西浦2発5打点!小川采配も冴える!

ヤクルト9-4阪神

初回に青木のタイムリー2ベース、山田哲の2ラン、西浦の3ランで6点を奪ってゲームの主導権を握った。ブキャナンがピリッとせず、4回までに4点を奪われ、追い上げられたのだが、そのブキャナンを4回で諦め、5回からはリリーフ陣がノーヒットリレーを見せ、快勝して見せた。10勝目が掛かったブキャナンをスパッと諦め、リリーフ陣に託した采配が功を奏した形である。これで3位巨人との差は5.5ゲーム差まで広がった。2位でのCS進出がはっきりと見えてきた。

ブキャナンは前半戦の先発陣の中心であり、勝ち星も重ねていたのだが、夏場以降苦しい投球が続いている。それでも前回の巨人戦で好投し、復調傾向にあるかな?と感じていたのだが、今日は、アンラッキーなタイムリーや自らのエラーも絡んで失点を重ねてしまい、勝ち投手の権利を得る前に降板となってしまった。物凄く調子が悪いという感じでもなかったと思うのだが、1人の打者に対する球数が増えてしまい、終始苦しい投球となってしまった。昨シーズンも奮闘しながら勝ち星が増えなかったのだが、今シーズンも10勝を目前に足踏みが続いている。今日は打線の援護もあったため10勝目を達成しておきたかったのだが、踏ん張り切れなかった。
CSを目指し、負けられない戦いが続く中で小川監督は4回でブキャナンを諦めた。まだリードがあり、球数も85球ということでもう1イニング引っ張っても問題ないかな?という場面ではあったのだが、4回裏の打席で代打を送り、リリーフ陣に託す形を取った。迷う場面ではあったと思うのだが、個人成績よりもチームの勝利を優先するということをはっきりと示した采配だったと思う。その采配は的中し、5回から大下ー梅野ー近藤ー石山と阪神打線をノーヒットに封じ、阪神の勢いを完全に止めてみせた。月、火と2日間試合がなかった事もあり、リリーフ陣をつぎ込みやすいシチュエーションにあったのだが、ブキャナンが4回で降板する中でルーキーの大下が2イニングを無失点に抑える好投を見せてくれた事が大きかった。後半戦に入ってからは投手陣の便利屋的な役割を果たし、存在感を出してきている。理想的な形で梅野ー近藤ー石山を投入する事が出来た。

打線の方は初回の速攻が見事だった。坂口がエラーで出塁すると青木が左中間を破るタイムリー2ベースを放ち、同点に追いつくと山田哲が勝ち越し2ラン、西浦が3ランと2本のホームランが飛び出し、この回だけで6点を奪ってみせた。岩貞というと2016年シーズンの山田哲への死球、今シーズンの青木への頭部死球の印象が強く、色んな意味で少しやりづらい投手と言う印象があるのだが、そんな不安を一掃するような青木のタイムリーと山田哲のホームランとなった。
そして今日はこのところ打撃で大きな活躍のなかった西浦が大爆発してくれた。初回の3ランに続いて4回にもソロホームランを放ち、8回にはダメ押しのタイムリーヒットを放ってみせた。どの場面もゲームのポイントとなる場面だっただけに非常に良い仕事をしてくれた。6番、7番辺りを任せられるようになってから大きな活躍は少なかったのだが、今日は派手に活躍してくれた。先日はルーキー村上がプロ初打席初ホームランを放つなど若手が台頭してくる雰囲気が漂い始めている中でレギュラーショートとして試合出場を重ねている西浦もうかうかしていられない状況である。チーム全体がいい意味で活性化されてきていることを感じるゲームとなった。

にほんブログ村 野球ブログ 東京ヤクルトスワローズへ
にほんブログ村








コメント

  1. sabo より:

    ブキャナンはちょっと制球が悪過ぎたかな。もしかしたら神宮のマウンドば合わないのかもしれません
    実は球場別の成績だとドームでは好投していて野外球場だとかなり悪いというデータになるんです。来週の登板はそこを考えて中5日でナゴヤドームで登板してもらった方が良いかも

    打線はまずさっさと同点にしてくれた青木は大きかったと思います。あれで悪い雰囲気が消えました

    そしてヒーロー西浦ですね。もう言うこと無いくらい完璧な1日でした。中2日をただ休むだけじゃなく振り込んでいたと分かる鋭いスイングが蘇ってましたね。守備も軽快で好プレーがあったし頼れる内野手でした

  2. 井野ファン より:

    西浦のホームランは10本になりましたね。
    山田とバレンティン以外で二桁が出て本当に良かったです。
    リーチがかかってる雄平や青木も続いてもらいたいです。

  3. k より:

    ブキャナンはよくなかったですね、最近は神宮でほとんど勝ててないですし内容も制球乱す場面も多くこれだとCSでの起用も先発3番手くらいになりそうですね(球威は戻ってるのでコントロールですね、特にカットボールの精度が悪いかなと)
    それと西浦は2桁本塁打と50打点は評価していいですよね、7番ショートでこの成績で守備も以前に比べたら動きもよくなってポロリも減ってきたのでレギュラーショートでは及第点てすかね。来期は打率を上げるのと守備範囲ですかね(田中広・坂本・京田に比べてると少し狭いと感じますね)
    試合の方はチームの勢いの差が出た感じですね、巨人と阪神が悪いのですんなり2位でいけそうですね(残り中日とDeNAとの6試合で2勝すれば大丈夫かなと)
    あと村上がスタメンじゃないのを見ると右投手だけみたいですね、岩貞に三振しましたが選球眼は良いですね(左投手からの対応力をもう少しみたいですね)
    次は雨で流れそうなので週末からの9連戦が最後の勝負ですね、特に厄介なのは中日で苦手ナゴヤで打線も好調ですし後ろも固定できはじめてるので1勝出来ればいいですね(広島は既に優勝が決まってると思うので1つは勝てそうかなと)
    ローテは巨人は原・中日はカラシティー・石川・ブキャナン、広島は星・小川・山中、DeNAは原・誰かと予想します(3勝6敗なら上出来ですね)

  4. FIYS より:

    > saboさんへ

    西浦はこれだけの試合に出場できた事をまずは評価したいですね。ナイスバッティングでした。

  5. FIYS より:

    > 井野ファンさんへ

    試合出場を重ねる事が出来たからこその2桁ホームランですよね。ナイスバッティングでした。

  6. FIYS より:

    > kさんへ

    西浦は及第点は与えられますよね。

    村上の起用法は注目していきたいと思います。

タイトルとURLをコピーしました