プロ野球ファンの皆様、これが原樹理です!

ヤクルト10-4広島

首位広島とホーム神宮でどのくらいの戦いを見せる事が出来るか?という3連戦だったのだが、小川、ブキャナンで連敗し、広島の強さをまざまざと見せ付けられる結果となっていた。それだけに今日のゲームでの原の好投とチームの勝利はシンプルに嬉しい気持ちでいっぱいである。1勝2敗でも強い広島相手に一矢報う事が出来たことを喜びたい。

原の好投も喜びを大きくさせてくれた。ドラフト時から私は原のことを高く評価し期待していた。このブログでも何度も取り上げてきたのだが、投げても投げても結果が伴わなかった。ここまでの通算成績は、6勝25敗ということで近年では、ちょっと見た事のないような通算成績となってしまっていた。今シーズンも先発ローテを一旦は外れてリリーフで起用されるなど数字を残す事が出来ていなかったのだが、先発に復帰してからの3試合は安定した投球を見せてくれた。そしてようやくではあるのだが、先発として白星を掴んでみせた。
今日は初回から力強いボールを投げ込んでいた。ストレート、シュートというファストボール系のボールで大胆にインコースを攻めつつ、カーブやスライダーでタイミングを外し、時折投げるフォークも効果的だった。見事な投球だったと思う。広島打線に的を絞らせず、5回に先頭打者の鈴木にポテンヒットを許すまではパーフェクトピッチングを披露してくれた。パーフェクトが途切れた後も強力広島打線の勢いに飲み込まれる事なく、7回1失点でまとめてみせた。原に期待しているのは今日のようなピッチングである。もちろん毎回こういった投球をすることは難しいと思うのだが、今シーズンはエースへの階段を上る為の1年にしてもらいたいという思いを持っていただけに今日の投球に関しては「やはりそれだけの潜在能力は持っているんだな。」という感想である。第1戦、第2戦で広島打線の凄さを実感していただけに、その広島打線を抑えきったことを自信に変えてもらいたい。今度こそ今日の勝利を飛躍のきっかけにしてもらいたい。それだけの力があるのだから…。

打線は昨日のお返しとばかりにバレンティンの3ラン、山田哲、雄平の2ランと3本のホームランを含む13安打で10得点を奪ってみせた。特に初回の速攻で岡田を崩した事が大きかった。初回は坂口が内野安打で出塁すると青木の打席でエンドランを仕掛け、見事に野手の逆を突くと打球は左中間に転がり、1塁ランナーの坂口が一気にホームを陥れてみせた。1,2番コンビで奪った見事な先制点だった。その後山田哲がヒット、盗塁でチャンスを拡大するとバレンティンに特大の3ランホームランが飛び出し、主導権を握ることに成功した。
その後中々追加点を奪えなかったのだが、7回に山田哲、雄平に2ランホームランが飛び出し、試合を決めてみせた。今の広島相手では3,4点のリードでは全く安心出来ないため、こういった追加点は非常に重要になってくる。7月から絶好調の山田哲が今日もバットと脚で魅せてくれた。これでホームランは25本、盗塁は26個と着実に数字を増やしており、打点も11試合連続で記録するという山田哲らしい数字を残し始めている。やはり凄い打者である。そしてタイトルとは関係ないこともありあまり目立っていないのだが、得点86というのも地味ながら凄い数字であると感じる。長打も打てて脚もある山田哲ならではの数字ではないだろうか?

首位広島相手に投打が噛み合っての快勝という事で嬉しい1勝となった。

P.S 今日はスタメンマスクを被った井野の奮闘ぶりも目立ちましたね。原とのコンビで結果を残した事によって次回も原先発時にはスタメンマスクのチャンスが巡ってきそうですね。

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コメント

  1. k より:

    広島相手に三タテ回避したのは次に繋がる勝利ですね(交流戦明けの東京ドームで三連敗阻止と似てますかね)
    原は明らかにシュートの割合が減りましたね、井野と中村の違いがあると思いますが左にはカウント取るに使ったりしてますが右はスライダーとカーブの割合が多いかなと(ほとんどの相手は打ちやすいのか原のシュートを待ってますよね)しばらくは原の時は井野がマスク被るでしょうね、(中村だとインサイド要求が多いので井野の方が合ってますかね)。
    広島相手に、この投球が出来れば他のチームは広島以上に打つチームはないので8月は期待が持てますね(後半戦は全ての登板で内容もいいので、援護があればあと2つくらいは勝てそうですね)
    気になったのは西浦で原を助けた横っ飛びの守備の好プレーはありしたが無死満塁でのサードゴロでスリーフィート越えての守備妨害はプロらしくないですね(以前、西岡もやってましたが)、セコいプレーをしてるようではレギュラーショートでやるには厳しいですね(個人的には西浦は上田や比屋根と同じでやらかすタイプのプレーヤーになってしまったかなと・・・・メンタル弱いのかもしれませんね)
    打つ方は山田が完全復調とは嬉しい限りですね、私も同感で得点が試合数と同じくらいというのは凄いことですね、おそらく7月の月間MVPだと思いますがヤクルトは山田が打ち出すと周りも良くなるので8月は勝ち越せる確率は高いですね。
    心配なのは近藤で変化球が狙ったとこにいってないので、このままでは防御率だけ悪化するだけなので救世主的なセットアッパー出てこないとリリーフ陣はキツくなりそうですね。
    あと川端が調子落ちですね、スタメン外れた試合がありましたので体調が良くない感じですね、この試合もですが今のヤクルトは下位打線が繋がるかで勝てる確率はあがるのでサードのポジションがカギですかねね(藤井は送球エラーが多け使うの恐いので谷内か奥村を起用してもらいたいですね)

  2. 南国燕 より:

    私も原には期待をよせている一人なのですが、ようやく来ましたね!交わすのではなく向かっていくピッチング。待っていました。原自身納得したのか表情も明るく感じました。今後に期待したいです。

    山田も完全なゾーンに入ってますね見送り方に威圧感を感じ最初にトラリプルスリーを達成した年以上に感じます。

    明るく期待している話題があり、これからも楽しめそうです。

  3. FIYS より:

    > kさんへ

    原ー井野のバッテリーは良かったようですね。内外角を広く使えると簡単には打たれない投手だと思うんですよね…。

    西浦は、凡ミスが多くても取り返す場面も目立つので逆にメンタルは強いのかな…と感じる事もありますが…ちょっとミスが多過ぎますかね?

  4. FIYS より:

    > 南国燕さんへ

    山田哲は久々に絶好調モードに入ってきましたね。このままトリプルスリーや40-40まで突っ走ってもらいたいですね。

  5. trefoglinefan より:

     私は「野球はベンチ入り25名をフル活用せよ」と言い続けてきました。そうしたなかで、DeNAは実に素晴らしい使い方をしたと思います。

    ・http://trefoglinefan.jugem.jp/?eid=2075

     先発投手を7名でローテを組めば、他の日の登板予定の先発投手を、ベンチに入れなくて済むということを、何度か述べたことがありますが、セリーグにおいても二刀流を真剣に考えて欲しい、ということも、言ってきたような気が致します。
     「ベンチ入り選手は25名」ということを、各チームどうしてもっと真剣に考えないのかと思います。ローテの選手を1人増やして、3名と4名でグループ分けすれば、それができるのに。

  6. FIYS より:

    > trefoglinefanさん

    ベンチ入り人数25名を考える。大切な視点ですね。 

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