に足を運ぶファンの数が増えてきている。選手はヤクルトファンの大歓声の中でプレーすることが出来ている。優勝した2015年シーズン以降は苦しいシーズンが続いているのだが、ファンの大歓声もあってホーム神宮では実力以上に力を出すゲームが多いように感じる。劇的な勝利も増えている印象がある。
今日も試合展開的には負けゲームの試合展開だったと思うのだが、山田哲のホームランから息を吹き返し、一旦はゲームをひっくり返してみせた。終盤勝ちパターン継投の近藤、石山が失点し、1点ビハインドで9回裏の攻撃を迎えたのだが、ここでも畠山のタイムリーで同点に追いつくと最後は、川端が2試合連続となるホームランでサヨナラ勝利に導いてみせた。見事なまでのサヨナラ勝ちだったのだが、神宮球場でこれだけの雰囲気を作り出すヤクルトファンがいるからこその勝利だったのではないだろうか?今のプロ野球界は、ホームゲームでの取りこぼしを減らすことが大切になってくる。
今日も時間がないので短めに。
先発の石川は5回3失点で降板となってしまった。昨日のカラシティー同様ぎりぎり及第点を与えても良いかな?という投球ではあったのだが、0-3と3点のビハインドを作って降板となってしまったため先発の役割を果たせたか?と言われれば「果たせた。」とは言い切れない部分があるのも事実だろう。
右バッターのインコースも意識的に使えており、投球の組み立て自体は悪くないと思うのだが、それでもこれだけ失点してしまうということはやはり徐々に年齢による衰えが出てきているということなのだろうか?
リリーフ陣は、6回から風張ー中尾ー近藤ー石山とつないだ。今日は風張、中尾は無失点で繋いだのだが、近藤、石山が失点してしまった。1点リードして近藤ー石山という形を作り、今日も中尾の勝ち運が続くのかな?と思ったのだが、今日は近藤、石山が踏ん張れなかった。それでもチームが勝てたのだから気にせず投げ続けてもらいたい。リリーフ陣が苦しいのはヤクルトだけではない。今日の対戦相手である中日もしかりだし、首位を独走している広島だって盤石ではない。そんな時は打線がカバーすれば良いではないか。
打線は中日の先発小笠原に苦しみ、5回までは得点を上げることが出来なかった。それでも6回に昨日同様山田哲にホームランが飛び出し、1点を返すとここから打線が奮起し始めた。やはりチームの中心である山田哲の一発はチームに勢いをつけることが出来るようである。その後西浦にもタイムリーが飛び出し、小笠原をマウンドから引きずり下ろすと、続く7回に畠山のタイムリーと川端のショートゴロの間に2点を追加し、逆転に成功する。
その後上記の通り中日に逆転を許し、1点ビハインドで9回裏の攻撃を迎えたのだが、先頭の山田哲が四球で出塁するとすかさず盗塁に成功し、バレンティンの内野ゴロの間に3塁まで進むとここで畠山にタイムリーが飛び出し、同点に追いつくと最後は川端が中日のルーキー鈴木博のストレートを完璧に捉えるサヨナラ2ランホームランを放ってみせた。
最後の場面、川端はかなり気合の入った雰囲気をまとって打席に入っているように感じた。昨日のゲームで久々にホームランが飛び出していたのだが、今日も鈴木博の力のあるストレートにしっかり反応し、力強いスイングで捉え、打球はライトスタンド中段近くまで飛んで行った。素晴らしいホームランだった。今年の夏は猛暑が続いているのだが、腰に爆弾を抱えている川端にとってはこの暑さが逆に身体のキレを取り戻すきっかけになっているのかもしれない。ようやくインコースのストレートであってもしっかり右方向に引っ張る打球が増え始めてきた。腰の不安が減り始めたのかもしれない。
チーム全員が好調を維持することは難しいのだが、調子を崩している選手がいれば他の選手が活躍してカバーする。そしてチーム全体の実力が足りなくてもファンの声援をプラスしてカバーするそんなヤクルトスワローズ像が出来始めているだろうか?
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コメント
逆転勝利!
まずはホーム神宮で連勝したことを祝いたいですね。
打線は好調を維持している打者が多く期待できます。
結果は出ませんでしたが、中村に代打をだしたのも思い切ったなと感じました。
しかし、もう救援陣は崩壊寸前のように思えます。
現在の勝ちパターン、近藤、中尾、石山を助けになる投手はいないのでしょうか?
2軍の成績を見る限り候補はいそうなのですが、1軍だとまた違うのでしょうね。
勝つだけでも嬉しいものですが、あえて欲を言わせてもらえば、
相手投手が調子が悪い時は、序盤から5点、6点と取って欲しいです。
当面のライバルである中日に逆転勝ちで連勝は生き残れる可能性が出てきましたね、昨年もこの時期に中日に三タテしてるので次が大事になりますね。
川端と畠山の活躍は2015年の優勝した年のように感じましたね(この二人は夏場に強いので期待はもてますね)
当時より青木・坂口・バレンティンと野手の戦力は豊富になってますが、この試合でも投手陣の弱さを露呈してしまいましたね(中日もヤクルトも投手力が他のチームより劣るのが上に行けない要因なんですよね)
この試合で気になったのは中村に代打を出して勝負にいったのは悪くはないのですが、このあとの終盤の一点勝負での井野は厳しいと感じましたね。井野が悪いと言いませんが変化球に頼る傾向なので抑えで中尾・近藤・石山は真っ直ぐを中心に組み立ないと抑えるのは難しいですね(井野は勝ちパターンとそんなに組んでませんし打撃は中村より劣りますから起用するなら延長に入ってからの方がいいかなと)
個人的には打てないですが優勝経験ある捕手なのでここからは中村と心中でいいと思いますね。
次はハフと大野なので打ち合い必至かなと、得点を取るのはヤクルトの方が上なのでまたリリーフ陣の踏ん張りが全てですかね(ハフは最後のチャンスでゲーム作れないなら次は中継ぎへ配置転換ですね、左が少ないですし星の先発も検討してもらいたいですね)
打ちまくるヤクルトがやってきたって感じですね
山田バレンティンそして川端とホームラン出て頼もしい限りです
特に川端は本来の彼がやっと帰ってきたという感慨にふけります
なんだか足も春の時より早く感じるので本当に身体の調子は良さそう
2015年も後半戦に強かったので再現したいですね
不安は先発の数が足りないところか。由規は未定だし山中くらいしかかわりに上がってくるのがいない。
高橋や寺島を上げるのもまだまだ早すぎるし
> リボルさんへ
中村に代打を出して勝負を掛けながら得点を奪えなかった場面はかなり痛かったと思うのですが、最後まで諦めずに戦ってくれましたね。ナイスゲームでした。
> kさんへ
私もあの展開で捕手が井野になってしまうと中村以上に攻撃力が低下してしまうので、厳しい部分もありますよね。中村に思い切って代打を出して勝負に出たのですが、今回は裏目に出ましたかね?
ハフの起用法も気になりますよね。
> saboさんへ
選手層は厚くないため、先日の青木離脱のような事が起きると立て直しが難しくなりますが、とりあえず投手が苦しい時は野手陣でカバーしてもらいたいですね。
久々にらしさが戻った飛球が見れて涙が溢れました。推しメンの活躍は、不甲斐ない時の遣る瀬無さも他の選手の倍ですが、活躍した時の感動は他選手の4〜5倍ですね。今後も怪我に耐え、280前後までなんとか打率を上げていってほしいです。
> JEF九郎さんへ
JEF九郎さんの推しメンは川端なんですね。劇的なサヨナラホームランでしたね。