寺原隼人を獲得

ヤクルトがソフトバンクを自由契約となった寺原隼人投手（３５）との契約について合意に至ったことを発表した。

プロ１７年目だった今季の寺原は２１試合に登板し、防御率２・３９の成績を残したが、今月上旬にソフトバンクから戦力外通告を受けていた。

ヤクルトはチームは最下位から２位に浮上したが、防御率は４・１３と課題を残していた。さらなる躍進を見据える来季、経験豊富な中継ぎとして期待がかかる。伊東昭光編成部長は「十分戦力になる。短いイニングなら１５０キロを投げられる。リリーフとして考えているが、（起用法は）現場にゆだねる」と話した。

寺原は０２年にドラフト１巡目でダイエー（現ソフトバンク）に入団。０７年から横浜（現ＤｅＮＡ）、オリックスを経て１３年にソフトバンクに復帰。通算２９９試合に登板、７１勝８０敗２３セーブ、防御率３・８５。
（スポニチアネックス引用）

数日前から報道はなされていたのだが、昨日正式に契約に至ったとの報道があった。戦力外の投手を補充的に獲得する事はこれまでもあったのだが、寺原に関しては、過去の実績もあり、今シーズンの成績を見てもまだある程度の数字を残してくれている。それだけに近年戦力外から獲得して来た投手よりも期待値は高くなる。
伊東編成部長のコメントにもあるように、チーム事情を考えるとリリーフ陣を支える役割を担ってもらえればありがたいと感じるのだが、元々先発も出来るタイプだけにチーム事情によっては先発やロングリリーフも含めた便利屋的な起用も考えられるかもしれない。
高校時代から150キロを超える速球が注目されてきた寺原なのだが、左肩の開きが早く、球速表示の割に打者に反応されてしまい、持っている能力から考えると中途半端な数字に留まっているという事も言えるのかもしれないが、年齢を重ねるとともに本人なりに工夫をしながら投げられるようになってきていると感じる。正直これまで寺原に対して「怖い投手だな。相手にしづらい投手だな。」と感じたことはないのだが、リリーフとして少しでも他の投手の負担を軽減するような投球をしてくれるのではないか？という期待もある。
どちらにしてもタイトな起用法になる事が予想されるのだが、オリックスからトレードされてきた以降覚悟を決めたように投げまくっている近藤のようにもう一花咲かせる事が出来るだろうか？40試合～50試合登板してくれればチームとしても万々歳と言えるのではないだろうか？

ドラフトでリリーフで期待できる即戦力投手（特に右腕）の獲得に至らなかったことも寺原獲得の追い風になっただろうか？新天地で輝くことを期待している。

P．S　ソフトバンクと言えば五十嵐も戦力外となっていたため、獲得するのであれば五十嵐なのかな？と何となく思っていたのだが、ヤクルトが選択したのは寺原でしたね。今シーズンの投球内容と年齢などを比較した中で五十嵐よりも寺原ということになったと思うのですが、冷静に力関係を見極めての獲得という印象があるので悪くない補強になったかと思います。
もちろん個人的には五十嵐に帰ってきてもらいたい気持ちもありましたが…


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