東京ヤクルトスワローズは30日、主にリリーフとして活躍した山本哲哉投手(33)と松岡健一投手(36)が今季限りで現役を引退すると発表した。
(ベースボールチャンネル引用)
ここ数年の状態からするともしかすると…という思いはあったのだが、松岡、山本というヤクルトのブルペン陣を支えてくれた2人の投手が今シーズン限りでユニフォームを脱ぐ事となった。
松岡はどうでも良い事なのだが、私と同学年の投手である。私が社会に出るのと同じくしてプロ野球の世界に進んだ投手であり、勝手に気にさせてもらっていた選手である。ドラフトで指名(自由枠)された時の印象としては潜在能力が高く、先発として大きく育ってもらいたいと感じていた投手である。実際は先発としては中々芽が出ず、一気に頭角を表したのはリリーフに転向した4年目のシーズンだった。150キロ前後のストレートに空振りを奪えるフォークを武器に相手打線を封じ込み、ヤクルトの勝利の方程式として欠かせない存在となった。その後は怪我もあり、勝利の方程式を担っていた時期のような活躍は見られなかったのだが、長きに渡ってヤクルトのブルペン陣を支えてくれた。
個人的には縦のカーブやカットボールも駆使して先発として育てて見ても面白かったかな?という印象もあるのだが、短いイニングで思いっきり腕を触れるリリーフの方が結果を残せていたので、本人にとってはそのほうが良かったのだろう。プロ14年目で通算490試合登板という記録は立派な記録である。
山本もリリーフとして本当に良く投げてくれた。満足な投球が出来たのは、おそらく2012年シーズン~14年シーズンまでの3年間くらいだと思うのだが、1年目からトミージョン手術受けなければならなかったことを考えるとよく3シーズンに渡って50試合以上登板を重ねてくれたと思う。2012年シーズンはあれよあれと言うまに好投を続け、50試合に登板し、防御率1.21という素晴らしい数字を残してみせた。数字的にはこのシーズンがベストだったのだが、13年シーズン、14年シーズンもリリーフ陣の層が薄い中で本当によくフル回転してくれた。松岡以上に地味な存在ではあるのだが、2010年代中盤にはチームに欠かせない投手となっていた。2度目のトミージョン手術明けは球速が戻らず、苦労している様子が伺えたのだが、最後まで野球にしがみつこうとする姿は悪くなかったと思う。
松岡投手、山本投手本当にありがとうございました。そしてお疲れ様でした。
にほんブログ村
コメント
二人とも球種などは似ていて同じようなタイプのリリーバーだったかなと思いますね、松岡はイム・押本と勝ちパターンを形成したのが印象的ですし、山本哲はチームが下降線を辿る時期に頑張ってた印象ですね。
中継ぎで登板数も増えてケガとかに繋がるのですが中日の浅尾や巨人の山口など活躍した選手が40近くまで中継ぎでやっていくのは至難で短命なんだなと感じますね。
この二人がいなくなりリリーフ二人減ったので梅野・風張が一軍で頑張ってもらうようになるでしょうね。
> kさんへ
リリーフ投手はどうしても短命になりがちですよね。松岡に関しては、そんな中でも長年に渡ってチームのブルペンを支えてくれましたよね。山本も短い期間でしたが、手術を受けながらもよく投げてくれましたよね。
松岡投手、山本投手の引退は正直惜しいです。
特に山本はファンにすごい親切で、私も何回もコミュニケーションとったことも。
とにかく第二の人生が良いものになるように祈っています。
> 井野ファンさんへ
山本投手は、見た目通りの人の良いプロ野球選手なのですね。だとすると尚更残念ですよね。