ヤクルト1-4DeNA
最終戦の先発投手に指名された館山がどんなピッチングを見せるのか注目していたのだが、これまで同様の投球内容に終始してしまった。今日の先発登板にどういった意図があったか分からないのだが、このままでは厳しいと言わざるを得ない投球内容である。試合の方も館山の4失点を打線がカバーする事が出来ず、最終戦を白星で飾ることは出来なかった。それでも昨シーズンの45勝96敗2引き分けという数字から75勝66敗2引き分けという数字にV字回復してみせた。どんなチーム状態でも応援する事に変わりはないのだが、シーズン前はこのような数字を残せるなんて中々想像出来なかったため驚いている。小川監督をはじめとする首脳陣を中心によくここまでチームを立て直したと思う。
今日のゲームに関しては、館山だろう。最後の最後で勝ち星を付けるべく先発のマウンドに上がったのだが、ここ3年間の投球内容と変わりのないピッチングに終始してしまった。ストレートの威力も落ちてきており、右肩、右肘の状態が劇的に変化しない限り、これ以上の投球を期待するのは酷だと感じる内容であった。思うように自分のボールを操る事が出来なくなっており、カウントを悪くしたり、四死球を与える中で苦し紛れに投じた甘いボールを打ちこまれてしまう状況である。
これまでの功績、度重なる怪我を乗り越えてきた実績があるため、館山に関しては去就含め、何も言わずに見守るつもりではあるのだが、これ以上投球内容が良くならないのであれば、いよいよ身を引かなければならない時期が近付いてきているのかもしれない。おそらく来シーズンに全てを賭ける事になりそうである。
リリーフ陣はカラシティー、ハフ、星、近藤、風張と繋いでみせた。カラシティーと星が調整的に登板できた事、ハフが非常に内容の良い投球を披露してくれた事が印象に残った。昨日の梅野の乱調もあったため、CSでどのような継投を見せるのか興味深いところである。
打線に関しては、青木を欠く中で戦う事を想定した方が良いと思うのだが、どういったオーダーがベターなのか試行錯誤が続いたままCSに突入する事になりそうである。もちろん青木が戻ってきてくれればそれがベストではあるのだが、かなり厳しい状況にある事が予想される。坂口、山田哲、バレンティン、雄平という並びはあくまでも消化試合用のオーダーであり、CSでは3番山田哲、4番バレンティン、5番雄平の形は崩さないのではないか?と思っていたのだが、もしかすると青木の代役となる2番打者を配置するのではなく、新たな並びで勝負をかける事もあり得そうである。13日の先発オーダーは要注目である。
今シーズンは昨シーズンと違い、最後の最後までシーズンを楽しむ事が出来、CS進出というおまけまで付いてきた。昨シーズンのことを思えば貯金9での2位という成績は素晴らしいと感じる。74試合に登板し、最優秀中継ぎのタイトルを確定させている近藤、クローザーとしてチームを支えた石山、打点王を獲得したバレンティン、3度目のトリプルスリーを達成した山田哲と個人成績でも素晴らしい数字を残す選手が続出した。山あり谷ありの非常に面白いシーズンとなった。
CSに関しては、巨人には菅野がいるため、1stステージも簡単には突破出来ないと感じているし、ファイナルステージとなれば、今シーズン広島には大きく負け越しているため、それ以上に厳しいゲームになる事が予想される。それでもCSを楽しめるということはファンにとっては幸せなことである。選手、首脳陣は当然日本一に向けて戦っていかなければならないのだが、私は1ファンとして勝っても負けても全力で戦う姿を応援したいと思っている。今シーズンは下馬評の低い中本当に心躍るようなゲームを何度も見させてもらい感謝の気持ちでいっぱいである。CSは単純に楽しめそうである。
今シーズンも何とか143試合更新する事が出来ました。シーズン前は今年は流石に143試合更新は難しいかな?と感じていたのですが、ヤクルトスワローズの頑張りもあって、最後まで完走する事が出来ました。まだCS、勝ち進めば日本シリーズが残っているので、何とかそこまでは更新を続けたいと思っています。こんなブログですが、多くの方に読んで頂き本当に感謝しています。今シーズンもありがとうございました。
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コメント
まだCSがある喜びを感じます。まだ試合がある。ここまで勝ち上がれるとは去年には想像もつかなかったところです。CSファースト、CSファイナルと勝ち上がって最後まで試合が出来るチームになってもらいたいものです
打順は2番山田に詰めるのがほぼ確定なんじゃないかと思います
川端の調子が上がれば2番川端もあったでしょうが、、、
巨人はメルセデスも菅野も今日登板しましたね
CSファーストの先発ローテは菅野を中3日でくるでしょうか?そこに菅野から得点できるチャンスが出来ることもあるのでは?と期待します
まず館山に関しては同感です、来年は引退を意識しながらの現役になりそうですね。コントロール・球威・スタミナともに落ちてますし以前はフォークが決め球でしたが、それも決まらないでは厳しいですね(あとはロングの中継ぎか敗戦処理くらいしか起用方法が見つからないですね)
気になるのは川端、青木の代役は経験・実績ともに2番川端を期待しましたが、この
内容ではフェニックスリーグで相当調整しないと無理ですね(CSスタメンはなしでお願いしたいですね)
良かったのはハフで涼しくなって球威キレも序盤の頃にもどってきてるのでCSでは7回を任せられそうですね(あと風張も球速が147くらい出て変化球が生きてたので厳しい場面でも行けそうですね)
CSは相手が巨人になりましたが青木不在になって得点力が落ちてるので厳しい戦いになりそうですね(青木がいたら巨人がよかったかなと)
青木の代役はいないのでCSのポイントは投手陣が全て三点以内に抑えないと勝ちは見えてこないと見てますね(巨人が勝って借金チームが日本シリーズに出るとCS制度自体に問題が出てきそうなので巨人が空気を読みそうな感じがしますかね)
最後に今年も全試合ご苦労様でした、昨年は毎日同じような負け方で記事の内容も書くことがないほどペンが進まなかったように感じましたが、今年は2位になって少しは記事も前向きに書けているのかなと思ってました。まだCSそしてドラフトとあり楽しみにしております、特にドラフトは毎年Fiysさんの見識は参考になります。
1年お疲れさまでした。
二位でシーズンを終えるなんて去年の今ごろからは考えられない事でしたが、とても楽しいシーズンになりました。
個人的には近藤にMVPをあげたいです。
今シーズンもお疲れさまでした。試合の翌日に楽しませていただきました。
お忙しい中、連日更新お疲れ様でした。
貯金も2位も望外の結果でした。
やはり、別人のような青木の働きが一番大きかったと思いますね。
> saboさんへ
報道では初戦今村、2戦目菅野となっていますね。何とか打ち崩してもらいたいですよね。
> kさんへ
私も2番川端が一番納まりが良いのでは?と感じていたのですが、その川端自身の状態が上がりませんね。小川監督はどういったオーダーを組みますかね?
投手陣の奮起は欠かせませんよね。
> 浦添パンダさんへ
お久しぶりです。近藤は70試合以上投げてくれましたからね。当然ヤクルト内で決めるMVPというものがあれば候補者の1人にはなるでしょうね。
> パインさんへ
青木は素人目に見てもメジャーに渡る前とは雰囲気が変わったな。と感じさせてくれました。