3-2のままゲームが終わるとは…

ヤクルト3-2阪神

神宮球場での阪神戦、3回終了地点でスコアは3-2でヤクルトが1点のリード。ここからどうのような流れになるのかな?と思っていたのだが、4回以降は両チーム無得点という意外な展開となった。ブキャナンを始めとするヤクルト投手陣がよく粘ってくれた。

先発のブキャナンは2回に4安打、4回に3安打、5回に2安打と合計9本のヒットを許してしまったのだが、失点は2回の梅野、秋山のタイムリーによる2点に留めてみせた。下位の2人にタイムリーを許してしまい、どうなってしまうのか?という状態だったのだが、それでも四死球による無駄なランナーは出さずに6回被安打9ながら2失点で勝ち投手となってみせた。ブキャナンはこれで9勝目である。夏場に入ってから疲れも目立ってきているかな?と感じるのだが、本調子でなくともしっかり試合を作ることが出来ている。先発投手として大切な部分である。昨シーズンはチーム状態の悪さもあり、6勝に留まってしまったのだが、今シーズンはまだまだ勝ち星を重ねてもらいたい。我慢の投球を続けながら徐々に状態が上がって来る事も考えられる。ブキャナンの存在はチームにとって大きいことは間違いない。
そして7回からの継投は梅野ー近藤ー石山と繋いで、1点のリードを守りきってみせた。リリーフ陣にも最大限の賛辞を送りたいゲームとなった。ポイントの1つとしては、7回に梅野を投入し、その梅野がしっかり首脳陣の期待に応えた事が上げられると思う。まだまだ荒削りの印象はあるのだが、威力のあるストレートは魅力的である。このゲームでもボールが暴れる場面が目立ち、僅差のゲームでの起用には怖さを感じるのまた事実なのだが、将来的にはクローザー候補として名乗りを上げてもらいたい人材である。
そして近藤、石山は落ち着いたマウンド捌きでゲームを締めくくってみせた。石山はこれで20セーブ目とのことなのだが、日本人投手のシーズン20セーブはヤクルトでは石井弘寿以来13年ぶりとのことである。カラシティーがクローザーとしては結果を残せなかった中でこの石山がクローザーに定着出来たことは非常に大きい。
梅野、近藤、石山と痺れる場面でしっかり結果を残してくれた。

打線は、秋山相手に初回に先制点を奪えたことが大きかった。坂口ヒットの後、青木の打席でエンドランが決まり、1点を先制するとバレンティンにもタイムリーが飛び出した。その後のチャンスで追加点を奪えなかったのは課題ではあるのだが、速攻での2得点は見事だった。
そして同点に追いつかれた後の3回には山田哲が四球で出塁するとバレンティンにタイムリー2ベースが飛び出した。バレンティンが4番の仕事をするとともに打たずとも存在感を見せ付けてくれる山田哲の偉大さを改めて感じさせてくれた。1番坂口、2番青木、3番山田哲、4番バレンティンの並びがしっかり機能している。

今日のゲームは今シーズンのヤクルトには珍しい展開での勝ちゲームとなった。このまま早い段階でもう一度5割復帰を果たしてもらいたい。

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コメント

  1. k より:

    二桁安打の阪神に一点差で勝てたのは予想外でしたね。それにしてもリーグ最低得点の阪神には打たれ過ぎで、見ていても抑える雰囲気を感じないんですよね、何か原因ありそうなんですよね。
    この試合に関しては打者が向かい風でホームランが出にくい影響がロースコアの展開に繋がったかなと。
    ブキャナンは涼しくなる9月になれば良くなりそうですね。
    それと梅野はリリーフで可能性を感じますかね、真っ直ぐで押せてファウルになるので手元で来てるんでしょうね、スライダーが決め球になれば三振も取れるようになるので変化球の精度が課題ですね。
    あと川端がスタメン外れましたが定期的に休みだと思いますが西浦・谷内・中村の並びでは得点はまず取れないですね(チャンスで連続三振とは悲しい)。特に西浦は右には今までと昨年同様でほぼ打てる気配がないですね、左には強いのでもう少し右投手から打てないと厳しいですね(大引がそろそろ戻ってきそうなので少しは内野の起用に幅が出来て楽になりますかね)
    次は小野ですが毎回ランナー出して一本が出ないので同じような展開なら、また負けそうですね(真っ直ぐがいいのですが4回くらい大戦してるので、そろそろ攻略しないと・・・・)

  2. FIYS より:

    > kさんへ

    近年阪神打線を止められないことが目立ちますよね。何か大きな原因がありそうですよね。ちょっと打たれ過ぎですよね。

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